【感想・ネタバレ】サムライブルーの料理人 : サッカー日本代表専属シェフの戦いのレビュー

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Posted by ブクログ 2021年10月11日

サッカー日本代表の専属シェフのお話。日本代表を食の面から支える人の舞台裏がわかり、とても面白かった。オススメ!

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Posted by ブクログ 2013年02月23日

サッカー選手しか見ていなかった。たくさんの人のサポートがあって、代表が成り立っていることがわかった。貢献するというのはこういうことを言うのだ。

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Posted by ブクログ 2012年10月27日

カテゴリーはスポーツの所にあったが、料理本としても使える本だと思う。

著者は福島出身であり、Jビレッジができる頃にJヴィレッジの専属料理人となり、日本代表の試合の専属シェフとして同行した経験をもつ。

ジーコジャパンのアジアカップ、ドイツW杯、オシムジャパンのアジアカップ、岡田ジャパンのWカップと...続きを読むシェフとしてどのようなメニューを出したのか、現地での苦労や、現地の厨房のスタッフとどのような交流があるのかを書いている。「食」という面から日本代表を支えると同時に、ストレスの大きい代表選手を陰ながらサポートしていることを感じた。また、他国の代表の料理の状況なども知り得るところで書いており、いろいろと学ぶことが多かった。

やはり日本代表も裏方も、経験というのは財産だなあと深く感じる本だった。巻末に代表的なレシピが載っており、著者の印税は全て、東日本大震災の義援金となるようなので、ぜひ購入して読んでみてほしい。

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Posted by ブクログ 2012年08月16日

読んでいて、正直、胸に熱いモノがこみ上げた。選手や監督のみがスポットライトを浴びている中、それを支える裏方スタッフの奮闘ぶり、苦悩、選手達との触れ合いなどあり、そして背番号24を背負ったシェフコートを着て、裏方もチームの一員として闘うという姿勢に感動した。ちょっと泣けた。そして本書中に、かつてコンサ...続きを読むドーレ札幌のスタッフだった津村さんが代表スタッフとなり奮闘されている姿にも触れられていて、元気にやってるんだなと嬉しくなった。サッカーのまた違った一面を知るための良書。

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Posted by ブクログ 2011年09月21日

サッカー日本代表が身近に感じられる一冊。料理人西さんの細やかな気配りとこだわりがステキだし、悪口が一切ないところもいい!レシピつき。ペペロンチーノは作ってみました。

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Posted by ブクログ 2011年09月06日

料理からみたサッカー日本代表の裏舞台と味わうもよろし、
料理人としての職の記録として味わうもよろし。
巻末のレシピを味わうのもよろし。

『料理は世界共通のコミュニケーションツールである』

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Posted by ブクログ 2011年06月19日

マレーシアまでの飛行機で読んでいた代表専属シェフを取り上げた一冊。
完全に裏方のスタッフは取り上げられる機会がほとんどないので、このような機会で仕事内容を伝えるのはいいきっかけだと思うのです。
スポーツマンは食にも気を遣ってます。
よし、気を遣おう。

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Posted by ブクログ 2011年05月10日

世界最高峰の舞台と言われるサッカーW杯。南アフリカ大会における日本代表ベスト16入りの快挙は記憶に新しいが、その躍進を「食」の面から支えたのが、本書の著者・西 芳照氏である。本書は、ジーコ、オシム、岡田、ザッケローニの時代まで、七年間にわたってサッカー日本代表の海外遠征シェフを勤めている男の奮戦記で...続きを読むある。

国と国の威信をかけた戦いとなれば、その裏側も壮絶である。衛生管理、食事づくりの手際、現地スタッフとの協力体制、食事会場設定、食材の手配、周到に準備しても想像がつかないことの連続である。例えば、試合のたびにアウェイの洗礼を受けた重慶でのアジアカップの時のこと。厨房がせまく、ホテル内のレストランとの共有だったためスタッフがひしめき合い、裏側でもアウェイ戦を強いられていたそうだ。また、イランのような異文化環境では、イスラム教徒の断食月と試合が重なり、市場が食材の手配が難航したこともあったという。

