あらすじ
子どもと私の世界の見え方がちょっと変わる「まなざし」を育てる旅のススメ
中学生と小学生の2人の子どもを育てながら、これまで43回の子連れ旅を重ねてきた著者。
なぜそんなに旅に出るのか?それは、旅先でのいつもと“ちがう”ことが、気づけば観察力を上げるきっかけになり、 “いつも”の日常に変化をもたらしてくれるからだと言います。
本書では、子どもと旅に出る意味や考え方、スケジュールの作り方、持ち物のヒントに加え、国内・国外/日帰りや1泊の短い旅の具体例も写真とともに掲載。読んで、眺めて楽しい本です。 巻末付録:ニュージーランドでキャンピングカー12泊の旅日記
はじめに 家族の添乗員をやめた日
第1章 子どもと一緒に旅に出る
子育てと旅は似ている
家が大好きなのに、旅に出てしまう理由
手遅れ不安症という現代病
旅が子育てに効く理由
column1 親子旅のtips①
第2章「まなざしを育む旅」という提案
旅は観察のアンテナを起こす場となる
観察の目を育む「まなざし旅」
まなざし旅で外せない視点
column2 旅先にも防災ポーチを持っていく
第3章 まなざし旅をつくってみる【計画編】
準備で大切なのは、完璧よりも“余白”
情報は集めすぎない。でも“下ごしらえ”はする
旅先に迷うなら気温で決める
天気に左右されない「プランB」を持っておく
旅の「こだわり優先順位」は決めておく
食事はあえての“こだわらなさ”で行く
お金がかかる? “旅予算”の考え方
1泊2日・日帰りでもできる「まなざし旅」
いつ行く? どこに行く? 旅先の考え方
column3 母1人でインドに10日間
第4章 まなざし旅に出てみる【準備~実践編】
荷物と役割で当事者感を目覚めさせる
お金の使い方から自分を知る
軽いは正義。体力と気力を守るために荷物を見直す
おすすめの旅グッズ
旅先にも“いつも”を持ち込む
旅のしおりはスマホのあれでつくる
道中の別行動も選択肢のひとつ
旅先でのプランを計画する余裕がないときは?
旅の記憶は現在につながる
column 4 親子旅のtips②
第5章 まなざし旅の具体例
なぜ家族全員で旅に出ないのか
親1人子1人の旅 姫路
親1人子1人の旅 マレーシア
親1人子1人の旅 福島
親1人子2人の旅 ケアンズ
親1人子2人の旅 網走・知床
親1人子2人の旅 仙台
親1人子2人の旅 青森
親2人子2人の旅 壱岐
親2人子2人の旅 台北
親2人子2人の旅 上高地
親2人子2人の旅 長崎
親2人子2人の旅 ニュージーランド
column5 親子旅Q&A
第6章 まなざし旅がもたらすもの
親子でちがう旅の効きどころ
子どもを消費者にしない旅をする
旅が内と外の見え方をほぐしてくれる
おわりに
巻末付録 ニュージーランド旅日記
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
尾石家がニュージーランド旅に行ったことをVoicyで聞き、ちょうどその年に同じような行程でニュージーランド旅をしたので気になって読んでみた。日ごろから子供たちのことをしっかり理解し観察している晴さんだからこそ、題名のように「旅をすればするほど子育ては楽になる」のだろう。子供に寄り添う温かな愛と、「子供は自分の所有物ではなく、小さくても立派な一人の人間」として、個性や人格を尊重する心がないと、このようにはいかないだろう。晴さんが次男の手をそっと包み込んで、「僕の小さな小さな手」と書いた一節があった。愛情あふれる母の想いって尊いなぁとしみじみした。
