あらすじ
黙々と歩いていると、いろんなことを考えて何らかの結論が出るのがいい。今回はずっと今後の人生について考えていた(「東海道を歩く」より)。紅葉の季節に訪れた尾瀬。滑川で深夜のホタルイカ漁見学。強迫神経症並みに苦手な“歩くこと”に挑戦した、東海道五十三次ウォーク。それぞれの道中で見たもの、食べたもの、発見したこと、交わした会話。
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Posted by ブクログ
病院の待合室にあって読み始めたのを、うっかり持って帰って家で読みきりました。最近の銀色夏生のエッセイが、くどくどして読みづらいと思っていたのですが、これは割とさっぱりしていて楽しく読めたました。
明日返そう。
Posted by ブクログ
あの虫くんとの出逢いが、尾瀬旅行に菊池さんが連れてきたとこから、始まったんだ。なんでもポジティブなことしか言わなくて、恋に関してはやたらロマンティストな虫くん。
この本は、ウォーキングの記録のエッセイ。
東海道53次を歩くために、わざわざ新幹線の始発に乗っていくなんて、
すごいエネルギーだわ。
相変わらず、パワフルな銀色さんでした。
Posted by ブクログ
「天ぷらにソース」と一緒に友人が貸してくれた。本書の後半が東海道ウォークというところがかぶっていたわけだが、食の方言に関するくだりはなし。それよりも既読「東海道でしょう」を別視点から見ることができて良かった。
Posted by ブクログ
本が好き!様からの献本でいただいた一冊。
銀色夏生さんによるご自身の、、尾瀬、ホタルイカ漁、
そして東海道ウォークの旅行エッセイ(写真付)になります。
実は銀色さん、詩人としてのお名前は知っていたのですが、お初です。
学生の頃気になっていた人が好きで、勧められたりもしたのですが。。
今回は詩集ではなく、エッセイの形態をとられています。
スッと言葉が入ってくる感じは、さすが“言葉”を扱う人だな、と。
どこか突き放したような雰囲気も見てとれるのですが、
決して冷たいわけではなく、淡々と積み重ねている感じでしょうか。
また、要所要所で挟まっている写真も印象的だなぁ、、
と思っていたら、写真家としても活動されてるのですね、なるほど。
銀色さん初体験でしたが、さらさらと読めました。
雨の日などにふとページを繰りたくなる、そんな一冊だと思います。
ん、個人的には、東海道五十三次ウォークが意外と興味深く、
日本橋から京の三条大橋まで、歩ききったら楽しいだろうなぁ、なんて。