【感想・ネタバレ】けんぐゎいのレビュー

あらすじ

利発だが酷い痘痕の姉ふゆ。逆上せ癖で縹緻よしの妹りよ。幼くして父を亡くし、ふゆは手習師匠の手伝いに、りよは船宿の下女奉公に出された。師匠の養子で禍々しいほどに歪んだ性癖をもつ宗三郎から手籠めにされたふゆは懐妊するが、現人神と崇められる女医者と出逢い、彼女の人生は大きく変わっていく。自我に目覚めた主人公が、女の生と向き合う、時代小説の新しい扉! 第175回直木賞受賞作!

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Posted by ブクログ

読み始めてから20ページ位でこの小説のホンモノぶりに圧倒された。おー、自分はすごい小説を読みはじめてるぞとブルっと震えた。

朝倉かすみ、底が知れない…。

他の作家たちはこの才能に嫉妬するだろうなぁ。
ちょうど直木賞の候補作になったと言うニュースが飛び込んできて思ったのは、選考委員たちは、選ぶ側の自分の作家としての実力を問われるだろうなということ。
だから、「平場の月」で受賞させればよかったのに。

ふゆを始めとする「けんぐぁい」の女たちへの溢れる愛に満ちて、胸が熱くなる。
その女たちのそれぞれの心の中に深く深く入っていって、その女たちが生まれ持ったものをどう始末していくか、どう飼い馴らしていくか、どうそれとともに生きていくかということを愛情を惜しまず書いている。
どの女も大変で、どの女も愛おしい。

文学作品でもあると同時に、エンターテイメント作品でもあり、ぐいぐい読ませるが、勿体無くて読み飛ばしたくなかった。

朝倉かすみは、最も好きな作家の1人だが、こんな作品も読ませてくれるとは想像上回る喜びだった。

ずっと朝倉かすみを追っていきたいと改めて思った。

2
2026年06月16日

Posted by ブクログ

直木賞受賞と表紙のインパクトでつい買ってしまった。酷い痘痕のふゆと、のぼせ癖のある妹のりよ。幼くして2人は家から出される。かなり歪んだ性癖の宗三郎に手籠めにされ、子を孕んでしまう。なかなか読み応えがあった。この時代に女性がここまで自立できるのはすごいと思う。

0
2026年08月16日

Posted by ブクログ

2026/8/12
ぶつぶつのある娘、ふゆ。
心情描写等素晴らしい。しかし、女として辛い部分があって「良かった!」とは言いづらい。
読みづらいがハマったら周りの音も聞こえないくらいこの世界に入り込んでしまう。
ふゆ、がんばったね。
りよ、ほの、つる、がんばったね。

0
2026年08月13日

Posted by ブクログ

面白かった。一気に読んだ。最初、宮部みゆき『あやし』のような怪談めいた短編なのかと思っていたら長編だった。良かった。
直木賞受賞だから読んだことは否定しないのだけど、自分が読みたくて読む時代小説が久しぶりで、やっぱり好きだなと思った。

私自身、だいぶわたしを呪っていることにして動かない人生を送っている。

p102
おまえがどんなに賢くても、見た目がそれじゃあ、なんにもならない。
そもそも賢さなんぞ女の強みにならないし、うん、どっちにしたっておまえは圏外。

0
2026年08月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ふゆの巡り合わせは
波乱万丈で

振り切っている

振り切りすぎて圏外に飛び出ている


じわじわと後から来る話しなんだろう

宗三郎は
人を人とも思っていない
だから
決して(多分魂が)合体しないように
と思われてしまうくらい
恨まれる
宗三郎の心根が「けんぐゎい」だった

0
2026年08月06日

Posted by ブクログ

やあやあ、これは面白かった!!
けんぐぁい、圏外、いわゆる普通とされるものから外れているもの。それがなんだ!いのち、ここにあること、持って生まれた味。辛いこともあったけど、自分は自分でいい、持って生まれた味と、環境と。しなやかに強く生きていこう。

0
2026年08月03日

Posted by ブクログ

壮絶なお話だった。
江戸時代。
浮世絵が好きだけどあれは本当に一部の裕福な人たちや芝居小屋の役者を描いたもの。
現実は人権のない社会。
恐ろしい。
ふゆが受ける差別や暴力。
賢さと運でどうにか生きる。
改めて思うのは、今も昔も手に職を持っていることは非常に生きやすくなるということ。
ただ江戸時代の女性が手に職をつけるということは相当難しいこと。
妊娠出産も命と引き換えになることは多々。
はぁ。
男性って気楽だな。

