【感想・ネタバレ】ロウソクの科学のレビュー

あらすじ

小さな炎から物理・化学の本質へ
決定版新訳

電磁気学の創始者が、少年少女向けに語った科学史に残る連続授業。ロウソクの小さな炎から物理・化学の基本原理を鮮やかに解き明かしてゆく。新訳。

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電灯もマイクもない19世紀、英国王立研究所の大講堂で700名前後の少年少女に向けてファラデーが行った実験授業6回分の速記録。ロウソクの燃焼という身近な出来事を素材に、炎のつくりや空気の役割、生じる水と炭酸ガスの確認、燃焼と呼吸の対比まで、自然現象の意味をじっくりと説く。厳密さを保ちつつ、初心の子どもたちに本質をわかりやすく教える姿勢は、少年の心を忘れない大科学者ファラデーの面目躍如。臨場感あふれる語り口で、科学の心を読者に伝える決定版新訳。

【目次】
訳者まえがき

原著序文

第1話 炎の顔つき
第2話 「燃える」と「輝く」
第3話 火がつくる水
第4話 水を生む二つの元素
第5話 空気・窒素・炭酸ガス
第6話 ロウソクと生命

ファラデー略年譜
原著の邦訳/伝記・解説書
訳者あとがき

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Posted by ブクログ

ロウソクの科学を初めて読んだのは、45年余り前の高校一年生の時。夏休みの読書感想文を書くために選んだ。
岩波文庫のものだった。
選んだ理由は「薄い」こと。100ページ余り。夏休み最後の日に、1日でも読めそうなこと。あと、科学題材であり、複雑な心理描写などが無いだろう、ということからだったと思う。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ファラデー先生の語る、科学の第一歩。

有名な『ロウソクの科学』であり、今までもたくさんの翻訳が出ている。今回の訳のポイントは講義の速記を即出版したことで発生したと思われる記述の整理、そして中高生世代を対象としていた講義としての口調で記すこと。

恥ずかしながら初めて手に取ったので他の翻訳との違いなどはわからないが、ロウソクが燃えるのを見つめて、そこから燃焼、水素、酸素、窒素、二酸化炭素などを観察していく実験が、さながらそこで行われているような気持ちで読めた。原著の時代は、まだ化学結合の起き方もわからず、電子の存在も見つかっていない時代だそうだが、そのおかげか、説明されるひとつひとつに、化学式もイオンも知らない小学生のように、何かすごい世界の秘密に触れたように感じていたのと近い気持ちになった。確かにこの本を読んで科学に目覚めたというノーベル賞受賞者がいるのもわかる。科学で世界を解き明かしていくロマンを感じた。

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2026年05月09日

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