あらすじ
将棋界最高峰の棋戦である、名人を頂点とした順位戦。その過酷な戦いに挑む棋士は、何を思い戦うのか? 若手からベテランまで40人超の棋士たちのむき出しの心情を繊細に描くノンフィクション。朝日新聞での大人気連載が待望の書籍化。
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Posted by ブクログ
タイトルをとったような棋士よりも順位戦でA級、B級1組に在位経験のある棋士よりも、四段になるまでにとても苦労した棋士や、引退に追い込まれそうな棋士、追い込まれた棋士の絞り出すような声に心を動かされる。
26歳までに四段になれなければ奨励会を引退しなければならないという厳しい規定。
むしろそれよりも20歳を超えて社会人として収入もなく、戦い続けなければならない状況に置かれたものの切迫感や焦り。それとどういう風に向き合ってきたのか。そんな人生訓にこそ惹かれるしそこに向き合った人の姿は美しい。
Posted by ブクログ
安直な将棋連盟編集とは違い、こちらは朝日新聞出版社から同じく既出記事を集めたものだが、読ませる。
その差は、記事内容のクオリティ以上に物語の面白さにある。
ただ、間違い(勘違い)かもと思われる箇所がある。
青野照市の章、2024年1月のインタビュー記事で、「800勝は、野球でいう名球会資格と同じなんです。そして負け越して800勝までいった人はいないんです。たぶんこれからも出ない。私だけなんです。行けばですけど」
このインタビューの5ヶ月後に71歳で引退となったが彼の通算成績は800勝 899敗(1699対局、勝率0.4708)でした。
一方で2009年2月に800勝を達成した森雞二の通算成績は1745戦 866勝879敗、勝率 0.4963で引退は青野照市と同じく71歳(2017年5月引退)。つまり、8年間で66勝しかしていない。
もしかして、森雞二の800勝到達時には通算成績で勝ち越していたのだろうか?
とはいえ内容も含めこれなら税込み2200円も許せる、しらんけど。