あらすじ
これだけは書いておきたかった、人の情、魂を照らす光景――。芥川賞受賞直後に患った結核。震災に遭った、生れ故郷神戸への思い。中国、東欧への旅。井上靖、中上健次ら同時代の作家たちのこと。そして芥川賞受賞作『螢川』から『地の星』までの創作秘話。デビュー間もない頃から二十年間書き継がれた、宮本文学の過去、現在、未来を一気に俯瞰する、ファン必読の傑作エッセー集。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
再読。宮本輝さんのエッセイ。クスッと笑ってしまうもの、考えさせられるもの。様々な類のエッセイが散りばめられている。早射ちマックとシャダイカグラの話か印象に残った。久々に宮本輝さんの小説を読みたくなった。
Posted by ブクログ
”最後のエッセー集”
という衝撃的な帯がついてます。
あたしにとって、エッセーは小説の背景を知る手段なのかもしれません。
この小説を書いた人物は普段どんなことを考えているのか、そういう感性を垣間見たいのだと思います。
宮本輝は、あたしの中では日本で今一番美しい文章を書くひとです。
輝さんの文章は、今まで読んだ小説どれも美しい日本語で綴られてると思うのです。
このエッセー集も、話題がいろいろで読み応え十分です。
ちょっとした日常、自分の作品に対する思い。
輝さんの素敵な人柄が濃縮されてます。