あらすじ
青森県F高校の男女七人の同窓生は、上野発の寝台特急「ゆうづる7号」で、卒業後七年ぶりに郷里に向かおうとしていた。しかし、上野駅構内で第一の殺人。その後、次々に仲間が殺されていく――。上野駅で偶然、事件に遭遇した亀井刑事は、十津川警部とともに捜査を開始した。累計一六〇万部の栄光! 第34回日本推理作家協会賞に輝く、愛と郷愁の国民的ミステリー!
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Posted by ブクログ
他の人の感想を読むと皆さん辛口だけど、私はとてもとてもおもしろかった。
冒頭の山手線のシーンを読んでいる時、ちょうど上野に向かって山手線に乗っており、「今も昔も変わらないんだな」と笑ってしまった。
そして着いた上野では秋田産直市をやっていて、東北の匂いだった。
そしてポンポン死んでいく。
いやいや、ちょっと警察どうにかならんの?って思うくらいにポンポンと。
確かにゆうづる5号と7号の違いは、なぜそんな大事なことを時刻表で確認しないのかとは思ったけれど、それでもやっぱりおもしろい。
そして動機。
実際こんなもんだよね。
悪い意味では決してなく、実際の殺人とかでも「え?そんな事で?」っていうのありそうだし。
プライドの高い人がからかわれたと感じた時の怖さは想像以上だよね。
Posted by ブクログ
日本推理作家協会賞受賞作品
「そして誰もいなくなった」と同様、
集まった人が一人づつ殺されて行く。
最後に残ったのが犯人だ。
殺害の理由は,最後まで予測できない。
伏線は少しづつ。
日本推理作家協会賞作品の中では、
読みやすい方かもしれない。
Posted by ブクログ
2026年現在からすれば、博物的資料としての価値以外は朽ちきった作品。犯人および加害者への偏見は現代の価値観からすると有害であり、また作品の根幹的価値となっているはずの郷愁は事件の本質とは無関係の装飾に過ぎなかった。
鉄道および時刻表というものが当時帯びていたイメージの濃密さにはとても驚く。博物的価値の高い、タイムカプセルのような作品だ。