【感想・ネタバレ】けんぐゎいのレビュー

あらすじ

利発だが酷い痘痕の姉ふゆ。逆上せ癖で縹緻よしの妹りよ。幼くして父を亡くし、ふゆは手習師匠の手伝いに、りよは船宿の下女奉公に出された。師匠の養子で禍々しいほどに歪んだ性癖をもつ宗三郎から手籠めにされたふゆは懐妊するが、現人神と崇められる女医者と出逢い、彼女の人生は大きく変わっていく。自我に目覚めた主人公が、女の生と向き合う、時代小説の新しい扉! 第175回直木賞受賞作!

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直木賞受賞作。痘痕のふゆが尚三郎に孕まされ、カリスマ女医のおこまさまの弟子になり、おこま様を凌ぐおふゆさまになる。妹のりよ、ほの、つる、かめ…キャラクターの豊かさと、女性が書く女性の性が朝倉さんらしい。尚三郎の顛末と双子への采配にふゆの成長が感じられる。

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2026年09月03日

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ネタバレ

人間持って生まれた味に生かされている。

最後の双子の子は、多田屋の子になるか、ふゆの子になるか、丁か半かの博打やって思った。

けんぐゎいでくゎいぶつなふゆと、その仲間たちがいつかほのに会える日を見てみたい。

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2026年08月31日

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貴重な読書仲間の一人が娘なんだけど、この小説はちょっと勧めにくいかな。

ただ、容姿とか、世にいう能力とかでなく、周りの人に、それぞれ持って生まれた味を認めて、生きる生き方を実現させれる場をつくり得た「ふゆ」の生き様を読んで欲しくは、あるかな。

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2026年08月29日

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「けんぐぁい」ってケータイに関わること以外に想像できなくなっていた、
想像力をなくした現代人の自分に向けられた荒々しい衝撃作。
題名とサブタイトル数ページからは想像のつかない物語だった。

時代劇の中、主人公の女の子の数奇とも思える人生についてのお話。
それなのに、イマジナリーな空想のウニコーンのおかげで
重苦しい話がどこか御伽噺にも読めてくる。

少し話が変わるかもしれないが、
私は直木賞の受賞作を毎回読むようになって早6年。
毎回作品を読む度に喜怒哀楽に恵まれて、
その上で想像しきれないほどの文章の多彩さに驚くばかり。

今作もまた同じような気持ちになったけれど、
こんな気持ちにさせてくれるならば、出来ればもっと
他の候補作も読みたいと思っている。
けれど時間的には余裕はないから毎度それは断念。

そのかわり(代わりとは言えないかもしれないけど)
受賞作には、本当に、心の底から楽しませて頂いています。

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2026年08月20日

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 病がちな身には沁み入ることばたち。
 手習い師匠の重右衛門がおふゆに「..おふゆの黒珠(くろだま)のうちには尋常ならざるモノが棲んでおる。目をつむり、濡れた翼か足をたたんでおる。・・尋常と呼ばれるものの搾り汁て拵えた黒珠のうちに、尋常ならざるものが棲むとは如何なる道理ぞ。」21頁
 妹のりよが姉のふゆに「ふうちゃんのここにゃあ真白と眞黑があるんじゃほい、・・白はしいぜんってやつだなきっと。で、黒は悪気・・・」29頁
 ほのがふゆに「・・一生ってきっと籤引きの連続なのよ。双六にたとえる人が多いけど、あたしは断然籤引きのほうが人生の本質をとらえてると思うわ。籤引きに始まり籤引きに終わる、それがひとの一生なの。何なら生まれる前からよ。」51頁
 これもほのがふゆに「興味深いのは籤引きの当たり外れと、果報無果報の割り振りが一致するわけじゃないってことなの。当たりを引いたと思ったら、のちのち無果報、しまった外れだと思ったら果報が待ってる、みたようなのね。それをあたしは『一の裏は六の置きて』と名づけました。『禍福は糾える縄のごとしの掟』でもいいけど、長いし、なんだか粋じゃないというか、『一の裏は六の掟』に比べると、ブイブイした感じが足りないんだもの』」54頁

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2026年08月17日

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直木賞受賞と表紙のインパクトでつい買ってしまった。酷い痘痕のふゆと、のぼせ癖のある妹のりよ。幼くして2人は家から出される。かなり歪んだ性癖の宗三郎に手籠めにされ、子を孕んでしまう。なかなか読み応えがあった。この時代に女性がここまで自立できるのはすごいと思う。

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2026年08月16日

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江戸時代のシスターフッド小説!女性の人生が男によって好き勝手される理不尽さに憤りを感じながらも、陰鬱すぎず、逆境にも関わらず自分の足で立とうとする女性陣に共感した!寄る辺ないフリークスたちが肩を寄せあい孤独と愛を分かち合う雰囲気はスタージョンの「人間以上」やキャサリン・ダンの「異形の愛」を思い出すところもあった(両方とも偏愛レベルで好き)
表紙のイラストはウニコール??

