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Posted by ブクログ
「おいしい紅茶を、飲みに行きませんか?」
この一言から純也と夏陽の歯車が動きだす。
誠実で優しい純也に惹かれる夏陽。
元気で明るい夏陽に惹かれる純也。
なにもかも順調で幸せだったが、純也に記憶障害の病魔が襲い掛かる。
大切だった人を、思い出を忘れていくが、
大切だったことは覚えている。
大切な人に惹かれるのは忘れても繰り返す。
本当の愛だから。
運命的な出会いをしたと思っていた夏陽だが、
純也はずっと昔から彼女だけを想い続けていた。
新堂冬樹らしい一冊で、「忘れ雪」「ある愛の詩」と同じ流れですが、
自分はこの感じが好きですね。
これくらい一途に思い続けられることができるなんて素晴らしい。