【感想・ネタバレ】滅びの前のシャングリラのレビュー

あらすじ

1ヵ月後、小惑星が地球に衝突する。人類へ突き付けられた地球滅亡の報せは瞬く間に世の中を荒廃させた。いじめられっ子の友樹、自暴自棄なヤクザの信士、恋人から逃げた静香。生きることに不自由だった彼らは手を取りあい、過去を見つめ、未来を見ようとした。終わりが近づく世界で紡がれる希望の物語。

世界が終わる。ようやく僕らは自分らしく生きている。
たとえ明日世界が滅びるとしても、わたしは今日リンゴの木を植える。
“最後の日々”で出会った、この世界よりも確かなもの――。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

それぞれの生きづらさを抱えていた登場人物たちが、人類滅亡を迎えることになった世界で、交わり小さな奇跡を起こす物語。

「あのままの世界だったら長生きできたかもしれないけど、こんな気持ちは知らないまま死んでたかも」

どんなに苦しくて辛くても、世界の前提条件や構造がちょっと変われば、或いは見方を変えれば、そこには幸せや希望があるかもしれない。たまたま通りすがった人たちそれぞれが、それまでの人生の出来事を抱えながら生きている。親として子の人生の重荷をどこまで背負えるのか。人類滅亡という大きな主題を通じて、こういう気づきを得たように思う。

最後を笑顔で迎えることができた彼らは、きっと最後の最後は、生きていた世界が辛い・そこから逃げられるから、笑ったのではない。

0
2026年06月13日

Posted by ブクログ

人は人生の終わりを目の前に突きつけられたらどうするんだろう、、私はどうするだろうと想像しながら読みました。凪良ゆうさんの心の描写をする文体が大好き。

0
2026年06月07日

Posted by ブクログ

 江那くんの藤森さんへの心情が細やかに描写されていて、グッと来た。この2人は生まれ変わった後でも絶対に一緒にいてほしい。
 登場人物全員の考えや思いが事細かに主観的に描写されて、最後まで飽きることなくあっという間の400ページだった。もう世界が破滅する未来が見えてても、現実世界で人間はここまで希望を見出せるものなのか、、、。

0
2026年06月07日

Posted by ブクログ

発売日に買いに行きました!
昨日から一気に読んでしまいました。
過去のトラウマや家族のしがらみも、新しい楽しい記憶と共に忘れることはできない。
それでも最後の1日まで精一杯生きていきたい!

0
2026年05月24日

Posted by ブクログ

ずっと読みたいと思いつつ読む機会が訪れなくて、遂に講談社さんから文庫本として発売されると知り購入を決めた一冊でした。
凪良ゆうさんの紡ぐ優しく力強い言葉やお話に魅了されっぱなしでずっとその世界観に浸っていたいと思ったほどでした。

0
2026年05月21日

Posted by ブクログ

救いがないのにエネルギッシュな結末。
追い込まれた人間はどのように生きるのだろう

人はなんのために生きるのか?
そんな大きなこと今の私にはわからない

でもね、100%ありえないことではないから
時々考えておきたい
最期にやりたいこと、
最期に会いたい人、
最期に聴きたい歌、
最期に食べたいもの、
最期に読みたい本だって、フレーズだったっていい
そうしたら
目標という希望があったら
最期まで人間らしく生きられるかもしれない

自分のためじゃなくても
周りにいる大切な人のためにでも
夫婦、家族、恋人、ファン…
そのつながりが勇気をくれる。
そして、自分から逃げず、自分らしく生きられるのかもしれない。

0
2026年06月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

普段の生活だと、素直になれない心のうちを、世界の終焉の元で、さらけ出していく。

世界の終わりをどう感じるかは人それぞれで、心のうちを行動に起こす難しさを感じた。

0
2026年06月07日

Posted by ブクログ


結構残酷というか、現実世界ではありえない(ありえないと思ってるだけかもだけど)話だけど
まっすぐな文章と登場人物たちのおかげで明るい希望の話に感じられた
漠然とした恐怖の中でもそれぞれの解釈や希望や、
いろいろあるよなあと思った。
私は多分自分は生き残れるんじゃない?!とか思っちゃうタイプ、みんなと一斉に死んだ方が怖くなさそうだけどね

0
2026年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1ヶ月後に人類が滅びると宣言された世界のお話。