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2026年09月05日

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第175回直木賞受賞作品

朝倉かすみさんの初時代小説。
装画は、一瞬手に取るのをためらうくらいインパクトがあった。古代中国の伝説に由来する神獣、白沢(はくたく)。麒麟や鳳凰と並ぶ演技のよいもので、日本では江戸時代に病魔よけとして人気があったらしい。

小説の半分くらいまでは、私は何を読んでいるんだろうという感じがした。利発だが全身痘痕(あばた)のある“ふゆ„を始め「けんぐぁい」(圏外)にいる女たちが受けるひどい仕打ちに声も出ない感じだった。表向きはけんないにいる“ほの„と、いかれた性癖の持ち主の宗三郎の言い分はあまりにもひとりよがりで、この先どうなるんだろうと思いつつ読み進めた。

後半、“ふゆ„があるきっかけで現人神と呼ばれている“おこまさま„の跡継ぎとして、産医となる。この辺りからは読みやすかった。「生まれ直させてもらった 」“ふゆ„と同じく「けんぐぁい」にいた女たちの笑顔も目に浮かぶようだった。

最後の“ふゆ„の決断は、今までの自分の生きかたを全て自分で選んだものではないということを示したい気持ちの表れだったように思う。「けんぐぁい」として生きてきた“ふゆ„に気持ちの落としどころができたのが救いのように感じた。

朝倉かすみさんが書きたかった時代小説は、ものすごくインパクトがあった。渾身の力で書かれたんだろうなと思える作品だった。


〈目次〉
第一章 ウニコール
第二章 りんぼ
第三章 ガストホイス
第四章 くゎいぶつ

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2026年08月31日

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直木賞候補になっていたので、読んだ、
この人の文体は、擬態語と繰り返しが多く、馴染めばするする読める。
タイトルと表紙からは、全く内容が想像つかないが、江戸時代の特性ゆえに生きづらかった人々の話だった。
描写もかなりキツイ部分があるが、この作家にしか書けない物語であることは確かで、読みごたえがある。

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2026年08月27日

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パワー系小説と言ったらいいのか、濁流のように押し寄せるドロドロを独特の文体で調子よく、口上のようにいいテンポで投げつけてくる。だからしつこいなあって内容もすんなり読まされてしまう(が、こういう感じ方や世界がダメな人はまったくダメだろうけど)。章と章の間の場面転換があっさりすぎなのはちょっと物足りなかったけど、一気読み必至の一冊。

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2026年08月24日

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ネタバレ

きもちわるっ。って作品ですね。人によっては途中でやめてまう作品ですよねこれ。直木賞って大衆向けと聞いてたからかっるい気持ちで読んだらまあそんなことは無いよって頭殴られた作品。時代小説だから主人公のようになったら生きてけないだろうし、まあギリギリな生活になりますよね。にしても、主人きっ持ち悪い。
はいえ現代人も何かしら欠点は誰にでもあるもので、それを晒さなくても行けるようになったのは現代ということだからだろうか。圏外っ子と主人公は自称してたけど、そもそも内側ってなんだよ。その境界は誰が決めるの?みんな外側じゃないかという考えが溢れる作品。出産の仕事に就いたのは、母親というお腹の内側から外の世界という、圏外に引っ張り出す仕事だからってことなのかな?考えすぎかもですが。そう考えたら圏外っ子代表として主人公がこの仕事に就いているのはまあ適任だし、向いてるよね。
そうは言っても、第3章まではほぼ面白くないし、きつい描写が続くので、そういうの行ける人でないと低い評価になるよなぁと実感しました、

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2026年08月23日

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痘痕を抱えた主人公の、自分という存在を許すために泥臭くとも這いつくばって奔走する、人生の捉え方を描いた物語。
江戸ならではの考え方もあり生々しい場面も多かったけれど、弱い立場に立たされている女性達の強さが際立っていた

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2026年08月22日

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“けんぐゎい“として生まれた身。とても重たくしんどい内容。それでも、「持って生まれた味」「籤引きの連続」「生きるってそういうこと」と逞しくに生きる姿が素晴らしかった。ウニコール!

