【感想・ネタバレ】くもをさがすのレビュー

あらすじ

カナダでの乳がん治療を綴った著者初ノンフィクション。異国の地で自分を愛し生きることの喜びを切実かつユーモラスに描く。第75回読売文学賞、書店員が選ぶノンフィクション大賞オールタイムベスト受賞

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Posted by ブクログ

西加奈子さんの海外闘病記。
様々な西さんの感情が伝わってきました。
生と死。
切り離すことは決してできない。
生を大切にしたい。いつ来るかわからない死が訪れる瞬間まで、自分を生きたい。

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2026年05月31日

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笑えて泣ける、活字で泣ける事が滅多にない自分にとって西さんの本は特別なのかもしれない。海外文化にも触れられてめちゃくちゃおもしろかった。

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2026年05月24日

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初めて西加奈子さんの本を読んだ。

乳がん闘病中のエッセイ。
人の優しさ、温かさ繋がりの大切を学んだ

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2026年05月20日

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小説の登場人物に要所要所重なる気がする。
小説はフィクションだけど、作家の人生が滲むからこそ面白いのかもしれない。

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2026年05月19日

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西加奈子さんのエッセイ。コロナ禍のカナダで乳がんが見つかってから治療と手術を経て、その後の話まで。随所に差し挟まれる本や歌の一節が沁みるし、全編愛に溢れてた。男女問わずお勧めしたい。

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2026年05月19日

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カナダ在住中に乳がんに罹患したときの話を敢えてポップに書いてるのかなと思います。
それ故に最後の「息をしている」が感動的で奥行きを感じる結びとなっていて私は大好きでした。

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2026年05月16日

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カナダでアクティブライフを堪能していた作家の西加奈子さん。まさかの乳がん宣告。カナダで乳がんとどう向き合ったか。また日本との文化の違いや医療システムの違いを語っています。カナダは愛で接し、日本は情で接するように思うなど、人間性や人生の捉え方の違いも語られており、癌の治療以外にも大変勉強になった。現在は帰国し卵巣の摘出手術受け、まだトンネルなから光を見ている状態だそうですが、頑張ってほいしです!!

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2026年05月13日

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まさに私が乳がんにかかり、勧められて読んだ。

カナダで闘病した著者。
日本とは違い、医療からすぐに放り出されてしまう。
友人たちに支えられながら、闘病生活を送るが、かなりヘビーな体験をたくさんされている。

私は日本で治療をうけたが、日本はなんて過保護なの。

今は医療も進み、カナダでも日本でも適切に治療されるが、その前後にこれほどの違いがあるのかと驚いた。おかげで、西さんよりはいい環境で治療してる、それでも西さんは回復して行ったと励みになった。

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2026年05月11日

Posted by ブクログ

面白かった。これは文学なんだなと読みながら思う。小説みたいにストーリーに乗って楽しむとか、エッセイみたいに日常を眺めて楽しむとかではなくて、読み手の中の知らなかった感情を言葉にして代わりに表してくれるみたいな。
作者さんのお人柄か、周りに集まる人たちがみんな自立していて眩しい。移民国家カナダってこういう感じなんだと勉強にもなり、羨ましい部分とたくましくなきゃ生きていけないなーと感じるのと半々。マイノリティに寛容な人たちがなぜ反マスク反ワクチンには寛容じゃないのかとか、なんか複雑な部分も垣間見れました。

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2026年05月07日

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なんか、いろいろな事を考えながら自分を見つめ直しながら家族にあった不幸を思い共感し、元気をもらってほぼ完読。 素晴らしい本に出会えた。
 自分は、西加奈子さんの小説に出会って言葉の優しさや表現が好きだ。まだ、全部読めてないけど・・・ 歳も近いこともあり共感することがおおい。 西さんでもこんな思うんだとか、自分と似たネガティブな気持ちとか とっても衝撃を受け、これからの手助けをしてくれそうな小説に出会えたなと思う。 ありがとう

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2026年05月06日

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途中から、すごい本を読んでいることを実感。
乳がんと診断される時からのバンクーバーでの生活を描くが、生と死という問題に向き合うのは当然のことながら、異国の地での家族や友人たちとの関わり、文化や制度の違い、さらには遠くで起きている出来事など、著者の視点は自らの内側と外の世界両方に向けられている。その深い考察と、他者への信頼、生きていることへの賛歌に感銘を受ける。
彼の地の友人や医療従事者が話す英語が、全て大阪弁に翻訳されるのも、サバサバした話しぶりを表現するのに効果的。