さて、楽しみにしていたニュージーランドの家族旅行。「ニュージーランドって人の数より羊の数が多いんだって!」と話していた学生時代の自分に教えてやりたい。「人や店を探すより、羊や牛を探す方が100倍簡単なくらいよ…」と。それぐらい、自然豊かなニュージーランドに12泊14日。キャンピングカーでの旅っていうのがいいなぁ。まなざしポイントがまた素敵。「空と海だけはつながっている。変わるものと変わらないものに囲まれて、自分の変わらないことを変えられないことに気づいた旅。」
最後の方に書いてあった文章がとても心に残った。私がぼんやり思っていたことを的確に言語化してくれていた。「違う土地を知ることで、自分の暮らす場所が見えてくる。他者の視点に触れることで、自分の当たり前を見直すきっかけが生まれる。普段の日常だと、なかなか訪れない機会を、旅が運んできてくれる。」
Posted by ブクログ
いつもVoicyを聞いているので、晴さんが旅によく行かれ、またその旅の中や旅の前後でさまざまな工夫をしていることは断片的に知っていたが、その旅にまつわるあれこれをまとめた本。
晴さんの本はすべて読んでいるが、今回のは特によかったと思った。
子育て世代には特におすすめ
私は旅行は好きだけれど、なかなか実行に移せないのはなんでなのかな?と思っていたら、本書を読んでわかった。
それは、スケジューリングを面倒に感じてしまうのと、「なんとなくお金がかかる気がする」からだと思った。
ただ、本書では「なんとなくお金がかかる気がする」については、かなり具体的な対応策が見れた。
あと、
この本を読むと旅に行きたくなるので、面倒な部分もカバーできそう。
・旅というのはいつものちがうこと、予想外のことも含めてその時間を楽しむもののはず。
それなのに私はいつの間にか、子どもが困らないように、不機嫌にならないようにと、勝手に先回りして完璧な添乗員のように準備して振舞っている!
・旅行:おもに観光・慰安などの目的で、他の地方に行くこと
旅:住む土地を離れて、一時他の土地に行くこと
私が子どもたちとしたいのは「旅」
・子育てと旅は似ている
理由
①予定通りに行かないのが大前提
②その選択が正解だったかどうかは、終わってみないとわからない
・最高に居心地のいい家という日常があるがゆえに、わざわざ外に出る旅も大好きな一家
・旅は
よく見る
↓
気づく
↓
判断する
という観察のモードに入りやすい
正解がなく、自分たち親子に合う答えもわからないときにできることは、シンプルに今の状況を観察する機会を増やすこと
・×子どもの観察力を育てたいから(目的)旅をする(手段)
◎親子で旅に出ていたら(手段)、観察力が育っていた(結果)
・徒歩10分でもタクシーやUberを使う
・旅先からレターパックで荷物軽減
・普段からSIM2回線
ahamo(docomo回線)とpovo(au回線)
・物理的に同じ方向を見ていても、受け取る情報は親子で異なる。そこで対話が生まれる
・まなざし旅→旅を通じて観察力(見る→気づく→判断する)が自ずと育まれる旅のこと
旅のあとで、出発前の自分より少し変化したように感じられる旅
まなざし旅に大事なこと
①旅のスケジュールや荷物に余白を持たせる
(立ち止まる時間を増やす)
②旅の余韻
・旅先にも防災ポーチを持っていく
旅先で被災したら帰宅困難者になってしまうから
・防災ポーチの中身(B6 100均で買える)
ミニウェットティッシュ、ミニレインコート、
家族の連絡先を書いた防災カード(内閣府にテンプレ有)
メモ用紙、ちび鉛筆、マスク、飴、テレカ、
10円玉5枚、100円玉2枚
・スケジュールはゆるく天気、交通手段、現地の食事事情くらいでOK
・天候に左右されないプランBをもっておく
(現地の博物館や美術館など)
・旅のこだわり優先順位を決めておく
移動重視(子どもが小さいならあり)?体験重視?空間重視?