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2026年08月20日

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章に並ぶ単語の「ウニコール」「りんぼ」「ガストホイス」「くゎいぶつ」が主人公のふゆの人生そのものを表しているようだ。ふゆの心になかにある黒珠にいるウニコール、ふゆの胎内に宿ったものの行先であるりんぼ、ふゆがけんぐゎいから抜け出そうとしたガストホイス、そして最終的にくゎいぶつになったと思わせるような出来事。人の平等を否定するような作品と考えることもできるが、現実もそんな感じだし、でも多少の運があれば不平等を乗り越えることもできるし、でも良い生まれの人がくゎいぶつにならないわけでもなく、そんな人生というか人そのものの運命みたいなものを大きなものを感じた。

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2026年08月20日

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朝倉かすみさん初時代小説が女性最高齢第175回直木賞受賞。幼少期に父を亡くし疱瘡にかかり酷い後遺症が残ったが主人公ふゆは賢さを認められ手習所の手伝いに。虐げれた環境の下ある出会いで婦人科医に。シリーズ化になりそー「けんぐゎい」とは世間とか社会からの圏外らしい。

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2026年08月20日

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 文章に読みづらさはありました。内容も読みづらく、物語も重苦しい雰囲気。ただし、人間の内面にスポットライトを当てたような話で慣れてくると面白くなっていく物語。

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2026年08月18日

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テーマもそうだが、描き方が強烈で容赦が無く過激で誤解を恐れずに言うと気分の悪くなる描写が多かった。
だが、このような女性達がいたのもまた事実であり、圏外にいない女性にも同じ苦しみがある。
このような作品が直木賞を受賞するのもまた女性への視点が変化してきた証左なのかもしれない。

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2026年08月15日

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ネタバレ

直木賞受賞作発表までに直木賞ノミネート作品を全部読む、をしたが本作の前半の、(ふゆの宗様に対する官能的な妄想もわたしは苦手であったが)宗三郎の露悪的な性的搾取が読んでいて辛すぎて途中で辞めてしまったら、なんと本作か受賞し、受賞からしばらくして1週間かけて再度読み直すことに。

権力と障害に潰されるしかない女の人生だが知性と仲間の存在によって立ち向かっていける
女しか書けない、本当にすごい作品である、読後強く生きていける力が、まさにふゆの中のウニコールのように自分の中にみなぎる感覚、そんな読書経験はいつぶりだろうか。

外装を外した装丁画がかっこよすぎる、ふゆの全身の痘痕はこうして見えるんじゃないだろうか。入れ墨を入れたみたいに、ふゆの内からふゆの知性と精神性の強さの現れとしてウニコールがふゆの身体の表面に現れているみたいな。

長くて時代的な読みづらさのある文章、だけど本当にかっこいいと思う一文がいくつもある。けれどわたしは最後の一文を誰に向けて言ったものと理解すべきかが解らなくて惜しい

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2026年09月01日

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3〜4くらいかな。
身体の特徴や状態を表す独特な擬音語・擬態語や今まであまり読んだことのない言い回しによって登場人物がどんどん立体的に思えてきて、そこが良かった。

実際に江戸時代に生きていた人たちも、登場人物のように空想に耽ったり胸の内で言葉遊びをしたりしていたんだろうか。していたらいいな。

性向けだと思う。男性には少し読みにくそう。
でも男性に低評価をつけられるのはなんとなく納得いかない。

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2026年09月06日

Posted by ブクログ

もう無理…!!

あらすじから重めだとわかってたのに、
全く話が入ってこなかった。
一度挫折して読み直してもダメだった。

1ヶ月かけて読んだ本は初めてかもしれない。正直、苦しかった。

でもこれが直木賞受賞作なのよね。

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2026年09月05日

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擬音をうまく使った生々しい表現に嫌悪感を感じつつも引き込まれていきました。
生まれや性別の違いによる格差は現代の比ではない時代。抑圧された感情はどれほどだろうかと、想像するだけで苦しかった分、後半で救われました。

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2026年09月05日

Posted by ブクログ

まずは面白かったです!
前半戦の胸糞悪い展開、江戸言葉の難しさ。
私のレベルだとなかなかサクサクは読めませんでした。ただ中盤からすごい展開が気になって、そこからは一気に読めました。
これを機に時代小説も読んでいこうかな。