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2026年05月05日

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「くもをさがす」とは、読むまでは「雲を探す」と思っていた。つまり、レントゲンに影の様に写る癌の比喩なのだ。違っていた。そんな内向きのエッセイではなかった。

2020年、コロナが猛威を振るうカナダの地で、夫と5歳の息子と子猫と暮らしていた43歳の西加奈子に、思いもかけない「乳がん」の診断が下る。

私自身、治療中もずっと書いていた。小説、エッセイ、日記。書くことで頭の中を整理出来たし、書くことで自分がこんなことを思っていたんだと、思いがけない発見をすることがあった。書いている間、自分が治療中であることを忘れる瞬間もあった(不思議なことに、がんに罹患した女性の小説を書いていてもだ)。それが救いであったかどうかは分からないが、とにかく書くことは、私にとって絶対に、絶対に必要な行為だった。
 そして、間違いなく救いであったと言えるのが、読むことだった。小説、エッセイ、ルポルタージュ、詩、ありとあらゆるものを読んだ。(144p)

西加奈子は、癌であることを直ぐに家族親戚知人に知らせた。彼女は体力に合わせて運動を続け、カナダ医療の不具合と闘った。そして、日記をつけ始め、それに少し遅れてエッセイでもう少し詳しく書いてきたという。お陰で彼女が家族に知られない様に「こわいよー、こわいよー」と泣いたことを、我々は知っているし、充分社会の理不尽に怒ること、フランクな会話は総て関西弁で表して「闘って」きたことを知っている。

おそらく私も癌と診断されならば、その日から日記をつけるだろうし、もしかしたら彼女の様に「癌レポート」を試みるかもしれない。彼女と同様、それがどれくらい自分を救うか充分想像できる。映画監督青山真治は、彼女と同時期、癌闘病中に彼女の数倍のエッセイを書き続け亡くなる数日前の21年3月も数万字の文章を書いていた。幸いにも今回の検査ではなんともなかったので、私がそれを試してみることはないけど、亡くなる直前まで2冊の本を書き遺した中江兆民含めて、そういう人生に憧れる。

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2026年06月01日

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しばらく前に購入していたけど読むタイミングがなく、産休中の数日で一気に読み終えた。

ノンフィクションということでバンクーバーでの乳癌の治療生活について自身の体験が語られた作品。
個人的には現地での会話はもちろんほとんどが英語でなされてるんだろうが、西さんの頭の中では関西弁で再現されるものなんだということがシンプルに面白く、テーマは重いけど読みやすくしてくれた。
書かれていることはほんの一部に過ぎないのだろうが、西さんのしんどい、つらい、怖いの気持ちが素直に表現されていて、感情移入するというよりはへぇ、そうなんだ、大変だなぁ、という気持ちがメインだった。それがよかった。たぶん西さんは可哀想だと思って欲しかったんじゃなくて、癌という未知の相手と向き合う自分を見つめ、受け入れる過程でこの本が生まれたし、「キャンサーフリー」と言われてもこれからも心の中から消えることのないガンとの生活を確実に進めようとしている。
最初から最後まで達観してなくて、ずっと怖れている西さんの言葉は信頼できた。

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2026年05月26日

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一万円選書(2026.5)

カナダにおける西さんの乳がん闘病記。

具合が悪くなってもすぐに医療機関で診てもらうことができないことや、がんでもすぐに診てもらえないために進行してしまうことがあるということにまず驚いた。
日本では当たり前なことが当たり前でない世界があることはわかっていたが、それがカナダということに衝撃を受けた。
そして医療費が無料ということにもびっくり。

異国の地で友人たちに支えてもらいながら、時にユーモアを混ぜつつ綴られる闘病記は全てが書かれていないそうで、それがちょっとした違和感の正体なのかなと。

5章の『日本、私の自由は』は、海外生活を経験した西さんだからこそ感じる日本について書かれていて、いろいろ考えさせられた。

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2026年05月20日

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コロナ禍、西さんがカナダのバンクーバーで乳がんの治療・手術をした際の記録。
体調も良くない中で、現地の医療関係者のイージーなケアレスミスに翻弄される西さんに、何とも言えないしんどさを感じてしまった。私は幸運にも海外で医療処置を受けたことはないが(差し歯が取れた以外は)、20年ほどヨーロッパ人と働いていて、イージーなミスや適当な対応に翻弄されて苦労する経験はしばしばしているので、状況が想像できて…
でも、「やっぱり海外で病気になるのは恐ろしいな」という気持ちと同時に、西さんが受ける周囲の友達からのサポートが心強くて、周囲の人たちとの関係性あってこそ・西さんの人徳あってこそだけれど、家族でなくても助け合おうとする精神が素敵だなと思ったり、カナダの医療関係者たちの(ゆるすぎて怖いところもあるけれど)明るくてポジティブで距離感の近い、温かい対応がとても良いなと思ったり。非常事態もたくましく乗り越える皆さんが格好いいなと思ったし、勇気をもらった気がした。
心に残る言葉がいくつもあって、西さんがこれから書く作品も楽しみになった。そして、西さんがこれからもまだまだ娘さんの成長や人生を楽しめたら良いなと願う。

