【感想・ネタバレ】正義の教室 善く生きるための哲学入門のレビュー

あらすじ

30人の幼児と自分の娘、どちらを助ける? 人類誕生から続く「正義」を巡る論争の決着とは。生徒会を舞台に自由・平等・宗教と異なる正義をもつ女子高生のかけ合いから、その正体があぶり出される!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

正義の判断基準は3種類しかない。
①平等の正義:功利主義。最大多数の最大幸福。ベンサム。快楽計算。↔︎不平等
「全員の幸福度を計算し、その合計値が一番大きくなる行動をしなさい」
→問題点1:そもそも幸福度は計算できるのか
→問題点2:快楽が本当に幸福だと言えるのか
→問題点3:パターナリズム(独善的なおせっかい主義)

②自由の正義:自由主義。弱い自由主義(自由主義のふりをした功利主義)と強い自由主義(自由>幸福)。愚行権。↔︎不自由
「個人の自由を守る行動をしなさい」
→問題点1:格差の拡大と弱者の排除
→問題点2:自己責任、個人主義の横行によるモラルの低下
→問題点3:当人同士の合意による非道徳的行為の増加

③宗教の正義:直観主義。枠の外側。イデア論。ソクラテスとニーチェ。↔︎反宗教
「良心に従って道徳的な行動をしなさい」
→問題点:人間は正義を直感なんてできない。人間に完全な正義がわかるわけがない。

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2026年05月12日

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