本書を読んで改めて痛感するのが、食事とコミュニケーションの関わりの深さである。ワールドカップの遠征は事前合宿もふくめると約一カ月。ホテルから外に出られる機会も少なく、緊張感の続く毎日だ。そのため、食事会場での空気は、チームの状態を大きく左右することもある。実際にドイツ大会の時は、スタメン選手とサブ選手は、それぞれが別々のテーブルに固まっており、壁を感じることもあったそうだ。

西氏が食事会場を盛り上げるために編み出したのが「ライブ・クッキング」である。選手たちの目の前で、彼らの注文を聞いてからパスタやうどんをゆでたり、肉を焼いたりするものだ。調理自体をエンタテイメントとして楽しんでもらえるほか、選手との交流の場としても有効に機能したそうである。

直近の南アフリカ大会では、チーム全体として高地順化が大きなテーマであった。もちろん食の面でも同様である。そのため、「鉄分補充」「糖質補給」「抗酸化物質の摂取」ということを念頭に入れて、メニューが考案されたそうだ。その際の具体的なメニューも、本書に掲載されている。しかし、一番の問題は、おいしいごはんが炊けるか?ということであった。標高の高い地域では、気圧が下がるため沸点も低くなり、炊いたごはんの食感が悪くなってしまうのだ。

そこで活躍したのが圧力鍋。圧力鍋は標高で沸点が左右されないため、ふんわり、しっとり、ねっとりした「正しい日本のごはん」を炊くことができたそうだ。日本代表の活躍の要因は、意外にこんなところに潜んでいたのかもしれない。

「世界を驚かすサッカー」、そんな標語を掲げて勝ち進んだ日本代表。その裏側にある「勝つための食事学」には、日本人でも驚かされることが多いだろう。

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Posted by ブクログ 2021年04月11日

ただ単に食事を提供するレストランの出張シェフではなく、選手たちが100パーセントのパフォーマンスを発揮するためにサポートするチームスタッフの一員として調理師が実践した「食事学」の記録。東日本大震災の直後に出版されたという経緯もあって、あとがきには白水社からの心のこもった追記があり、また印税の全額が被...続きを読む災者の義援金に当てられるということに、サッカー代表チームに対して著者が抱いているリスペクトを含めたこの本の誠意を感じました。

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Posted by ブクログ 2015年01月09日

日本代表スタッフの努力や苦労、スポーツ新聞やワイドショーからは得られないチームとしてまとまっていく姿などを垣間見ることができてとても面白い本でした。
中澤がやったよ!と抱き合い、阿部ちゃんが涙を流しながらやりました!と握手をする、その一文だけでも光景がすぐに浮かんでグッときますw
栄養はもちろんだけ...続きを読むどそれだけじゃない食事が与える恩恵、美味しいごはんから得られる喜びや安心感の大きさを改めて知りました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年01月25日

ぼんやりとは知っていたけれど、食事のもたらすいい効果がたくさん綴られている。サッカーを観るようになってからはまだ日が浅いけれど、前回W杯のあたりは記憶に新しく、知っているだけに思い返しながら読み進めることができた。食事学・栄養学も学んでみたいと思うし、料理にも一瞬だけど(笑)意欲が沸いた。
また西さ...続きを読むんの故郷愛にも触れておきたいと思う。この本の購入が義捐金として寄付されることも嬉しく思う。

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Posted by ブクログ 2013年04月06日

西さん・・・

あ、ええ、誠に勝手ながら、こういう立ち位置が理想。
本人は自分の仕事を全うしているだけの意識。
ただ料理という範疇で、選手のコンディションを
考慮するとか、楽しませるであるとか。
然しいつの間にか料理人の範疇を超え信頼を得、
「あんたもチームの一員なんだよ!!」
と認められていく様。...続きを読む
そして本人にチームの一員としての自覚が芽生え、
より更にチームへの貢献を深めていく。
言ってしまえば裏方の仕事、
でもその土台があってこその晴れ舞台。

「意外な一面が分かってよかった」などとは言わぬ。
西さんの心境の変化、単なる「料理人」を超えた瞬間。
そこに只々、感動した。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年04月05日

★★★★☆  日本代表専属シェフの手記。 選手が超一流なら、スタッフも超一流。 こういう裏方の話ってのが最近個人的にブームきてる。
見習わないとなぁ。

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世界で戦う選手たちを「食」で支えてきた専属シェフが初めて語る、W杯の秘策と感動の舞台裏。W杯の勝利のメニューとレシピ掲載!