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2026年05月20日

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西加奈子さんのエッセイ

愛する猫ちゃん、たくさんの愛に溢れたお友達との支え合う素敵なエピソードもたくさんありながらも、淡々と粛々と病気を受け入れて治療していく様子が余計に事の重大さみたいなものを突きつけられているような感覚になる
彼女の周りには精神的に自立している人が多いからこんなにも温かいんだろうな
依存の優しさと全然違う
みんな強くて優しい

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2026年05月16日

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日本もカナダも贔屓目で見ず、とてもフラットに書かれた文章。バンクーバーに住んでいたので、登場する場所やカフェなど懐かしく読んだ。
夜が明けるを先日読んだが、その頃に闘病されていたとは。

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2026年05月16日

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カナダで乳がんが発覚した西加奈子さんの闘病エッセイ。

普通だと思っていた、そう思い込んできたことが、どうやらそうではないことへの不安と葛藤と解放。まして異国の地で。自分の内面にダイブしたり、引いて見たり、必死に行ったり来たり。

いつか訪れるだろうその日のまえに、出会えたことが嬉しかった。

> 私は恐れを哀れに思うようになった。長らく私の体に寄生し、私の感情の発端となってきた恐れは、私自身が作ったものだった。私は恐れの母であり、父であり、友だった。私は恐れを抱きしめた。私が作り、長らく私を苦しめてきたこの恐れを、私は今こそ自分の、たった一人の自分のものとして、抱きしめなければならなかった。

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2026年05月15日

Posted by ブクログ

読み始めてから、あ、この本以前読んだことがある、と気づいたのですが、また読破してしまいました。
大好きな作家さんが海外で乳がんを患い闘病されるエッセイですが、乳がんという言葉はよく聞くのですが、実際どのような治療がされるのか、どのような経過を経て完治されたり、再発するのかなど、全く知らなかったので、とても参考になりました。
自分の胸にも悪性ではない嚢胞が複数あり、それがいつ悪性になるかも知れず、検診のたびにドキドキしていますが、やはりどこか他人事で。
日本とカナダの医療の提供の仕方の違いに怯え、周りの方が愛情深くサポートしてくれる様子をとても羨ましく読ませていただきました。

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2026年05月03日

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いつか、自分が病に伏せったらもう一度読みたい。
どんな時でも強く生きたいけど、そうはいかない人の道。

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2026年04月28日

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日本とは違うカナダの人の在り方が結構カルチャーショックというか、自分の世界はまだまだ狭いな、と感じた。人同士の繋がりが濃密で、率直な支え合いが素敵でした。

西加奈子さんの自身との向き合い方、今の自分を肯定するあり方にも力をもらえました。これが自分の人生!と言える自分でありたいものです。

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2026年05月30日

Posted by ブクログ

男性も必須!西先生が乳がんと向き合う、抗がん治療や乳房切除だけでなく、抗がん剤の副作用で様々な障害よコロナ、カナダでの治療。その中で様々の方のライフスタイルなど、視野広げて表現。不思議で前に向ける一冊

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2026年05月28日

Posted by ブクログ

西加奈子さんが実際にガンと戦った日々のお話。
海外で闘病生活を送ることの不安やだけど周りの人たちのフレンドリーさや温かさが、読んでいる私にも伝わってきました。

ガンは怖い、そもそも病気にはなりたくない、だけどどうしても戦う時が来た時、くる前に読んでおきたい一冊でした。

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2026年05月22日

Posted by ブクログ

著者のカナダでの生活と乳がん治療のエッセイ。
友人や医師 看護師との会話が、関西弁で翻訳されているので、何だか面白く読めた。
共感したり、心に染みる文章がたくさんあった。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

自分の人生は、自分で生きる。カナダでの癌闘病生活を描いたノンフィクション。著者らしい冷静かつ暖かなユーモアとリベラルな視線、ひとりの人間としての不安や恐怖が綴られる。カナダと日本に於ける文化の違いが面白い。「日本人には情があり、カナダ人には愛がある」という一節が印象的。何かを選択する時、他者基準とならない。生きる上で非常に重要な指針だと思う。

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2026年05月02日

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