あらすじ
銀座の地下から漕ぎ出す舟、異文化が生む愛の落とし穴、窓から見えるもう一人の私、幼い昔へと走る電車――アイデアとウィットと皮肉な筆致を武器に切れ味鋭い短篇を次々ものし、世に送り出した作品はじつに900以上。91歳、ついに迎えた創作人生の終わりに感謝をこめて読者に贈る「てのひらの小説」珠玉の36篇。
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Posted by ブクログ
御歳91歳になる著者、最後? の短編集。
氏の作品は、『〇〇を知っていますか?』のシリーズが好きで、よく読んでいたもの。
アイヤーヨッ!の掛け声は、アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフという創世記の主要登場人物の家系の順に並べたもの。それは覚えているが、創世記のなんたるかは、すっかり忘却の彼方だ(苦笑)
そんな著者、ショートショートの名手とは知ってはいたが、読んでみようと思って読んだものは少ない。
まぁ、最後、だというので手にしたものだ。
近年(2024-25年)のものから、古いのは1998年ごろと、時代の発表媒体、字数、ジャンルも様々な作品が並ぶ。
不思議と登場人物に商社マンが多いのはなぜだ? 著者の経歴ではなかったはず。モデルになる知人でもいたかな?
言葉から発想した物語や、エッセイとしても書けそうなものをストーリー仕立てにしてみたり、ネタが豆知識だったり、オヤジギャグからだったり・・・。
なるほど、手練れの手にかかると、なんでもショートショートになるのだなと感心しながら読んだ。
そして、最後もオヤジギャグ?
作品を800生み出したところでネタ切れ。それは、小説はフィクション、しょせん嘘だから。そう、嘘八百。
おあとがよろしいようで。