私だったら、1ヶ月何をするんだろう、誰と最期を迎えたいんだろう、と考えるきっかけにもなった。

登場人物たちは、それぞれ個性を持っていて、でも共通している点は、過去も今も全てを抱えて生きているということ。それが最後の瞬間まで途絶えなかったことが素晴らしいなと思ったし、私も最後を迎えるときにそう思えるような人生にしたいと思った。

友樹と雪絵ちゃんの恋物語が、、、、みたいです、、、、、、ほんとに苦しい、、、

登場人物たちが全員あと1ヶ月です、って言われたあとの方が心が満たされていったこと、それと反比例してどんどん世界が終わりに近づいていくという対比が苦しくて、終わらないで、助かって欲しいと願わずにはいられなかった。

今、何事もなく平和に暮らせているけど、心は満たされていない部分が多い、あと1ヶ月だと言われたら私はまず何をする?誰と会いたい?それを考えながら日々歩めたら、ずっとそんなことを考えてたら苦しいし、しんどいだろうから、たまにこの本を思い出した時でもいから思えた時にこの本を読んだことに意味を見いだせる気がする。。。

0
2026年06月01日

Posted by ブクログ

期日が定められた平等な死は、ある者には絶望で、またある者には希望で。
自分を自分たらしめるものはなんなのか、なんのために生きているのか、自分を強く持つことの難しさに触れました。
読んでいて強く思ったのは、被害を受けたからと言って、加害していい理由にはならないということです。
それは平常時でも、狂った世の中だとしても。

イスパハンが個人的にはグッときました。
片足だけの世界。
遠いと愛せるけど、近過ぎると嫌いになること。
逆もまた然り。
生きるって難しい!

0
2026年05月27日

Posted by ブクログ

痛ましい情景描写が多く描かれているにも関わらず、登場人物たちのどこか飄々とした空気感や、ユーモアを交えた語り口によって、不思議と重苦しさを感じずに読むことができました。
滅びへ向かう世界の中にも確かな温かさがあって、読み終えた後には優しい余韻が残る一冊でした。

0
2026年05月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

内容としては、とても読みやすく引き込まれました。面白かったと思います。
ただなんとなく、綺麗だった。綺麗すぎた結末が個人的には白けたので星3。
「繋がり」や「居場所」、それらをもとになんのためにどう生きるのか。みたいなものがテーマなのかな?と個人的には思いました。
カオスな状態における人間の心理描写はとても興味深く、自分だったらどう思うかな?何を考えるかな?って妄想して楽しみました。

0
2026年06月10日

Posted by ブクログ

凪良ゆうさんの小説初めて読んだ。
シリアスを少し足してユーモアを少し少なめにした伊坂幸太郎みたいな感じがした。
器用な感じ。
とても読みやすく、読み進めやすかった。
でも心を持っていかれるような展開はなかった。

凪良さん関係なく、この手の世界が終わる系の話を読むと、本当に隕石落ちて来なかったらどうするんだろ?と思ったりする。
この報道が現実で起きたとき、この小説で書かれているほどに世界は荒廃するかどうか?私は意外としないのではないかというほうに賭けている。

人間は弱いので、一縷でもいちぱーでもなんでもとにかくどんなに低い確率でも生き残る可能性があったら、そこにすがってしまうのではないか。
恐怖を感じながらもいつも通りの暮らしを続ける人が一定程度いて、インフラや食事にも大きくは不自由しないのではないかと予想、というか期待している。

0
2026年06月02日

Posted by ブクログ

人類滅亡までの限られた時間を描いた物語だが、単なる終末小説ではなく、「生きるとは何か」を問いかける作品。

信士が友樹の父親だったことが明らかになり、親子のつながりや後悔について考えさせられた。また、静香の「自分のことなのにわからないことが多い」という言葉には共感する部分がある。

世界の終わりを前にした登場人物たちを通して、「生きているとは何なのか」「人は何を求めて生きるのか」という問いが強く心に残る。

読後感は希望よりも切なさが大きかった。しかし、その切なさの中に人とのつながりの大切さも感じられる作品。

0
2026年06月02日

Posted by ブクログ

面白かった。
が、現実に遠い設定だったからか、あまり共感できなかったので3つ。
一気に読み続けたくなるのはさすが凪良さん

0
2026年05月30日

「小説」ランキング