あらすじ
時には飼い主さんの深い愛情に涙し、時にはドロドロした人間関係を目の当たりにする。ほぼ歩き通しの地味な仕事だが、身の危険を感じることも。ペット探偵歴15年の事件簿から公開!
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Posted by ブクログ
おもしろかった。
普段、目にする事のないペット探偵のいろいろが、ペット探偵ご本人から語られる。
事例のひとつひとつが、詳しいのでおもしろいが、読みながら、依頼者の承諾をとったのか気になったしまった。
ペットの鳥は、飛び方が不自然になるので、目立ってしまって狙われる、とかペット探偵だからわかる事例も楽しい。
「私がペット探偵になるまで」で、子どもの頃にレース鳩にハマっていた、とあり当時、週刊チャンピオンで連載されていた「レース鳩0777(レースばとアラシ)」に言及している。懐かしい!あったなー、レース鳩マンガ‼︎
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 ペット探偵は楽じゃない
第2章 ペットにまつわるドロドロの人間関係
第3章 忘れられない探索依頼
第4章 私がペット探偵になるまで
第5章 基本的なペットの探索テクニック
<内容>
世に「ペット探偵」なる職業があることは知っていたが、その実態を実例を多く挙げつつ、またご本人の半生も綴りつつ、わかりやすく紹介している本。普通の人にはなかなか務まらない(ちゃんとやるなら)こともよくわかった。大変まじめで、仕事に真摯に向き合っておられるが、半生を読むと結構苦労したことが分かり、そのギャップにも驚く。
Posted by ブクログ
家出をしたり迷子になったりした行方不明のペットを捜す動物専門の探偵がペット探偵。ペット探偵という特殊な仕事が商売として成り立つことにまず驚いた。但し道は決して甘いものではない。百人(匹)百様のペットの性格を読み取り、あらゆる手段を使って捜索しなければならない。うっかり触れようものなら命さえ落としかねない猛毒を持つペットも捜索対象だ。物言わぬ動物の脱走経路を探偵さながらの推理で追跡。真夏の炎天下で20キロの距離の踏査。ポスター貼付。気の遠くなるような地味で単調な作業が待ち受けている。ちなみにポスターの貼付は軽犯罪法違反。きつい、汚い、危険の3拍子揃った過酷な仕事である。体力面に加えメンタル面での消耗も著しい。本書にはたくさんの捜索事例が掲載されているが、人間の自分勝手なエゴの餌食になったケースも多く、何ともやりきれない気持ちになる。
Posted by ブクログ
ペットを専門に探す探偵、というものもあるのか、と。
普通の探偵が捜すものかと思っていました。
むしろ、探偵が身近にいないですが。
家族同然というよりも、家族の一員。
そんな彼らがいなくなったとなっては、それはもう必死になります。
そして人と同じように、全てのペット達に個性があるわけで
それを考えて探さないといけないというのに納得です。
しかし…彼氏が関わってくると、ものすごく残酷になってきます。
なぜに自分が一番ではないと駄目なのか。
命が関わってくるのにその選択をするのが怖い…。