【感想・ネタバレ】超少年のレビュー

あらすじ

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

スワンは兄と二人暮らし。13歳の誕生日、立て続けに三人の少年から"王子"に間違えられた。"超"の最中に事故にあい、行方不明になっている王子にそっくり、というのだ。本当の王子はどこに?…"超"する少年たちの出会いと別れを描く"超"人気作、待望の文庫化。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

これはスワンの物語だけれど、ピエロ-αの物語でもある。
ピエロ-αが、王子を見つける物語。

ピエロ-αは、優しくて、優しすぎる。
王子に人権など認められていないような世界で、ただ一人、王子の自由を願っている。

人間に絶望すると植物になりたくなるのは、普遍的な感情なのかもしれない。
個として生きるのではなく、土として、種として、何世代も積み重ねて、そのすべてが自分ではないけれど自分でもあるような、全体の中の1ピース。
群体(コロニー)とは、もともとそういうものだったのかもしれない。
一人の王子と、替えの利くたくさんのピエロたち。
でも。
ピエロ-αにとってコロニーSの王子は特別で、コロニーSの王子にとってもピエロ-αは特別だったから…。
きっと、そうでない方が良いのだろう。
地上で生きられなくなった人間が、植物の絶滅した世界で、再び植物を培養しようとしている。王子の躰を使って。
世界はもうすでに形を変えてしまっているのだ。
ただ一人の特別であることも、もう意味をなさないのではないだろうか。

スワンとコロニーSの王子がそっくりなのはなぜか。
カイト(あるいは特派員)は、なぜ原初の王子に固執するのか。
AVIALY(エービアリィ)の実態。
分からないことはたくさんある。
でも、ひとつの世界として成り立っていて、何度も読み返せば、また新しい発見に出会える予感がする。
切なく、でも後味の良い終わり方で、好きな作品だった。

0
2026年03月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

題名から“少年を超える存在”の登場を想像していた(それもある意味正解だった)けれど、「超少年」とは直接的には「時間移動<超(リープ)>を行う少年」を意味します。
長野作品セルフカバーのような小説でした。
解説が千葉雅也さん。

0
2021年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

近未来、地球外での話。
絶滅したとされる植物を育てたり、それを育てるために王子を探しているという3人のピエロ。
まずありえない体の変化を体験する少年。
少年同士の穏やかな愛を軸に、不思議な話が進む。
ラストは温かくハッピーエンドでよかったなあと思います。

0
2012年05月27日

「小説」ランキング