【感想・ネタバレ】在中日本人108人のそれでも私たちが中国に住む理由のレビュー

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Posted by ブクログ 2013年11月26日

想像していたとおり、現場の日本人の中国人に対する印象は共通して、我々日本にいるものと次の点で相当違っていた。
・2012年9月のデモは日本で報道されているほど現地日本人が危険を感じる規模と感情的なものではなかった。
・中国人は政府の動きに懐疑的で、付き合いがあれば、国家間と個人間の話はべつものと考え...続きを読むている。
・現地日本人は、日本で報道されているほど中国人の性格や品格に問題を感じていない。むしろ、礼には礼を返す点など日本人が見習うべきと思うひともいる。
・日本人の発想が行動規範として正しいと思って接すると摩擦を生じ事が進まない。どちらが正しいとはいえず、相手の考え方に合わせようとする気持ちが必要。
・1980年以降の一人っ子政策の若者は思考範囲が狭く日本人を受け入れづらい傾向がある。ただし、世代によらず謙日思考の人の多くが、訪日経験や日本人との付き合いが一切ない人。
・大学など高等教育を受けた都会生活者の思考はしっかりしていて仕事もよくこなす。日系でデモの被害を受けた企業の中国人従業員もその復旧作業に全面的に協力してくれた。
・2005年、2010年にもデモが発生したが、それらではその後の活動に日本人であることの影響はほとんどなかった。しかし、今回2012年9月直後に予定されていたイベントの多くは中止になり、それ以降も業種によって「日本人だから」という理由で発注が減ったまま、現在に至っているものもある。一方で影響が1週間程度など極一部だった飲食店などもある。

以上が本書のメインなのだが、それより僕としては、各自の仕事の経緯や内容が多岐に渡っていて、それぞれ面白く、各々が自分自身で道を開いて現在の地位を得ていることに感動した。大半の人が多くの困難に負けずに、毎日を前向きに活発に活動されてきたことがわかる。
内向きに、いい環境で仕事ができることを望んでいる国内の日本人との温度差を感じた。

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Posted by ブクログ 2014年01月03日

デモの頃はあまり日本の報道を見ずに、意識的に中国在住者の発信を見ていたので、その点で私にとっては目新しい内容でもなかったのだが、むしろこの本で興味をひかれたのはこの108人のバックグラウンドそれ自体だった
とても素敵な生き方をなされている方が何人もいらっしゃって、それがとても胸をうつ内容だった

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Posted by ブクログ 2013年12月28日

昨年の反日のちきに中国に住んでいた日本人の記録である。メディアが大げさに書きすぎているということが明らかであった。

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Posted by ブクログ 2013年11月26日

中国で工場を持って沢山の中国人を雇っている私にとって、目頭が熱くなる一冊でした。果たして一般人の中国人と日本人はチャンと付き合って話をした人がどれくらいいるのでしょう?何事も現地現認で判断をすることが必要です。ぜひ読んでみてください。

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Posted by ブクログ 2014年11月02日

実際に中国で暮らす人の声。
あの反日でもも経験されている人も。報道とは違う面も見れる。
政治とは切り離して考えなければならない部分も多い。

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Posted by ブクログ 2014年08月17日

うち自身、このデモ騒動で移住が一度取りやめになりました
約半年後に結局住みはじめ、肩身の狭い思いをしたことも、タクシーのおっちゃんに持論を振りかざされたこともありました
もちろん日本人ってわかったから逆に興味を持ってたくさん話しかけてもらえたこと、親切にしてもらったこともあります

ここに寄稿してい...続きを読むるみなさんの体験・感じ方がばらばら
であるように
日本人も中国人もどちらも感情のある人間であって
すべて通り一遍ではいかないのが実情で
じゃあそこからどうやっていくのか?
相対するのが人間だから、相手が自分を嫌いになるのも好きになるのも、自分がどう接するか
これに尽きると思います

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Posted by ブクログ 2014年03月27日

 108人の日本人が中国でどう考え、どう暮らしているのかをそれぞれに証言した一冊。特に尖閣国有化後の反日デモが起こったとき、どうだったかが体験的にいろいろ語られている。おおぜいが出できて、いろんなことを言うというたぐいの本はあまり好きでなかったけど、これは読ませるな。隣国なのに、これほどの情報ギャッ...続きを読むプがある。日本人って、北京のことより、パリのことのほうがよく知っているかもね。
 いろんな日本人もいれば中国人もいるという普通のことが描かれた一冊なわけだが、こういうものを改めて読んで面白いと思えるというのも、まったくもって両国の間は遠い。もっと頻繁に行き来すれば変わってくると思うのだけど。といっても、私も十年来、中国は行ってなかったっけ。

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Posted by ブクログ 2014年01月23日

中国に行っていたくなる本。
テレビやネットの話だけでは本当の情報は得られないよなって改めて実感。
でも、大体パターンが一緒なんでちょっと最後の方は飽きた

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