0
2026年08月03日

Posted by ブクログ

ただただ、驚いた。
すんなりと読めた、一気に読んでしまった。
表紙の絵は、泣いている?久しぶりに買った本。

0
2026年08月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どうしようもない気持ちになった時、ウニ坊を心に飼って、ぱっかぱっかと愉快な音をたてて何のけなしに笑って見せるところを想像して気持ちを軽くしようと思った。
不遇やなんてものはなくて、全部自分の手で手繰り寄せて運は勝ち取るものだ!と思っていた、が、生まれつき障がいのある身体に生まれていたら到底そんな考えは浮かぶはずもなく、私はただ良い方のクジを引いたほうなんだと思った。あとは、不妊に悩む人の解決策が沢山あるいまのご時世に生まれて良かった。江戸時代とかだったら子を持たない人は理解されずなかなかにつらいだろうな。
わたしも自分にとって自分が善しとなれるように努力したい。りよが、ヒデさんを通して自分自身を大切にしたように、私も好きな人が好きな私自身を愛して、まるっと善しになりたい。
大切なのは、良い悪いのクジを引いたかどうかではなく、どのように物事を感じ取って善しの自分を調えられるか。真白も真黒も私の中に存在していて、どっちも自分だし、まずはけんぐゎいの自分自身を圏内に捉えて向き合うことが大切と感じた。
「あいサ、心得た」「起きろ、おまえら。踊るにはもってこいの夜が来た。」が良い。

0
2026年08月02日

Posted by ブクログ

読み終わった後、寒気がしてぶるりと体が震えた。
比較的女性の方がストーリーや背景にのめりこめると思う。
直木賞なら面白いだろうと安直に手を伸ばして読んだが、最初は時代小説特有の馴染みのない言葉に苦戦した。
自分自身が世界の圏外にいる人間だと思っている人、普通ではないという思いを抱えて生きている人に読んでほしい。
私自身も圏外にいると思って常々生きていたので、この本にぶん殴られたような、刺されたような感覚がする。

あと、注意点として性加害の描写があるので、トラウマや苦手意識がある方は避けた方が良いかも。結構生々しいです。

0
2026年07月31日

Posted by ブクログ

女として生まれてもうすぐ30歳になる。
私はここに来るまでありとあらゆる女特有の通過儀礼のようなものを果たしてきた。

胸が大きくなって、生理がきて。
異性と関係を持ったり結婚や子供を意識する。

それでも何となく、いつも自分自身に対して俯瞰的である。

女は人生でたくさん名を変える。

「幼女」が「少女」になって、
「彼女(恋人)」になって、「妻」になって「母」になる。

その流れを俯瞰的に見た時に、
この人にはあって私にないものは何で、
そのせいで私は「普通じゃない」のかもしれないと
思うこともある。

そんな30代になる分岐点に私はいる。

本作「けんぐゎい」は、
幼少期の病のせいで痘痕面になった賢いおふゆの
「女」としての生き方を探る物語だ。

時代背景が江戸なだけあって、
男女や婚姻に関しての考え方はかなり違う。
今よりもっと跡取りが大事で、女は結婚して主を支えて子孫を繋いで行くことが「女の生きる道」だとされている。

それは今よりももっと顕著に見た目が大事で、
縹緻がよくないとそもそも貰い手なんてない。

その時点で普通の女としての生き方にはなれない。

まさしく『圏外』=『けんぐゎい』になってしまう。

やはり同じ女なので、
ふゆに感情移入しまくってしまった。

ふゆはどんな酷い目にあっても、耐えれてしまう人だ。母親に冗談で無神経にズケズケと痘痕のことを言われても。
宗三郎にひどいことをされても。
ほのにクソみたいなマウントを取られても。

