あらすじ
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ぼくはどうしても失くした羅針盤を探し出したいのさ──。半夏生の夜まで、あと二週間、集会はその夜に開かれるのに、会場の入口を見つけるための羅針盤を落としてしまった――。好評の文庫オリジナル。
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Posted by ブクログ
大好きな「野ばら」の初期形の作品なので、当然のように大好き
人ならざるものたちの夏至祭、生前の祖父との邂逅、ふつうではあり得ないことがこの幻想世界ではひっそりと行われているんだろうと思える
当然、月彦と黒蜜糖らは再開するでしょうと思える
Posted by ブクログ
ツイッターで夏至にまつわる作品の話が出て、
思い出したら読みたくなった。
少し不思議できれいな物語。
檸檬水、白猫、黒猫、足踏み式のミシン・・・
出てくるアイテムは「野ばら」とかぶるけれど
趣は全然違うなあ。
(11.06.21)
Posted by ブクログ
久々に読んだのだけど、意外と読みやすくおもしろかった。
これは長野さん初期の中でも分かりやすい。
程良いノスタルジーとか、おとぎばなし感。
これまた出てくるお料理が美味しそうで、ニジマスのバターをおとしたのとか、
梅をこがした風邪の薬や麦茶にお砂糖を入れたものさえ魅力的。
少年3人はみな愛らしい。