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Posted by ブクログ 2012年05月25日

著者がFOOT×BRAINに出演していたのに興味を持ち、読みました。
日本代表専属シェフの海外遠征中の活動を中心に描かれていて、非常に興味深かった。
あれだけ活躍した日本代表は選手だけじゃなくて、裏方での支えが本当に大きかったんだなと感じた一冊。

巻末のレシピで何か試そうかな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年03月06日

サッカー日本代表の帯同料理人・西芳照氏のルポ。

限られた時間・設備・食材で、いかに最良の結果を出すか。
その細やかな心配りや創意工夫はまさに「プロフェッショナル」の仕事。
現地のシェフ達との交流や、先乗りして食材調達しようとしたらガーン!アクシデントが!みたいなエピソードまで、純粋に「帯同料理人」...続きを読むという職業についての本として楽しめます。勿論、サッカーファンなら尚更かと。

「絆」とか「みなさんに支えられて」とか、あまりに数多く言われ過ぎて、一歩間違えば社交辞令にすらなってしまいかねない言葉を、深く納得させられた一冊です。

裏表紙の、JFAの八咫烏マーク入り調理服が超かっこいい。

サッカー小僧は絶対読んどけ!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年02月01日

昨日のWC予選の試合を見て思い出し、4時間ほどで完読。試合内容はショボかったけれど(苦笑)この本の内容は面白い。
いわゆる「舞台裏」の話って「表(おもて)」を知っていればいるほど面白いかもね。

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Posted by ブクログ 2011年10月27日

ジーコからザックに至るサッカー日本だ表の台所を担当したシェフの手記。

組織目標(=試合での勝利)達成のために、自らに与えられた職務の範囲で、積極的に考え行動する裏方の物語、としても興味深い。
単純に、スポーツ選手の体を作り、支えるための料理書、としても面白い。

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Posted by ブクログ 2011年09月20日

 サッカー関連の本。選手の日常的な一面が見られる。
 サッカーの本としてではなく、食事の楽しさが感じられる部分や、料理の工夫の部分が個人的には面白かった。選手たちがリラックスできるように、楽しく食事ができるように、そんな気配りがよかった。

 遠征を通じて、料理が様々な国の人とつながる力になる。自国...続きを読むの文化を深く知っていることが、国際的につながる力になると感じました。

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Posted by ブクログ 2011年09月18日

サッカーファンのためのワールドカップ、アジアカップの舞台裏を、厨房からレポートしたファン垂涎の一冊。
あの舞台裏にこんなことがあったとは、これまで一度も語られてきたことのないことなので、とっても面白い。たぶん、もういっかい読み直さないと・・・

ワールドカップの南アフリカ大会が好成績だった裏には...続きを読む、食事が良かったというのも大きな要素だったのかも。

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Posted by ブクログ 2011年08月13日

サッカー日本代表の舞台裏が垣間見えて興味深い。料理そのものよりも食材調達についてがおもしろかった。イングランドだとさらに大所帯だそうで、多人数競技の遠征や大会はこれは、金がかかるなと変に感心した。

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Posted by ブクログ 2011年07月07日

そうなのだ、ウキウキ楽しく旅行に行くわけではない。
おいしいものを見つければラッキー、珍しいものを食べてみたい、とか、はずれてもそれはそれで思い出、とか、楽しく巡る時間や気持ちの余裕があるわけじゃない。

環境のまるで違う土地へ行き、プレッシャーとストレスの中、勝たねばならない試合を闘ってくるのだ。...続きを読む
国の代表としてベストのパフォーマンスをするために、コンディションを整えなければならない。

代表が海外遠征でどんな食事をしているのだろう、なんて、そういえば考えてみたことがなかった。ただ漠然と、ちゃんと用意された、何かおいしいものを食べているのかな…と思っていたくらいで。
スポーツ選手として、普段から食事は大事なはずだけれど、ひと月やふた月近くになる長丁場、なおのこと食事はとても大事になってくる。おなかを壊したり体調を崩したりしてはいいプレーは出来ないし、食事でリラックスすることも必要だ。
シェフを帯同するのは当然とも言える。

