【感想・ネタバレ】すじぼりのレビュー

あらすじ

ひょんなことからやくざの組事務所に出入りすることになった大学生の亮。そこは個性豊かな面々がとぐろをまく強烈な世界だった。就職先もなく、将来が見えないことに苛立ちを感じていた亮は、アウトローの男たちに少しずつ心ひかれていく。しかし、時代に取り残された昔ながらの組には、最大の危機が訪れようとしていた。人生をドロップアウトしかけた青年の一夏の熱くたぎる成長ドラマを描いた第10回大藪春彦賞受賞作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ヤクザと大学生の話。
酷いシーンも多々出てくるが、なぜかハマってしまい一気に読んでしまった。側から見たらヤクザなんてと普通の人は思うかもしれないが、彼らにもそれなりの人情があり、守りたいものがあり、腹を括ったらとことんやるという姿勢はカッコよく映ってしまった。もちろん暴力や人殺しをして良いわけではないが。愛着が湧いてきたキャラ達が亡くなってしまうのはとても切なかったが、ヤクザとはそういうものなんだなと思った。

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2024年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

うーん、つかみ所がないというか、この物語を読者として何を楽しめば良いのかがそもそも分からなかったです。

適当に生きてた主人公が仲良くなった松原の敵討ちのため、覚悟を決めて彫りを入れる覚悟を決めるところがカッコいい?個性的な人たちが集まった速水組の人たちの言動を読むのが楽しい?極道家業の“お仕事”がある程度知れる、お仕事小説として面白い?

いずれにしても、そんなに熱中して読めなかったかなぁ。最後は菜奈の親の力に助けられるという他力本願な結末も、個人的に好みではなかったこともあって、微妙な読後感。

いろんな点で主人公の彫りと同じく、中途半端な印象を受けてしまいました。

0
2014年11月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あっさりと終わる。考えさせられるよいろいろと。
人の死があっけない。内容じゃなくて文が重いけど楽に読める。
現実味があるようでないような。そんな感じ。
ハッピーエンドではないかも。
読んだら衝撃受けるんじゃないかと。いい意味でも。

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2011年02月05日

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