あらすじ
ネットの性格診断の結果にがっかりしたら、どうする?
近年、若者を中心に性格診断が流行していますが、診断結果が理想と異なると、「こんな性格になりたい」「自分を変えたい」と願うようになる人は少なくありません。
本書は、性格研究の専門家である著者が「実際のところ、性格は変えることは可能なのか?」という疑問に対して、様々な研究結果からアプローチ。
進学、就職、結婚などのライフイベントによる影響や、性格を変えるための実験結果を紹介。
中には一般的にイメージされるものとは異なる研究結果も示されています。
会社や学校など、何かにつけて自己分析を求められて思い悩む方は原点に立ち戻ることができ、逆に他人を評価する立場の方は新たな気付きを得られる一冊です。
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Posted by ブクログ
私たちはなぜ性格を「タイプで分ける」のか?
流行するMBTI診断。
私たちは、複雑な人間を理解するために、しばしば性格をタイプで分けて捉えようとする。
その方が簡単で、限られた情報の中でも相手を理解した気になれるからだ。
しかし、タイプ分けによる固定的な見方は、その人の本来の豊かさを見失う。
ライフイベントは性格を変えるか?
ライフイベントは、性格を変えてくれる魔法のような存在ではない。
実際に人を変えるのは、その後の日々の選択や行動、積み重ねである。
あなたの性格は変えるべきか?
組織はしばしば、成果を出しやすい「理想の人物像」を掲げ、そこへ人を近づけようとする。
しかしそれは、理想像に当てはまらない人を「変えるべき対象」とみなす危険を孕む。
本当に問うべきなのは、人を理想像へ矯正することではなく、その人が持つ性質のままで力を発揮できる環境をどう整えるかということではないか。
豊かな社会とは、皆が同じ性格を目指す社会だろうか。異なる気質や個性が、それぞれの形で活かされる社会なのだと思う。
Posted by ブクログ
性格はライフステージの影響や意識により、変わったりする。
自分や他者がどんな性格かを知るために、血液型や星座、最近はMBTIなどが使われたりする。そんな状況で、人は性格を変えることはできるのかを本書は様々な視点から見ていく。
一般に言われる就学、就職、結婚などの要素は、性格に関わる要素に影響を与える可能性あること、また自分の意識によっても変わる可能性があるというのは、ある種納得感持って受け止められた。
可能性があるというのがミソで、絶対そうならないというのは興味深い。 研究をベースに、決して断定せずに進めてくれる辺りは、とても丁寧に感じた。