【感想・ネタバレ】現代思想としての環境問題 脳と遺伝子の共生のレビュー

あらすじ

環境問題はいまや世界的関心事であり、政治・経済・文化(倫理)・科学等の次元から論じられるが、〈自然対人間〉という二項対立を越える議論は数少ない。本書は「環境と人間は生物の進化の織りなすDNAメタ・ネットワークとして一体化する」という立場から、環境問題とは情報の肥大化した文化によって人間が危機に立っていることを意味するとして、コンピュータに希望を見る。生命をめぐる現代思想を軽快に駆け抜けて展開する論考。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
環境問題はいまや世界的関心事であり、政治・経済・文化(倫理)、科学等の次元から論じられるが、〈自然対人間〉という二項対立を越える議論は数少ない。
本書は「環境と人間は生物の進化の織りなすDNAメタ・ネットワークとして一体化する」という立場から、環境問題とは情報の肥大化した文化によって人間が危機に立っていることを意味するとして、コンピュータに希望を見る。
生命をめぐる現代思想を軽快に駆け抜けて展開する論考。

[ 目次 ]
第1章 見取図(現状;思想的背景)
第2章 環境(環境問題複合体における環境、あるいは人間にとっての環境;生態学の環境、あるいは人間を含んだ環境;進化論の環境、あるいは人間に織り込まれた環境)
第3章 エコロジー(二つのエコロジー;エコロジーと環境問題;さらばガイア)
第4章 人間(さまざまな環境世界;霊長類の環境;環境の誕生)
第5章 DNAと文化(DNAメタ・ネットワーク;分化の生物学;人間の文化)
第6章 コンピュータ(コンピュータと環境の三角形;コンピュータと生命)

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2011年03月30日

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