・食事はあえて頑張らない
子どもが騒がないかドキドキするよりも、部屋で靴を脱いで周りを気にせず食べる方が子どもにとってはお部屋パーティーで盛り上がるかも
・旅費を教育費として見る
・洗濯しやすく乾燥機OK、生地がタフな服をチョイス
子ども→mont-bell
大人→luluemon、DANSKIN
・ウェアはグラム数で決める
・手拭いは使える
・母の服装は黒をベースに3色以内にする
(組み合わせに悩まない)
・メインのリュック
トレイルバム24/7 か
ミニマライト防水ORDINARY PAC
サブポーチ
ラクーオのエンボスボンディング2wayショルダー(200g)…撥水加工。500mlまでのペットボトル入る
ストラップ太めで肩が楽。
※リュックを置いて身軽に出る日向け
モンベルULMONOポーチS
※カードや現金など最小限に小分けしたい時
・ノープランでも宿泊場所の交通手段さえあればどうにかなる
Posted by ブクログ
確かに子供と旅をしたくなるが、それだけでない。親にはアンラーン、子にはラーンのワルツ。まなざし旅は大人が手放し、子どもが受け止める場でもある、その表現がすて素敵だった。
旅をしてわかるもの。いつもと違う環境にいてこそ自分があらわになる。人生の優先度と似ている。限られた時間の旅で何をしたいのか。子供達と行けるうちに旅行にたくさん行きたいな、いろんなものを共有して、でもそれぞれ違う視点で経験して、を体験したいと思った。
Posted by ブクログ
エッセイというか旅日記というかカテゴライズに困る。が、旅好きの家庭持ちにはオススメの本だった。
旅のしおりはiPhoneのメモアプリが便利、とか、子どもにカメラを渡してみると、違った目線がわかるかも。とか、晴さんの実体験に基づいた学びや示唆がたくさん。
この本を読むと、家族で旅がしたくなる。
個人的にはニュージーランド(南島)にまた行きたくなった。
Posted by ブクログ
尾石晴さんの著書はやっぱり期待を裏切らない!そして期待以上の価値と学びを与えてくれる!と読みながら感じた。GWの家族旅前に読めてよかった!
昔から旅が好きで、新しいことや知らないことに抵抗なく逆にワクワクするタイプだと思ってたけど…これは“私の親が、まなざし旅を沢山経験させてくれていたおかげだったのかもしれない!”と気づかせてもらい、感謝の気持ちでいっぱいになった。
年に数回親子や家族旅をしてるから共感することも多かったけど、晴さんのように「もっと身軽に楽しみたい♪海外にも親子でいきたい♪」と視野が広がったしふわっと背中を押された。今年中にパスポート更新しよう!
Posted by ブクログ
旅に行きたい気持ちになりました。筆者とは年齢も近く息子が2人という共通点もあることからこれまでの本は全て読んでいます。旅好きな私にとっては今回の本も迷わず購入。旅の中での筆者の子供たちに対するまなざしにうるっと感動したり、付録の日記の部分ではクスッと笑えました。全ては観察からですね。旅のノウハウ的な部分も詳細に書いてあり参考になりました。iPhoneのメモ機能の活用などすぐに取り入れられるものも。また旅に出る際に、小さなノートを持っていくことも真似したいと思いました。せっかく色んなことを感じて学んでも覚えてなければもったいない。保育園児を連れての旅となると億劫さや不安を感じることもありますが、もっと前向きに旅を楽しみたい気持ちになりました。
Posted by ブクログ
からまる毎日のほぐし方を読んでから、尾石さんが好きで本書も購入。
旅行というよりも旅に、身軽に出ていこう。家族みんなじゃなくてもいいんだと思うことができました。我が家は夫がインドアで私がアウトドア。子供は女、男で4歳差。となると興味も体力もバラバラであり家族での旅のハードルは高くなる一方なはず。
まずは長女と女2人近場旅から出てみよう。
Posted by ブクログ
普段から尾石さんのVoicyを聴いており、時々旅の話をしてくれて、旅好きな自分としては読んだら旅に行きたくなる本ってどういうこと?と興味を持って読みました。読んでみると尾石さんのVoicyの長編バージョンを聴いているような感覚であっという間に読み終わりました。
自分自身普段から家族で旅行に行くのが好きで、よく旅行に行きますが他の家族が何を考えてどんな旅行をするのか詳しく聞く機会は無いので、興味深く読みました。
個人的にマレーシアとニュージーランド旅に興味持ちました。
Posted by ブクログ
旅が好きで親子旅もしてきた。共感できること、学びがたくさんだった。
