【感想・ネタバレ】シナ海域 蜃気楼王国の興亡のレビュー

あらすじ

14世紀のモンゴル帝国解体後から、東アジアに近世の国家体制が誕生する17世紀までのシナ海域に、生まれては消えた「海上王国」の歴史。日本でも中国でもない、この「蜃気楼王国」に生きた人々――「日本国王」足利義満、鄭和の南海遠征、王直と倭寇、キリシタン小西行長と朝鮮出兵などをめぐる史料を分析し、海上政権との抗争のなかから、近代につながる近世の「陸の国家」が生まれてくる過程を追う。海からみた新しい世界史。

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Posted by ブクログ

おおよそ元末から清初の時期にかけて、本文中にて蜃気楼に例えられるシナ海域上に展開した勢力の興亡を、主要な人物の列伝という形式で描く内容。海上勢力を中心とした視座からの近世東アジア成立過程が興味深い。

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2022年08月31日

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