【感想・ネタバレ】わたしのなかにある巨大な星のレビュー

あらすじ

わたしにとって作歌とは、自分の“魂の論理”を、この世に書き出していく行為なのだと思う――社会とうまくなじめなかった自身の性格や経験をまじえつつ「言葉と創作」について真摯につづった、注目の歌人による初エッセイ。話題の短期連載に、「短歌をはじめた日」「エッセイがむずかしい」「書けないと書けるの距離」「本当のことを書くということ」など書き下ろし20本を加え書籍化。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

とてもよかった。
『巨大なこと』の章に書かれていた「暇であることを祝福しあいたい。」という一文がすごく好きだった。わたしもそうおもう。なんとなく世間のあたりまえのようなレールにうまく乗り切れていない自分を肯定してくれているような気がして。

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2026年08月23日

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この人の言葉、すごく好きだと思った。
言葉をとても大切にしている方だと思った。
ユニークで熱くてちょっとゆるい。
もっと紺さんの本を読むぞ〜〜!!

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2026年07月22日

Posted by ブクログ

この本には、エネルギーがある。
巨大である、繊細である、大胆である、そして美しい。

『わたしにとって世界は常に、なんて言ったらいいかわからない。』

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2026年07月07日

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どのページにも、私の心にもいる心の動きがあって
上手く言えないけど
喫茶店で心の中にある誰にも言ったことのない事象について友人に初めて話せた時、その友人から返ってきた反応や空気や言葉が心地よかった時のような感覚があった
言葉の箱→足りない言葉 のところが特にググッときた
帯の裏面にも書いてあるここのフレーズも好き

言葉の箱に、自分の人生に関わるものを豊かに集積した人の言葉は、
どんなに軽い話をしていても、どこかぎらっと重く光る。
どんな使い古された表現も、その人が口にすればもう一度光る。
それが言葉の切実なのだ。

歌集:気がする朝も買ったから、このエッセイと併せて何回も読んで伊藤さんの魂をもっと感じたくなった

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2026年05月07日

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ネタバレ

たまに、目を逸らせていたはずの不安から離れられなくなるときがある。こだわりを貫くことで、誰かを傷つけていないか。追いかけている夢は叶わず、なんとなく死んでいくのではないか。人知れず絶望を感じることも、すべてがうまくいくはずだと強気になることも、そんなに悪いことじゃないのかもと思えた1冊。

・自分の中にある言葉以前の感情やイメージを、既存の表現に押し込めて変形させないこと。表現の目先の新しさよりも心にしっくりくるものを選ぶこと。

・帰宅と外出では意味的に真逆なのに、十九時の帰宅も、十九時の外出も同じ色の輝きを感じるのだ。こういう発見が好きだ。

・死んだら腐っていく一方の体が、生きている間はここにあり続けるように、続くものには時間の流れに抵抗する命のようなはたらきが宿っている。

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2026年04月23日

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この感受性を持った人が、この文章表現力を持っていて本当に良かった、と妙にホッとしている。
しずかで、とても励まされる。私も頑張ろう。
むき出しの序盤と、コミカルと冷静が混じり合う中盤、魂とまっすぐ向き合う終盤。全体を通したまとまりもとても良いと感じた。

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2026年04月26日

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なんでもそうだけど、創作物において、作者のことを知ることは、ノイズになることがある、気がする。
だから、エッセイを読むか迷っていた。でも、伊藤紺さんの短歌がとても好きなので、やっぱり読みたいと思って購入。
結果的に、絶対に読んでよかった。すごくよくわかるし、全然わからないこともあるし、率直で魅力的なエッセイだった。すぐに伊藤紺さんの短歌集も読み返したい。

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2026年04月19日

購入済み

【わたし】かと思った。

伊藤紺さん、あなたのエッセイが読めてよかった。
個人的に魂を星ととらえ表現する方がとても好きなので、冒頭から射抜かれました。
言葉にした瞬間感じたものはかたちを変えてしまうので、こうしてレビューに綴ることも躊躇われるのですが、
それでもやっぱりあなたのエッセイが読めてよかったと記しておきたくて、このレビューを書いております。

たびたび【わたし】の言葉なのではないかと錯覚するほど、わたしの中にも身に覚えのある感覚が山ほど綴られておりました。
伊藤さんが実際に感じていること、その目に映ったものと全く同じことを捉えているわけではないのに、わたしの中にある似て非なる星も今この瞬間燃えております。
これがエッセイを読む醍醐味だと思います。


#共感する

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

個人的には星5ですが、読む人によってかなり感じ方捉え方が異なる気がしたので星4にしました。

歳をとるたびに、自分にとっての当たり前が当たり前ではないんだと気付いていくことが多々あります。自分にとってのそれが、この本にすごく描かれていて、共感しすぎました。何よりも大事なのは、自分の特性を、自分の生き方、考え方、人との接し方、自分の役目、みたいなものまで自分の中で考察して日々に落とし込んでいることな気がします。

自分にとっては同じようなことを考えてる人がいて、嬉しかったという感覚で読めて、よかったという感覚なので、人におすすめという感じではないかもです。自分が伊藤紺さんの歌になぜ惹かれていたのかが、少しわかった気がします。