読書レベルを上げて、数年後にもう一回読みたい作品です。

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2026年09月01日

Posted by ブクログ

うむむー、あっという間に読めましたが、暗くてグロくて面白いとはあまり思えなかったです…。
登場人物がみんな程度の差はあれどこか狂ってました。

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2026年08月29日

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何というか、「濃い」小説だった。
中盤までは、とにかくしんどい。とんでもないサイコパス、テラトフィリア、モラハラ、DV男に、好き放題虐げられ、頼みのシスターフッドも弱すぎる展開に、さすがの直木賞でも読むのをやめようか、との思いがチラと胸を過る。
後半、主人公が生きる道を見つけて邁進していく段になって、やっと何か明るくひらけていく感覚があった。が、やはり生と死そのものをあつかうテーマだからか、重苦しさは変わらなかったけれど……。
前半頼りなく感じられたシスターフッドが復活したのは良かった。昔読んだ桐野夏生の『OUT』をちょっと思い出した。

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2026年08月26日

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女性としての生き方の話。

生まれ持っての地位に翻弄されたり、子供を産むことの考え方の違いだったりと様々な価値観が出てくる。特に江戸時代が舞台なので、女性の扱いが酷い場面描写も多い。

正直言葉も難しく、前半は辛い描写も多いからか理解するのも難しかった。でも後半の展開は見事。

女性として強く生きる姿は、時代は違えど今と通じる部分もある。
 
人間誰しも心に天使と悪魔がいる。そんな事を思いながら、もう一度読み返したくなる作品。

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2026年08月22日

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直木賞ということで前知識なく読んでみた。最初の方はどういう方向に進むのかよくわからなかったけど、最後には行く先に明かりが見えたような気持ちになった。

けんぐゎい
ウニコール
ガストホイス

言葉遣いも心地よい。最初は何を指しているのかよくわからなかったけど、読み進めるうちにその意味することがわかる
そのほか、
・のいち 夜 のちぇ 夜 なぐと 夜
・おまえは善しだよ
・あの子らはほんとうにきれいなんだ。縹緻よしっていうよりも、清らかだったり潔かったり凛々しかったりといったような、この世のいろんないいものが寄り集まってできている。

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2026年08月18日

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見えない業界の外(圏外→けんぐゎい)に弾き出された女たちが痘痕(あばた)だらけの産医〝ふゆ〟のリーダーシップで生きる場をつくっていく物語。それは男社会のなかで女が脅されることなく暮らし、子を産むこと産まないことを強いられず、安心のある理想の場所。江戸を舞台に展開されてるが、いまも・・・と思ってしまう

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

前半はなかなかしんどかった。
個性というにはどの登場人物も癖が強すぎる、怪物揃いだ。人間みんな一癖も二癖もある、ということだとは思うけれど、序盤〜中盤すぎまでの描写、あそこまでする必要があったのかな……。

2章の終わりくらいからは面白くなってきたし、この作品の趣旨が見えてきたように感じて、一気に読みやすくなった。
妊娠出産、いのちを生みだす営みは、作品の舞台である江戸時代であろうと現代であろうと変わらない。身体への負担も妊婦と子供の命を賭ける点も。
後半の話は、ふゆやその仲間たちの怪物ぶりがうまく回っていて頼もしかったし、受け取るものも多かった。全体を振り返ると、読んでよかったなと思う。

けれども、主人公ふゆのウニ坊のことが飲み込みきれない。だから前半部の必要性がいまいち感じられずにいるのだと思う。
誰かと語り合いたい……この作品を読んで皆さんはどんなことを考えましたか?

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

直木賞受賞作品ということで期待して読んでしまった。
が、半分くらいまでは主人公のふゆや周りの女性達に降りかかる性加害などの災難の連続で読むのがつらかったし、気持ちの良いものではなかった。
りよの持ち前の明るい性格がほんの少しの清涼剤だった。
それでも筆者の筆力のなせる業なのか、ページをめくる手が止まらず後半は一気読みでした。
ちかの最期は少しオカルトじみていたが、おこまさま、ちゅう太、ヒデさん、りよとのつながりもきれいにまとめられていてよかった。
双子の行く末などを読んでみたい気もする。

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第175回直木賞受賞作。

著者の作品は3冊目だが、毎回違う作家の小説を読んでいるように感じるほど広角打法の人だと思います。
江戸時代中期の江戸が舞台で、疱瘡から全身ひどい痘痕が残った女性の半生を描いている物語です。
時代小説としては、文体がその時代風であることや主人公以外のいろんな人の視点が入ってきたりして読みづらかったです。
ただ、テーマとしては世間からつまはじき(現代だといじめかな?)に遭った女性たちが立ち上がる物語のようで、読後感は爽快でした。

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2026年08月14日

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