あらすじ
“殿様修業”の署長就任のはずだった……
キャリア警視の眸巳が兄姉と共に、キャンプや料理を楽しみつつ凄惨な事件に挑む。日常の温かさと捜査の緊迫感が光る物語。
若きキャリア警視・ 佐桐眸巳(さぎりひとみ)は、地元の新崗(にいおか)県に署長として赴任、週末には兄姉と同居生活を送ることに。料理やキャンプなど穏やかなスローライフを楽しむ三人だが、一方で凄惨な連続殺人が街を脅かす。美食が彩る温かな日常と、ほのかな恋愛と、猟奇犯罪の捜査が交鐘する。鬼才・櫛木理宇が贈る新感覚の警察ミステリ、開幕。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
こんなまったりした微笑ましい作風で、人の形をした怪物や倒錯した人間を登場させるあたりが櫛木さんだなと思う。
ホント「遣り切れない」のひと言なのに、なんやかんやで面白いし料理は美味しそうだしキャラも良い。
“陰惨”と“ほんわか”って両立するんだなあと、ひたすら感心してしまった。
続編またはシリーズ化希望!
連作短篇集としても長篇作品としても楽しませてもらいました。
Posted by ブクログ
この作家さんらしい陰惨な事件(動機も)に、恋愛と料理と、対称な明るい要素が混ざり合って不思議な読み応え
コトミと高良さんの行末が気になるので、是非シリーズ化を
Posted by ブクログ
「電子レンジ日和」
「ベランダ酒に春霞」
「夜の罪はなにいろ」
「湖水に針が落ちる」
4話収録の連作短編集。
物騒なタイトルながら、恋愛や料理の要素も織り込まれていてポップな読後感。
ミステリー部分では、事件の真相にぞくりとする場面もあるが、主要人物に好ましい人が多く全体として軽やかに楽しめる一冊だった。
特に印象に残ったのは、主人公の佐桐眸巳。
東京大学卒のキャリア警視という肩書きながら、美男美女の兄姉と比べると外見はやや地味。
しかし、随所に性格の良さがじんわりと滲み、自然に応援したくなる存在だ。
第二弾が今から楽しみ。
Posted by ブクログ
事件は残虐なんですが、主人公の人柄でのほーんという感じで完読。(依存シリーズの作者と思えん)
読みやすかったし、美味しそうな料理がたくさん出てきて、そのあたりも良かったな。
重すぎず、軽すぎず、私にはちょうど良い温度感のミステリでした。
Posted by ブクログ
作品内容もさることながら、冒頭に登場する【山菜達ち】に目が吸い付いた。都会でこごみ、タラの芽、コシアブラ、蕗のとう等々食べたくなっても簡単に手に入らないし、このご時世山菜を食べるために山へ出かけ熊に食べられたらどうしますか。そして蕗を食べるため数100円スーパーに払うだなんて。食に関する情報が溢れている昨今どう対応すれば良いのか悩みは深まるばかりなのです。
とって付けたような感想になるけど、もう一度この三兄姉弟に会いたいような、またお腹空きそうだから会いたくないような(^◇^;)。
あっ、全然イヤミスじゃなかった。
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最後涙が自然と溢れた。平和なエピローグ。
苦しんでいた人の闇が晴れてよかったなぁ、、
とても面白かった、読んでよかった。シリーズ化して欲しい。キャラクターみんな好きになった。
いくつか事件を解決していくスタイルだったから、割とサクサク解決しちゃう感じが、もう少しモヤモヤさせて欲しい〜って思った。スローライフのシーンと、事件のシリアスなシーンが半々というか、楽しく読み進められてこれはこれで良かった。
スローライフの描写は、情景が思い浮かんでとても素敵だった。美味しそうすぎる、満足な人生生活。
最近本屋行ったら櫛木さんの本探しちゃうし、たくさん集めている^ ^
面白すぎてすぐ読み切ってしまう。今後の作品もとても楽しみ。
Posted by ブクログ
タイトルのわりに、ポップな表紙が気になり
面白そうだったので読んでみることに。
内容もその通りで、残虐な事件なのにそこまで重さを感じさせないという…
今までにない、なんだか不思議な感じ。
それぞれのキャラが立っていて非常に読みやすかった。その後も読み続けていきたい作品。
Posted by ブクログ
櫛木先生らしい事件の濃さと同時進行で描かれる三兄姉の緩やかな雰囲気が、強弱になってて良い。事件の真相は残酷だけど、どの事件にも、背景に少しでも心が緩む時間があればいいなと思ってしまう。
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悲惨な事件の割に全員が警察関係者で複雑な関係の家族である3人の仲の良さと他の人物含めたキャラクター、合間に登場する美味しそうな料理のおかげなのか全く重さは感じない。最後も良かった。シリーズ化するのかな。
Posted by ブクログ
キャラクターが魅力的に描かれていて、容姿や性格、会話の展開をイメージしやすかったです。ストーリーは、主人公と家族の日常のなかに起きた事件という感じで、サスペンス感は薄めで軽い感じ。さくっとは読めたけど、好みではなかったかな…。シリーズ化したとして、手にはとらなそう。
Posted by ブクログ
櫛木理宇『首なし晩餐 スローライフ刑事の事件簿』文春文庫。
『首なし晩餐』と『スローライフ刑事』という猟奇的なワードとソフトな軽さを感じるワードが同居する不思議なタイトル。
ゆるさを感じる雰囲気の中、主人公のキャリア警視とやはり警察官の兄姉が猟奇連続殺人事件を捜査するストーリーが進行するのだが、犯人の正体とその動機がしっくりと来ない。
巻頭に人物紹介とオタク用語解説が掲載されているが、オタクらしいオタクは登場しない。
28歳のキャリア警視の佐桐眸巳は地元の新崗県に署長として赴任し、週末には同じ警察官の父親違いの兄姉と同居生活を送りながら、山菜採りや料理、キャンブなどスローライフを楽しんでいた。
しかし、管内では女性の首なし死体が見付かり、捜査本部が立ち上げられる。やがて、女性の頭部が発見され、身元も明らかになったのだが、続いて少女の首なし死体が見付かる。
本体価格840円
★★★