ただそれは純粋に傷ついて、でも耐えられる性格だからというわけじゃない。

ふゆはしっかり「女だ」
私は聖人君主だというように何を言われても耐えてはいるが、心のどこかに黒い塊をもっている。
要は、モヤモヤの処理方法があるのだ。

それは「黒珠」であり、ふゆだけの「ウニ坊」。

心を救う、自分だけの味方によって、
ふゆはふゆなりの「女としての生き方」を見つける。

後半の怒涛の展開で、うわぁ…って気持ちになったけど、時代背景も込みで違和感のない流れだった。

自分がこの世に生まれたということ。
そこからどんなものを持って、どんな人生をだれと歩んで行くのか。

そう。
いいんだ別に。けんぐゎいでも。
「普通」以外にも「普通」はある。

外から見たら「けんぐゎい」でも。

そこはふゆからすれば、作りあけだ
「普通」なんだから。


時代は違えど、生き方を考えさせられる
すごく熱量ある作品でした。
この作品もとても好きでした。

0
2026年07月29日

Posted by ブクログ

テーマもそうだが、描き方が強烈で容赦が無く過激で誤解を恐れずに言うと気分の悪くなる描写が多かった。
だが、このような女性達がいたのもまた事実であり、圏外にいない女性にも同じ苦しみがある。
このような作品が直木賞を受賞するのもまた女性への視点が変化してきた証左なのかもしれない。

0
2026年08月15日

Posted by ブクログ

江戸時代、本所生まれのふゆとりよ姉妹。ふゆは疱瘡の後遺症で酷いブツブツだが、頭は良い。りよは綺麗だが気質の面で難がある。学者先生宅で修行をするふゆの若かりし頃が前編。自我の芽生えと共に評判の女医おこま様の下で更に研鑽を積むのが後編。最初は独特の語り口が読み難かったが、後半、ブツブツの卑屈さから解き放たれた様に己れを信じ、かつての同僚やりよと共にガストホイスなる女性専用の施療院を立ち上げる。
けんぐゎいー一生外側にしかいられない哀しい人間たちの最後の一行が美しい。
起きろ、おまえら。躍るにはもってこいの夜が来た。

0
2026年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

―け、ん、ぐゎ、い。
―おまえは、一生、外側にいるしかないんだ。わたしらの側には入れない。

第175回直木賞受賞作ということで、とても楽しみに読み始めた。
なんでも、女性では最年長の直木賞受賞とのことで、会見で朝倉さんもそのことを喜んでおられて、素敵だなと思った。

いざ読み始めると…

読むのがキツかった。
…すんごい心がえぐられて。

朝倉さんの表現力がもの凄くて、とにかく心情描写がすごい。一文たりとも真似出来ない文章をお書きになる。

物語の方は、宗三郎がどこまでも気持ち悪かった。

そして物語前半の描写がきつかっただけに、後半、ふゆとりよとつるとかめが、ガストホイスに集まったのは、とても力強い運びだなと思った。

なかでも、ふゆは、

『いかなる理由や働きかけや脅しがあろうと、女は、産まされてはならぬのである。それと同じく、いかなる理由や働きかけや脅しがあろうと、産めないことがあってはならぬのである』

という、おこまさまの信条を引き継ぎ、
困っている女たち男たちの頼みに、『あいサ、心得た』と答えていくさまは頼もしくあった。

総じて、『けんぐゎい』『くゎいぶつ』と表された女たちの、力強い生命力を感じさせられる物語だった。

『起きろ、おまえら。躍るにはもってこいの夜が来た。』

最後の一文に心震えた。

0
2026年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シスターフッドと自分讃歌の金字塔と言っても過言ではないのでは!?

朝倉かすみさんの文体はとても好きだ。
だが、だいぶ前に読んだお話(それも確か女の子同士のお話で親友が好き過ぎてどうのという内容だった)がちょっとトラウマすぎて、好きなのに手が出ず、避けてきた。

が、おすすめに上がったのをきっかけに、久しぶりにトライ。

やはり、文体が好き過ぎてスラスラ読めるものの、話が気持ち悪過ぎて、ぐったり。半分くらいで、挫折しそうになり、1週間くらい放置。装丁も気味悪く感じて、ちょっと見ないふりしてた。

(ふゆが懐妊したあたり。まさしく1番どん底のあたり。)

だけど、もう少しだけ読んでみよう、と思ったのは、直木賞がきっかけだ。直木賞ってどんな作品をすごいと認めるんだろうっていう、好奇心だ。
これまで、直木賞だからといって作品を読んだことがないから。

