【感想・ネタバレ】桜姫のレビュー

あらすじ

15年前、大物歌舞伎役者の跡取り息子として将来を期待されていた少年・音也が死亡した。それ以降、音也の妹・笙子は、自らの手で兄を絞め殺す悪夢を見るようになる。自分が兄を殺したのではないだろうか? 誰にも言えない疑惑を抱えて成長した笙子の前に、音也の親友だったという若手歌舞伎役者・中村銀京が現れた。2人は音也の死の真相を探ろうと決意するが――。封印された過去の記憶をめぐる、痛切な恋愛ミステリ。

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Posted by ブクログ

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歌舞伎についてはド素人でしたが、最後までワクワクしながら読めました。

ミステリーが楽しいのもさることながら、歌舞伎についても興味が湧いてきてきます。

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2014年03月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

舞台は歌舞伎だけど、異性愛主義が強く出ている話だった。途中で亡くなる子役の噛ませ方がいまいち軽く噛み合わず肩透かし。もっと歌舞伎を感じる展開を期待。

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2024年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

真実を知った時の驚きはさほどなかったというか、あ、そういうやつね...という感じだったが、歌舞伎に詳しくない私でも、その雰囲気を楽しめたし、全体としては面白かった。
性別を2種類しかないものとすること自体は本気で見直す時に来ているだろう。
この小説では歌舞伎という特殊な世界の話として描かれていたけれども、結局2種類のみの性別に押し込めようとすれば、どこであってもこういった悲劇は起きるのだから。
子供の性別や能力によって親の愛情が左右されることも多々あるのだろう。
母親の愛情が深かったことが分かるだけに辛い。
最後は希望のある終わり方で良かった。

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2020年03月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2017/3/16
今回はちょっぴり救いがあった。
このシリーズいつも救われない気がしてたから。
しかし芸事というのは業が深い。
芸のためならすべてを捨ててもいいという人たちが集まると常識が常識じゃなくなるのがいい。
本を読む醍醐味って気もする。

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2017年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

近藤さんの書く文体は堅すぎず、砕けすぎず、すとんと私の中に入ってきて主人公やそのほかの登場人物に簡単に感情移入できて大好きです。

お母さんの愛の偉大さに鳥肌がたちました。
自分の子供を一番に思うお母さんのまっすぐな気持ちが、結果家族を捻じ曲げてしまったけれど。
それでも愛されていたのだと、主人公が気づけてよかった。

ミステリーですが、そんなにがっつりミステリーというわけでもなく、さらっと読めるやんわりミステリーで、苦手な人でも楽しめるのではないでしょうか(笑)

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2011年11月11日

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