ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで188万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
9pt
利発だが酷い痘痕の姉ふゆ。逆上せ癖で縹緻よしの妹りよ。幼くして父を亡くし、ふゆは手習師匠の手伝いに、りよは船宿の下女奉公に出された。師匠の養子で禍々しいほどに歪んだ性癖をもつ宗三郎から手籠めにされたふゆは懐妊するが、現人神と崇められる女医者と出逢い、彼女の人生は大きく変わっていく。自我に目覚めた主人公が、女の生と向き合う、時代小説の新しい扉! 第175回直木賞受賞作!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
読み始めてから20ページ位でこの小説のホンモノぶりに圧倒された。おー、自分はすごい小説を読みはじめてるぞとブルっと震えた。 朝倉かすみ、底が知れない…。 他の作家たちはこの才能に嫉妬するだろうなぁ。 ちょうど直木賞の候補作になったと言うニュースが飛び込んできて思ったのは、選考委員たちは、選ぶ側の...続きを読む自分の作家としての実力を問われるだろうなということ。 だから、「平場の月」で受賞させればよかったのに。 ふゆを始めとする「けんぐぁい」の女たちへの溢れる愛に満ちて、胸が熱くなる。 その女たちのそれぞれの心の中に深く深く入っていって、その女たちが生まれ持ったものをどう始末していくか、どう飼い馴らしていくか、どうそれとともに生きていくかということを愛情を惜しまず書いている。 どの女も大変で、どの女も愛おしい。 文学作品でもあると同時に、エンターテイメント作品でもあり、ぐいぐい読ませるが、勿体無くて読み飛ばしたくなかった。 朝倉かすみは、最も好きな作家の1人だが、こんな作品も読ませてくれるとは想像上回る喜びだった。 ずっと朝倉かすみを追っていきたいと改めて思った。
直木賞受賞と表紙のインパクトでつい買ってしまった。酷い痘痕のふゆと、のぼせ癖のある妹のりよ。幼くして2人は家から出される。かなり歪んだ性癖の宗三郎に手籠めにされ、子を孕んでしまう。なかなか読み応えがあった。この時代に女性がここまで自立できるのはすごいと思う。
2026/8/12 ぶつぶつのある娘、ふゆ。 心情描写等素晴らしい。しかし、女として辛い部分があって「良かった!」とは言いづらい。 読みづらいがハマったら周りの音も聞こえないくらいこの世界に入り込んでしまう。 ふゆ、がんばったね。 りよ、ほの、つる、がんばったね。
面白かった。一気に読んだ。最初、宮部みゆき『あやし』のような怪談めいた短編なのかと思っていたら長編だった。良かった。 直木賞受賞だから読んだことは否定しないのだけど、自分が読みたくて読む時代小説が久しぶりで、やっぱり好きだなと思った。 私自身、だいぶわたしを呪っていることにして動かない人生を送って...続きを読むいる。 p102 おまえがどんなに賢くても、見た目がそれじゃあ、なんにもならない。 そもそも賢さなんぞ女の強みにならないし、うん、どっちにしたっておまえは圏外。
やあやあ、これは面白かった!! けんぐぁい、圏外、いわゆる普通とされるものから外れているもの。それがなんだ!いのち、ここにあること、持って生まれた味。辛いこともあったけど、自分は自分でいい、持って生まれた味と、環境と。しなやかに強く生きていこう。
壮絶なお話だった。 江戸時代。 浮世絵が好きだけどあれは本当に一部の裕福な人たちや芝居小屋の役者を描いたもの。 現実は人権のない社会。 恐ろしい。 ふゆが受ける差別や暴力。 賢さと運でどうにか生きる。 改めて思うのは、今も昔も手に職を持っていることは非常に生きやすくなるということ。 ただ江戸時代の女...続きを読む性が手に職をつけるということは相当難しいこと。 妊娠出産も命と引き換えになることは多々。 はぁ。 男性って気楽だな。
ただただ、驚いた。 すんなりと読めた、一気に読んでしまった。 表紙の絵は、泣いている?久しぶりに買った本。
