あらすじ
織田信長の圧倒的な戦力である鉄砲隊は、火薬の原料となる硝石をもたらすポルトガルに支えられていた。ところが、フランシスコ会を擁するスペインがポルトガルを併合したため、イエズス会は窮地に立たされる。事態を打開するために、巡察師ヴァリニャーノが来日し信長と会見するが…。信長の本当の敵は誰だったのか? そして、大航海時代の「戦国日本」に何が起こったのか? 世界史の視点から「本能寺の変」を描く渾身作!
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Posted by ブクログ
2009/12/26 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
2022/10/26〜10/30
下巻は丹後に入った与一郎の活躍を描いているが、中心は本能寺の変の後ろで誰が糸を引いていたか。これまでも安部氏は本能寺の変を扱っているが、今回の説は非常に説得力があるように思える。真相は闇の中ではあるが、大変興味深い。
主人公のはずなのに相変わらず与一郎殿が出てこない。脱線がすごい。なんかもう小説じゃないみたいだ。この人曰く朝廷が明智に信長討たせたらしい。でも明智も一旦足利義昭見限って自分から信長のとこ行ったくせに、大名にもしてもらったくせに、また義昭側に寝返るとか卑怯モンじゃん。人として信用できんな。忠興の母ちゃんも馬鹿だし。変の黒幕とか真相とか分からんけど、最後は無理やりまとめたような感じがした。知識はすごいあると思うけど、それと面白い小説が書けるのは別のような気がします。小説より新書出した方がいいんじゃないかな?