あらすじ
豊かな森林に覆われていた北部をニュータウンとして開発し、真新しい一軒家が立ち並びはじめた葦根町。見たところ平穏そのものの地方都市ではしかし、密やかな異変が進行しつつあった。昼なのにカーテンを閉め切った家々、うつろな笑みを浮かべる玄関先の隣人、キッチンに撒き散らされた食肉の空きパック──「最近この町は、何かがおかしい」。少数派の住民たちの心中をかすめた疑いの念が確信となるとき、日常世界は地獄へと一変する。実力派作家が驚愕の趣向を凝らした、不穏と戦慄のホラー・エンターテインメント。創元推理文庫オリジナル。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
普段小説を読まない私でもスラスラと読むことができよかった。町の住民の様子が徐々におかしくなっていく描写がホラー好きな私に刺さり、面白かった。
エピローグの終わり方も不穏でよかった。
Posted by ブクログ
エピローグまで含めると、そういうことか!と良い感じに不穏な繋がりが見えてきて良いんだけど、何せ長かったかな……。振り返ると、何がそんなに長いのか実感出来なくて、主要人物の背景描写が細か過ぎるのかと思ったりする。基本的にはモンスターパニックで、化け物が増殖していく場面や、最後の場面での化け物の姿などはとても不気味、作者ならではのグロ描写もお馴染みで楽しめた。モンスターか、人物描写か、どこかに振り切ってくれた方がもう少し入り易かったかも。