そしたら、どうでしょう。その後半戦の、幸せなこと幸せなこと。諦めずに読んで良かったぁと思いました。

まずは、おこまさまの語りの粋な場面は舞台か講釈が目に浮かぶようだし、全体的な多幸感と支え合う女の子たちの逞しさとか、何よりふゆが自分と深く向き合って自立していく様が、自分のことのように嬉しく感じた。

そしてやってくるいくつかのクライマックス。宗三郎との対決と双子の誕生。そしてウニコールとの再会。
楽しかったし報われたし美しかったし励まさせれたり。

どう考えても映像化は無理だろうなぁと思
うが、映像化も見てみたい気もする。

読み終わる頃には、装丁の動物(ウニコール?!)がとても愛らしく美しく気高く見えた。そんな経験は初めて。

前半で挫折せずに最後まで読んで欲しい作品です。

0
2026年08月09日

Posted by ブクログ

「いかなる理由や働きかけや脅しがあろうと、女は、産まされてはならぬのである。それと同じく、いかなる理由や働きかけや脅しがあろうと、産めないことがあってはならぬのである」
みんな、百万人よ。きっとそうよ。私だって、百万人。それを肯定してくれる人がいるか、自分で肯定できるか。そこに、幸せというものはあるんじゃないかなあ。

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2026年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

直木賞受賞作発表までに直木賞ノミネート作品を全部読む、をしたが本作の前半の宗三郎の露悪的な性的搾取が読んでいて辛すぎて途中で辞めてしまったら、なんと本作か受賞し、受賞からしばらくして1週間かけて再度読み直すことに。

権力と障害に潰されるしかない女の人生だが知性と仲間の存在によって立ち向かっていける
女しか書けない、本当にすごい作品である、読後強く生きていける力が、まさにふゆの中のウニコールのように自分の中にみなぎる感覚、そんな読書経験はいつぶりだろうか。

外装を外した装丁画がかっこよすぎる、ふゆの全身の痘痕はこうして見えるんじゃないだろうか。入れ墨を入れたみたいに、ふゆの内からふゆの知性と精神性の強さの現れとしてウニコールがふゆの身体の表面に現れているみたいな。

長くて時代的な読みづらさのある文章、だけど本当にかっこいいと思う一文がいくつもある。けれどわたしは最後の一文を誰に向けて言ったものと理解すべきかが解らなくて惜しい

0
2026年08月02日

Posted by ブクログ

 強烈だった。
 朝倉かすみさんは「平場の月」を読んで、とんでもないなぁと思った記憶が今でも鮮明にあって、あの人間の思い出し方を文章にするとこういう感じなんだろうなぁという荒唐無稽さ、急な過去へ戻ったり今になったりするあの感じを追体験しているような気持になってこれからどんな工夫を作品の中で見せてくれるんだろうと思っていた。
 今回の直木賞のノミネートになった時点で、またとんでもないものを書いたんだろうなという予想はあったが、ここまでとは思わなかった。
 正直、表現の巧拙はわからないし、どんな部分が評価されたかと言えば全く想像できない。この作品を真正面から楽しめるほど自分には素養もない。でも、けんぐゎいが連れていく世界は私の脳を揺さぶり、生への渇望と希望、絶望、これら全部を口にぶち込まれたような気持になる。
 露悪的すぎる性的搾取のシーンは胸を痛めるが、時代を真正面から受け止めた結果なんだと思います。

0
2026年07月30日

Posted by ブクログ

見えない業界の外(圏外→けんぐゎい)に弾き出された女たちが痘痕(あばた)だらけの産医〝ふゆ〟のリーダーシップで生きる場をつくっていく物語。それは男社会のなかで女が脅されることなく暮らし、子を産むこと産まないことを強いられず、安心のある理想の場所。江戸を舞台に展開されてるが、いまも・・・と思ってしまう

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

前半はなかなかしんどかった。
個性というにはどの登場人物も癖が強すぎる、怪物揃いだ。人間みんな一癖も二癖もある、ということだとは思うけれど、序盤〜中盤すぎまでの描写、あそこまでする必要があったのかな……。

2章の終わりくらいからは面白くなってきたし、この作品の趣旨が見えてきたように感じて、一気に読みやすくなった。
妊娠出産、いのちを生みだす営みは、作品の舞台である江戸時代であろうと現代であろうと変わらない。身体への負担も妊婦と子供の命を賭ける点も。
後半の話は、ふゆやその仲間たちの怪物ぶりがうまく回っていて頼もしかったし、受け取るものも多かった。全体を振り返ると、読んでよかったなと思う。

けれども、主人公ふゆのウニ坊のことが飲み込みきれない。だから前半部の必要性がいまいち感じられずにいるのだと思う。
誰かと語り合いたい……この作品を読んで皆さんはどんなことを考えましたか?

