【感想・ネタバレ】神々の午睡のレビュー

あさのあつこ

その昔、神と人が共に暮らす世界があった。ある日、雨の神に選ばれたばかりのシムが降らせた恵みの雨が、止まなくなってしまう。姉を心配し、彼女のもとへ向かった弟のリュイは、その原因がシムの恋にあることを知る。彼女は人間の若き細工師に一目惚れをしていた……。恋愛や友情が人間だけのものでなかった頃の、優しく切ない六つの連なる物語。

[ブクログ · ★★★★☆]

神話のような、童話のような世界観、文明レベルで生活する

人間、神の物語。神様は人の世界にいて、怒りもするし、喜びもするから、失敗もする。

そんな不完全な存在としての神様を人間あがめて生きていた。

そんな世界で起こる６つのお話。

どこか神話チックで、悲劇が多い。

けれどもなんだろう、それぞれがどこか本質的に人間と言うのはこういうものなんだ、

と言っているようには感じて、それがまた神話っぽク感じる原因なのかな？

軽く読む分にはとっても面白いです。