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2026年08月27日

Posted by ブクログ

世代が違うせいか共感することは少なかった。ハイテクスニーカーよりもやっぱり「わらじ」が良いなと思ってしまう。でも、歌人だからか言葉選びが端的で上手い。こういう考えの人もいるのね、と、抵抗なくすっと入ってくる。タイプは違うと思うが、工藤玲音さんと似た物を感じる。2人とも熱を持った言葉を感じる。ただお二人とも短歌は見たことないんですけど…(すみません)

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2026年08月23日

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歌人の著者のエッセイ。
どういうことを思ったり行動したりして現在地に至っているのか、仕事観、短歌やエッセイを紡ぎ出すことについてなど、読みやすい文体で書かれている。
言葉、感情、本当のこと…表現することに向き合う姿勢を垣間見ることができた。

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2026年08月19日

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ネタバレ

よかった。すごくよかった。
落ち着く文章だった。
特に好きだったのは、おじいちゃんが亡くなって手紙を書いた時のお話。自分がいろんな光景を思い出して詳細を書いているのに対し、おばあちゃんは「ありがとう」の5文字だけ。なにに、なんて書けないほどすべてのことにありがとうって思ってる。すごくよかった。

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2026年08月18日

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笑って、ハッとして、苦しくなって、羨ましくなって、共感して、またハッとした。渋谷の素敵な本屋さんで出会えた本。ありがとう

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

切実だな、真摯だな、と思いました。
「わたしがことばなら、紺さんに紡がれたいな」
帯の上白石萌歌さんの言葉にも、相当な実感が込められていたのだと気づきました。うむむ。
言葉を紡ぐ...一度体の外に出た言葉を、もう一度自分の言葉として使うためには、何かしら新たな実感が込められなければ。創作って、そういうことかな。
さらりとしていながら、ざらつき、こびりついて離れない言葉によって描かれた本でした。
「期待と失望」の項が、ぼくは好きです。拙いぼく自身にも思いあたる“実感”があるような気がしたから。
こういう本が読めること。なんと、ありがたいことなのでしょう。
これもまた、ぼくの実感なのです。

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2026年04月26日

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ネタバレ

作品が好きでエッセイも〜と思って読んだとき読まなきゃよかったって思うことが割とあって今回もそうだったかも(笑)自分に心の余裕がないのでいろいろ言ってても言葉で生活できるって才があるってことなんじゃ〜〜と思ってしまい(ただの妬みじゃん)
あんまり役に立ちたくない、とか出不精な性格とか自分に通ずるものには共感でき、そうでなければ受け入れ難いとなってしまう自分のこころの狭さを読んでいくと突きつけられてしまうのでかなりエッセイが向いてないのかも!と明確に思ってしまった。
紺さんの短歌読んで好きなひとのことを想って泣いたことがある でもあなたとは違うってことだ。

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2026年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文句タラタラになってしまうが、正直ウダウダ書きすぎてて、読んでてあんまり面白くは無かったけれども、定時のない暮らしにムカついてしまったのは今の心の余裕が無いからか、心を亡くすと書いて忙しいと見かけたがそういうことか、エッセイを読むのは色んな人の頭が覗けてておもしろいがあんまりにもくよくよしてるのは読むもんじゃないなとおもった。

面白いなと評価できる時が来るんだろうか、今はまだまだそうも行かない。

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2026年07月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大学生の時にtwitterで流れてきた短歌を見つけてからずうっと大好きな伊藤紺さんの初のエッセイ集

短歌が大好きなだけに、作者の知りたくない面がかかれてて、ちょっと残念だった。生きづらさについて話してた部分とか。社会人での合わなさとか。でもそれだからこそこんな作品が生み出せるのかな、とも。難しい。どうあって欲しいかと言われると難しいのだけど

浅井りょうさんのYouTubeで昔言ってた解釈を話さないっていう話を思い出した。伊藤紺さんはエッセイにも書いてたように意識している分、現実と短歌の中の「わたし」を切り離すことはよくできてるなって思った。

私自身はどちらかというと、RawじゃなくてJPEG側の人間なんだろうな、と。

祖母のありがとうの手紙の話はよかった。おもしろい、の中身も。

頭から入るのにおしりからでなんで四つん這いなんだ、というのは確かにと思って面白かった。

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2026年07月02日

Posted by ブクログ

何か…尖っていて少し荒く、作り込んでいない雰囲気があります。それは伊藤さんが正直で純粋であるということの表れなのでしょうか。

読み進めるとどうやら弱いところと大胆なところが混ざり合い、思った以上に繊細で複雑で、多面的な人間らしい方なんだと感じました。

後半を読んで納得です。『足りない言葉』『わたしはリアルであることを大事にしている』『本当のことを書きたい』など、それまでの文章と照らし合わせて深く頷ける内容でした。

きっと伊藤さんの短歌にもそんな魂が込められているのでしょう。ぜひ次回は短歌も読んでみたいと思います。

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2026年04月17日

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