その帯同シェフ・西さんのエッセイで垣間見る、苦労とやりがい。
そうだよねえ、すべての食材を日本から持っていくにはお金もかかる、現地で調達出来るものは極力して、知恵と工夫でおいしくバランスのとれた食事を用意する。そのためには事前に調べたり、何を持っていくか考え、現場では困難にも対処し。。。
自分の料理で、選手の体重を減らさせない!ベストのパフォーマンスを出させてあげたい!という、24番目のメンバーとしての熱意と誇りが、みしみし伝わってくる。


追記
イングランド代表が試合後のスタッフルームで暖かい料理を食べていたこと、セルティックが試合の終わった帰りのバスのなかで暖かいパスタを出すことなどに、さすがサッカー先進国と感じました。(根性だけでは勝てません、経験と理論に基づいた準備とケアと積み重ね。)

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Posted by ブクログ 2019年12月24日

まあまあ面白かった、確かに辛い練習の時とかはご飯がいちばんの楽しみだし、パフォーマンスにとても影響する

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Posted by ブクログ 2014年07月24日

この本を通して、料理の役割だけじゃなくて、サッカー選手が活躍する裏でどんな人たちがどんなことをやっているのかが垣間見れた。みんなで勝とうとしているのが伝わってきたし、自分ではなく、人のために最大限サポートできることがすごいなぁ…と感じる。

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Posted by ブクログ 2012年11月11日

「食」という字は、「人を良くする」と書く

ライブクッキング:つくりたてにかなう料理はない、調理の間、コミュニケーションがとれ、客→仲間へ

外国での調理:厨房スタッフの協力が必要。「料理は世界共通のコミュニケーションツール」「いつも笑顔で対応

世界各地の人気日本食メニュー 1位照り焼き、2位唐揚...続きを読むげ、3位ラーメン

料理:「つくる私が疲れていたり、不機嫌だったりすると料理にもそれがでる(手抜きやおざなり)」

世界での和食の広がり:半世紀以上前から食品メーカー(キッコーマンなど)の市場開拓の努力

食事会場で、ベテラン選手が積極的に若手を食事に誘う。

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Posted by ブクログ 2012年03月06日

日本代表に興味がなければ面白くないと思う。日本人も著者らしく俺が俺がという感じではなく配慮がみられる文章だったので行間を自分で読み込めるほどの代表に関する知識や文章読解量がなければ真の理解ができないのでもったいない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年08月27日

南極料理人の本もそうだったけど、限られた状況で料理を工夫する才は近い性格からくるのだろうか。語り口が似ている。
各国で食材の調達できる状況が多種多様で興味深く読んだ。
南アフリカは中国系の進出で意外と調味料があるとか、東南アジア圏は厳しいとか。

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Posted by ブクログ 2011年08月27日

サッカーが、好きですか、帯同シェフがいるとは、この本を読むまで知らなかった。
いろんな裏話が読めて楽しかった。あと、圧力鍋の話が、良かったです。

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Posted by ブクログ 2011年05月24日

タイトルからも分かるとおり、サッカー日本代表をこれまで7年間にわたって
支えてきた専属シェフである著者の初めての本。
ドラマティックにするための、事実を誇大に表現するような記述は一切無い。

初めて日本代表の遠征に帯同を依頼されてから、アジアカップやW杯を
選手や監督、サポートスタッフと共に頑張って...続きを読むきた日々を淡々と紹介する内容。

サッカー好きには、日本代表の舞台裏を「食」の観点から知ることができて面白い。
料理に関心がある人には、スポーツ選手を相手にすることの大変さや
やり甲斐を知ることができてきっとタメになるだろう。

淡々と、と書いたけど、事実には物語を超える力もありまして。
思わず胸が熱くなってジーンと来る部分がある。
南アフリカW杯やカタールでのアジアカップで熱狂の日々を
送った方には特にそうだと思う。

違った角度でサッカーを見ることが出来る上に、
巻末には西流最強レシピまで付いてる嬉しい一冊。


なお、著者は福島の方ということで、この本を書き上げて出版する直前に
震災に遭っている。そんなこともあってか、この本の印税はすべて義援金
として使われるとのことです。ご本人もきっと大変だろうに。
初めてこのように本という形を残したというのに、報酬を受け取らないなんて。
著者(出版社も?)の心意気には、ただただ感心させられるばかり。

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