荷物もそれぞれリュック一つに各々で管理。家族4人もいいけどたまに行く親子ペア旅。その良さが言語化されている。
テーマ決め、余白、お金管理はまだ模索中なので実践したい。
日常のリズムを崩さず旅先でも宿題をやったり、寝る時間を調整したり、それはなかなかできない。
でも帰ってから日常に戻りやすいこと、旅先での体調管理につながるのは大切。
やっぱり旅に行きたくなる本。
Posted by ブクログ
普段から音声配信(Voicy)を聴いている尾石晴さんの著書。
時折、晴さんの心のつぶやきが書かれていて、真面目そうなのにユーモラスな人柄が表れていて楽しく拝読しました。
我が家ではマイルでの旅とは無縁の生活だし、飛行機が苦手な家族がほとんどなので、晴さんファミリーと同じような旅は難しいながらも、うちの家族がやっていることは本書で紹介されている「まなざし旅」なんだと、安心できました。
家族全員で旅をせずとも「母+子」「父+子」の組み合わせで旅を楽しむということ。親が子の添乗員として立ち振る舞う必要はないことなど、既成概念にとらわれない旅の楽しさを伝えてくれるし、何より旅に出たくなる1冊でした。
Posted by ブクログ
なんとなく自分の思っていたことを言語化してくれたのでするするとあっという間に読み切ってしまった。
“旅行”とは、おもに観光・慰安などの目的で他の地方に行くこと。
“旅”とは、住む土地を離れて、一時他の土地に行くこと。
そうそう、私は“旅”がしたいんだ。と背中を押してもらった気分だ。子供が産まれる前は“旅”をしていたけど、子供とは“旅行”をしている。それはそれで楽しいのだけど、なんとなくモヤモヤが生じてきた。今年の夏休みは“旅”を意識した計画を立てようと思った。
よく見る→気づく→判断する、という観察力を自ずと身につけることができる旅を目指そう。
著者曰く、この本は2度大きく書き直しているとのこと。1度目はエッセイ風に、2度目はビジネス書風にしたが、違うんだ〜!ということで、本書の構成になったらしい。確かに、作者主観のストーリーでもなく、こうしたらこうなるからやろうという指南書でもなく、その中間をイメージした文章だった。
時代の空気を読み取る力が強い方のように感じた。
Posted by ブクログ
めっちゃ楽しくて3日で読んじゃった。
旅(旅行じゃなくてあえての旅)が子育てに、家族に、自分にどんな良い影響をもらたすかがすごく伝わってきた。旅の具体的な記録がとても良くて、子どもたちが全身で旅先を感じていること、それを汲み取って受け止めている筆者の感性も素敵だったな〜
子どもとの旅欲が高まる本。まだ今は1歳だけど、いつかもう少し大きくなった息子と2人旅したいな。楽しみだな。
Posted by ブクログ
子どもが5歳になり、旅行に向けて一緒に何をしたいか考えられるようになって嬉しい反面、企画、しおり作り、日記、アルバム…などあれもこれもやりたくなって何を優先すべきか分からなくなっていた中で読んだ本。あまり読まないタイプの本だが東洋経済オンラインで紹介されているのを見かけて手に取った。専門家でないからこそリアルな目線で、子連れでなくても旅好きとして参考になる情報があって有り難い。
旅を通じて、観察力が自ずと育まれる旅=まなざし旅とし、これについて筆者の経験談を紹介している。
子どもの観察力を育てたいから(目的)、旅をする(手段)ではなく、親子で旅に出ていたら(手段)、観察力が育っていた、となるのが理想。
余白を持つ、何にこだわるかを絞る、移動費を悪としない、近場でもよい、家族全員でなくてもいい、荷物と役割を与える…自分はきっちり予定を決めたいタイプなので子連れのお出かけでモヤモヤしてしまうことが多いけれど、今の子どもの年齢と余白を意識して、たくさん旅をしたいと思う。
▼メモ
大人にとってまなざし旅はunlearnの機会だが、子供は感性のままに旅先にある世界を吸収する。発達心理学で具体的操作期と呼ばれる7歳から11歳くらいまでの時期は、実際に触って動いて確かめて、理解する時期。例えば、旅先の市場で見たことのない果物を見つけたら、これ重いね、匂いがちょっと違うね、などと体を通じた感覚を話す。
10歳を過ぎると抽象的操作期へと移行し、目に見えない概念やルールを扱えるようになる。例えば初めての街を訪れたとき、どうしてこの街は坂が多いのだろうとその背景にある意味や社会といった見えない概念を含む観察ができるようになる。
同じ旅先でも、子供の年齢によって観察できるものが違う。旅は成長のグラデーションを鮮やかに見せてくれる場所になる。