【感想・ネタバレ】雇われ探偵のレビュー

あらすじ

〃俺〃のモットーは「くだらぬモラルよりも、目の前の現ナマと女」。荒っぽい仕事はお手のものだ。相棒は、女にめっぽう強い高木と美貌の秘書・千津子。今日も愛車の改造ルノーを駆(か)り、モーゼルHscをぶっぱなす! 息もつかせぬ展開に、キレの良いセリフ──無頼の私立探偵・津島(つしま)のダーティー・ヒーローぶりが光る連作11編!

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Posted by ブクログ

大藪春彦の連作ミステリ短篇集『雇われ探偵』を読みました。
大藪春彦の作品を読むのは初めて……久しぶりの国内ハードボイルド作品ですね。

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“俺”のモットーは「くだらぬモラルよりも、目の前の現ナマと女」。
荒っぽい仕事はお手のものだ。相棒は、女にめっぽう強い高木と美貌の秘書・千津子。
今日も愛車の改造ルノーを駆り、モーゼルHscをぶっぱなす! 
息もつかせぬ展開に、キレの良いセリフ―無頼の私立探偵津島のダーティー・ヒーローぶりが光る! 
大藪ワールドが炸裂する連作11編!
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1965年(昭和40年)に刊行された作品です。

 ■雇われ探偵
 ■女の影
 ■死の匂い
 ■危険な契約
 ■裏切りの街
 ■血の証拠
 ■女と銃
 ■黒い契約書
 ■死者の依頼
 ■裏社会の掟
 ■最後の報酬
 ■解説 北上次郎

私立探偵・津島が、「雇われ探偵」として依頼を受け、さまざまな事件に関わるエピソードを連作形式で描いた作品……1話ごとに独立した趣向の異なる事件が展開し、ポルシェのエンジンを搭載した愛車の改造ルノーを駆り、モーゼルHScをぶっぱなして窮地を脱っするという、ぶっ飛んだ存在である津島のキャラクター像が色濃く描かれていることが特徴でしたね、、、

スピード感のあるハードボイルド作品だったし、津島のキャラクター像も好みだったので愉しく読めました……謎解きやストーリーよりも、キャラクターの魅力とアクションを愉しむ感じの作品でしたね。

シリーズとして、もっともっと描いてもらっても良かったんじゃなかな……と思いましたが、どうやらこの一冊だけしか描かれていないようですね。

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2025年12月05日

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