読み終わった後、寒気がしてぶるりと体が震えた。 比較的女性の方がストーリーや背景にのめりこめると思う。 直木賞なら面白いだろうと安直に手を伸ばして読んだが、最初は時代小説特有の馴染みのない言葉に苦戦した。 自分自身が世界の圏外にいる人間だと思っている人、普通ではないという思いを抱えて生きている人に読...続きを読むんでほしい。 私自身も圏外にいると思って常々生きていたので、この本にぶん殴られたような、刺されたような感覚がする。 あと、注意点として性加害の描写があるので、トラウマや苦手意識がある方は避けた方が良いかも。結構生々しいです。
女として生まれてもうすぐ30歳になる。 私はここに来るまでありとあらゆる女特有の通過儀礼のようなものを果たしてきた。 胸が大きくなって、生理がきて。 異性と関係を持ったり結婚や子供を意識する。 それでも何となく、いつも自分自身に対して俯瞰的である。 女は人生でたくさん名を変える。 「幼女」が...続きを読む「少女」になって、 「彼女(恋人)」になって、「妻」になって「母」になる。 その流れを俯瞰的に見た時に、 この人にはあって私にないものは何で、 そのせいで私は「普通じゃない」のかもしれないと 思うこともある。 そんな30代になる分岐点に私はいる。 本作「けんぐゎい」は、 幼少期の病のせいで痘痕面になった賢いおふゆの 「女」としての生き方を探る物語だ。 時代背景が江戸なだけあって、 男女や婚姻に関しての考え方はかなり違う。 今よりもっと跡取りが大事で、女は結婚して主を支えて子孫を繋いで行くことが「女の生きる道」だとされている。 それは今よりももっと顕著に見た目が大事で、 縹緻がよくないとそもそも貰い手なんてない。 その時点で普通の女としての生き方にはなれない。 まさしく『圏外』=『けんぐゎい』になってしまう。 やはり同じ女なので、 ふゆに感情移入しまくってしまった。 ふゆはどんな酷い目にあっても、耐えれてしまう人だ。母親に冗談で無神経にズケズケと痘痕のことを言われても。 宗三郎にひどいことをされても。 ほのにクソみたいなマウントを取られても。 ただそれは純粋に傷ついて、でも耐えられる性格だからというわけじゃない。 ふゆはしっかり「女だ」 私は聖人君主だというように何を言われても耐えてはいるが、心のどこかに黒い塊をもっている。 要は、モヤモヤの処理方法があるのだ。 それは「黒珠」であり、ふゆだけの「ウニ坊」。 心を救う、自分だけの味方によって、 ふゆはふゆなりの「女としての生き方」を見つける。 後半の怒涛の展開で、うわぁ…って気持ちになったけど、時代背景も込みで違和感のない流れだった。 自分がこの世に生まれたということ。 そこからどんなものを持って、どんな人生をだれと歩んで行くのか。 そう。 いいんだ別に。けんぐゎいでも。 「普通」以外にも「普通」はある。 外から見たら「けんぐゎい」でも。 そこはふゆからすれば、作りあけだ 「普通」なんだから。 時代は違えど、生き方を考えさせられる すごく熱量ある作品でした。 この作品もとても好きでした。
テーマもそうだが、描き方が強烈で容赦が無く過激で誤解を恐れずに言うと気分の悪くなる描写が多かった。 だが、このような女性達がいたのもまた事実であり、圏外にいない女性にも同じ苦しみがある。 このような作品が直木賞を受賞するのもまた女性への視点が変化してきた証左なのかもしれない。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
けんぐゎい
新刊情報をお知らせします。
朝倉かすみ
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
小説・文芸
乙女の家(新潮文庫)
玩具の言い分
棺桶も花もいらない
感応連鎖
がんばれ、おめでとう、ありがとう
肝、焼ける
恋に焦がれて吉田の上京
幸福な日々があります
「朝倉かすみ」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲けんぐゎい ページトップヘ