あらすじ
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この物語、ほんとうは、子どもたちに聞かせるような話ではないのです…「ハンメルンの笛吹き」「ピノッキオ」「にんじん」-笑いとざわめきと官能にみちた物語の国を、夢み、旅する、長野まゆみの残酷童話集。
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Posted by ブクログ
長野まゆみさんの作品で好きなもののひとつです。
中学生の頃に読んで、忘れられず昨日また読みました。
機会があればこういったスタイルで他のお話も書いて欲しいです。
Posted by ブクログ
「童話」とありますが、これは絶対子供に読ませちゃいけないですねー笑
ああいった言葉は一応全て隠喩で表現されているのですが、時にメタファーは直喩よりも人々に起想させるものです…。
3編のうち、ハッピーエンドもバッドエンドもあり。(勿論この捉え方も読み手によって様々でしょう)
どの話も悲惨ですが、わりとすきでした。
後でまた読み返してみようかな、と思うくらいには。
Posted by ブクログ
長野さんにしては意外な感じの描写が多々。意外というか他の作品ではあんまり見なかったというか…。
ごまかしがなくストレートな描写があるなぁ、ってかんじです。
軽くグロいかんじもあるので苦手な人は苦手じゃないのかなぁ…と思いました。
Posted by ブクログ
これは、えろいと思った。
3編に分かれてるんだけど、なんだかすごいえろい。
でもはっきりとは云っていないのに(云ってないからこそかも)とってもえろさを感じられます。
でもそのエロさが深いじゃない
…ダーク…!
とてもダークな長野まゆみ作品でした。
「雪花草子」に系統が近いと思います。
エログロダーク…。
語り手の少年たちも明らかに不憫な自分たちの境遇を嘆くわけでもなくちょっと狂気を感じます。
長野まゆみ先生の独特の感性を感じさせる作品でした。
Posted by ブクログ
そうだ!
『夜啼く鳥は〜』じゃなくて、これが初めて読んだ長野作品だった!
高校生のころに買ったんだった。
古本屋さんに売っちゃって、今手元にない…。
置いとけばよかった〜…。
とりあえず、なんだか妖しかった記憶があります。
Posted by ブクログ
「ハンメルンの笛吹き」「ピノッキオ」「にんじん」の3つの童話を、長野まゆみ流に解釈した短編集。
長野先生といえば、「少年アリス」や「天体議会」など美しく幻想的な作品のイメージがあったのですが、この小説は毛色が違う感じでした。
残酷で官能的、しかも後味が悪い。確かにこれは子どもには見せられない...。
タイトルは可愛いのに内容とのギャップが凄くて、いつもの作風を期待して読んだら肩透かしをくらいます。
Posted by ブクログ
友達に勧められて読んだ、初長野まゆみさん本。
す、すげぇ・・・
BLというか、同性愛?うーん、違うな、これは何て言うんだろう。
最初は「おいおいおい」って思ってたような部分も、読んでるうちにそういう表現に麻痺して?違和感なく読めるようになった笑