【感想・ネタバレ】モナリザの裏側のレビュー

あらすじ

大好きな母親とルーヴル美術館を訪れた女性。かつてパリ留学中に出会ったという父と母の、ある絵にまつわる秘密を知ることに。バブル期の好景気のなか、NYに出張し、ゴッホ「医師ガシェの肖像」のオークションに携わることになったシングルマザーなど、名画に導かれ、自らの人生に向き合う人々を描く心温まる5篇の物語。

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Posted by ブクログ

名画をモチーフとした短編集。
スマホで名画を見ながら読めるのは、今ならではの贅沢さ。海外の美術館をすこしだけのぞき見できた感じもして、嬉しかった。そしてこの本では名画の歴史的背景やオークションの様子なども描かれていて、知識が増えた。読書に教わることは本当に多い。

【オスロで光の種をまく】
ムンクの「叫び」に今の自分を重ね、言葉の大切さに気づく主人公。有名なこの作品の背景を詳しく知ることができた。

【青い馬の瞳】
ナチス政権時に不当に扱われた美術品があったことに驚いた。嘘を広めることに芸術が使われたことにもショックを受けた。

【富士山のハンマープライス】
どんな作品でも誰かにとっては取っておきの作品。言葉足らずの奥に秘められた思いに心が動かされた。

【千年のあこがれ】
女学生が花嫁修行をしていた時代。京都で洋画を学ぶ女性二人が向きあう現実が描かれていた。頑張る二人を応援したくなった。

【モナリザの裏側】
有名なモナリザの裏側に飾られていた絵画が、ひとつの家族に大きな影響を与えていた物語。やるせなさに、じんわりときた。

一色さゆりさんのこの作品、読者の私のお気に入りの一冊になった。





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2026年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

名画をめぐる5つの物語、こんなにも名画に対する愛情ある5つの物語、感動さえ覚えました。特に心に残ったお話は、「富士山のハンマー」オークションで購入することになった《医師ガシェの肖像》もしかして贋作かもしれないのにそのオークションする理由が心打たれました。名画に対する愛情が随所に見られて、読んでいて心地良さを感じました。出てくる名画をスマホで検索してしまい、ああ見たことがあるなぁと思いました。あなたもぜひ読んで名画を鑑賞して感動して下さい。

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

アートが主題で、背景となる時代、場所はいろいろの5話。原田マハさんにちょっと似てます。
私は絵画が登場する話が好きなのでとても面白かったです。どの絵も有名で、そうきたかと調べ直すのも楽しい。
一番好きなのは「オスロで光の種をまく」。
ムンクもノルウェーもノルディックデザインも好きなので。できれば長編で読みたいです。

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2026年08月28日

Posted by ブクログ

ムンクの絵の前で撮った旅行写真やグーグルで作品検索しながら読み進める。「3か月でマスターする西洋絵画」見たばかりで頭にすんなり。表題のどんでん返しはびっくりだけど、そうか一色さんミステリーデビューだったと納得。次は「モリゾ」か「田園の奏楽」主人公にしたミステリーが読みたいな。「期待しない。受け流す。慌てない。そして感謝。人とうまくやる四原則だ」「美術品は本物を見なければならないという人もいる。なにが本物なのかは見た人それぞれが決めればいい。たとえ本物でなくとも心動かされた体験は揺るがない」美術鑑賞の入門書としてもお勧め。

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

名画がモチーフとなった5つの短編集。
一色さゆりさん、東京藝術大学のご出身なのだそう。「音のない理髪店」しか読んだことがなくて知らなかったけど、アート関係の小説をたくさん書かれているみたい。これは、読まなくては!
今作で登場する5名は人生の岐路にたっている。そして、名画との出会いが前に進むきっかけを与えてくれる。
ここでいう名画が、あくまでその人個人にとっての大切な絵だということが重要だなと思う。
有名な画家の絵、オークションで高値がついた絵。そういう絵は素晴らしいと素人の私は思ってしまいがち。でも、自分がこの絵が好きだと思う直感をもっと信じてもいいと感じた。
好きな絵がある人は、その絵とどんな風に出会ったか、思い出を振り返りたくなってしまうかも。私もすっかり忘れていたような記憶が蘇って懐かしくなった。

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2026年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】
オスロで光の種をまく
青い馬の瞳
富士山のハンマープライス
千年のあこがれ
モナリザの裏側

「オスロで光の種をまく」ムンクの《叫び》《夏の夜、声》他。
「青い馬の瞳」ナチスドイツ下。ヒトラーからフランツ・マルクの《青い馬の塔》を守る。
「富士山のハンマープライス 」 ゴッホの《医師ガシェの肖像》。
「千年のあこがれ 」エドゥアール・マネ《スミレの花束をつけたベルト・モリゾ》。戦前の京都。女性画家を目指す二人の闘い。
「モナリザの裏側」 ティツィアーノの《田園の奏楽》。

静かな闘いと意志が感じられる短編集。
今はネットで絵が見られるから、確認しながら読めるのはありがたい。

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2026年08月22日

Posted by ブクログ

時代背景も主人公の年齢もさまざま。1枚の絵画に寄せる想い。絵画を通じて出会う人生の岐路。

「青い馬の瞳」
重い時代だがラストは救いがあってよかった

「千年のあこがれ」
少女漫画か朝ドラみたい。ひたむきな主人公たちがかわいい

それぞれのテーマとなる絵画を見ながら読むとより楽しめる。

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2026年08月05日

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1枚の絵から紡がれる人生を描く5つの短編集。絵、歴史、絵に対する考え方(絵の価値は自分で決めれば良いなど)の勉強になる。

ナチスが前衛芸術まで弾圧していたとは知らなかった。愚かすぎて笑える。「モナリザの裏側」は、なんとも悲しい話だった。

最愛の人には出会うのではなく育てていく

期待しない、受け流す、慌てない、感謝
ー人間関係をうまくやっていくコツー

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

美術品に関わる一色さゆり作品は好きなのだが、本作の人間物語が妙に緩く感じてしまい読む手がなかなか進まなかった。

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2026年07月24日

Posted by ブクログ

アートに関する短編集。どの話も登場人物をそっと応援したくなる話だった。『千年のあこがれ』が一番好き。この2人がその後どうなったのか気になる。『青い馬の瞳』は今までにない不穏な雰囲気の話しだった。

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2026年07月19日

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