0
2026年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

直木賞受賞作品ということで期待して読んでしまった。
が、半分くらいまでは主人公のふゆや周りの女性達に降りかかる性加害などの災難の連続で読むのがつらかったし、気持ちの良いものではなかった。
りよの持ち前の明るい性格がほんの少しの清涼剤だった。
それでも筆者の筆力のなせる業なのか、ページをめくる手が止まらず後半は一気読みでした。
ちかの最期は少しオカルトじみていたが、おこまさま、ちゅう太、ヒデさん、りよとのつながりもきれいにまとめられていてよかった。
双子の行く末などを読んでみたい気もする。

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第175回直木賞受賞作。

著者の作品は3冊目だが、毎回違う作家の小説を読んでいるように感じるほど広角打法の人だと思います。
江戸時代中期の江戸が舞台で、疱瘡から全身ひどい痘痕が残った女性の半生を描いている物語です。
時代小説としては、文体がその時代風であることや主人公以外のいろんな人の視点が入ってきたりして読みづらかったです。
ただ、テーマとしては世間からつまはじき(現代だといじめかな?)に遭った女性たちが立ち上がる物語のようで、読後感は爽快でした。

0
2026年08月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

疱瘡の痕が残ったふゆが、手習いはの師に見込まれながらも、その後を継いだ養子に手篭めにされ、その結果懐妊、流産と続き産婆へと道が開けていく。長い長い曲がりくねった成長の物語。奇矯な妹や自分勝手な母、周りの登場人物が個性豊かで、その文体語り口の癖とともに独特の世界が広がっている。

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2026年08月13日

Posted by ブクログ

生きるためには何があればいいのか、さまざま要素が絡み合って、できたらもう少し深掘りしていきたい気持ちが高まる作品。

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2026年08月10日

Posted by ブクログ

表紙カッコ良すぎて、直木賞だったし購入。
文体、話し言葉が本当に難しかった。
だけど内容はめちゃ面白かった。
女性はどんな理由があっても産まされてはいけない、産めないことがあってはならない
どちらの尊厳も侵されてはいけないことだよな。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

内容はとても面白いが、なんせ読みづらい。独特の言葉で、当時話し言葉なのか、江戸言葉なのか、外国語なのか?結局なんのこと言ってるのかわからないまま読み進めてた部分も。装丁も夜中に机の上に置かれてたらビビります

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

女ってなんなのかな。フェミニズムやルッキズムが叫ばれて久しい昨今だが、舞台はおそらくそんな考えが全くない時代。けんぐゎい、と、恋焦がれる相手が言えば絶望し、憎い相手が言えば腹が立つ一方で、快い相手が言えば爽快にも聞こえ、自分が唱えて言い訳にすることもある。なにくそ、と生きる糧になることもあっただろう。女性の弱さと、それを上回る強さに感服した本だった。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

ほのが言っていた「一生ってきっと籤引きの連続なのよ。」という言葉が、何故か腑に落ちた。当たりと思ったりハズレと思ったり。

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2026年08月05日

Posted by ブクログ

時代小説とわかったうえで読んだが読みにくかった。

ただ、内容は深いように感じた。くゎいぶつ、けんぐゎい、つるとかめ、ほのとちか、様々人間関係が描かれている。ふゆの妊娠がわかったあとの展開は予想外だった。

この世はくゎいぶつか否か、けんぐゎいか否かが分かれていて、それぞれの場所がある。今の言葉でいうと適材適所のようなもの。

出産し、赤子が圏外にでてくる、怪物が産まれるなど、妊娠・出産にもテーマが通じている印象。

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

最新の直木賞受賞作ということで、読書感想文のネタにしようと考えている小中高生の皆さんへ…
結構内容がR指定なので、要注意!!です。
少々、若干イヤ、かなりクセのある文体なので、読み辛さを感じるかもしれません

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2026年08月01日

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