【感想・ネタバレ】幻想文学怪人偉人列伝 ――国書刊行会編集長の回想のレビュー

あらすじ

澁澤龍彥、種村季弘、山尾悠子から元国書刊行会社長まで。
舞台裏からみた幻想文学の黄金時代。

圧倒的な博識と創造力溢れる〈怪物のような〉書き手たち12人と共に数多くの書籍を世に出した編集者が、作家たちの素顔と本作りを綴る。

【目次】
澁澤龍彥の巻
松山俊太郎の巻
種村季弘の巻
矢川澄子の巻
橋本治の巻
須永朝彦の巻
田辺貞之助・由良君美・曽根元吉の巻
南條竹則の巻
山尾悠子の巻
佐藤今朝夫の巻

資料 書籍一覧
あとがき

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Posted by ブクログ

国書刊行会で編集長を務めた著者が、その編集者としての生活で知り合った主に幻想文学関連の作家との思い出を回想した読み物。著者が国書刊行会に入社して編集者となったのが1982年で、この本で取り上げられている作家(山尾悠子や南條竹則といった現役の作家は除く)たちの後半生から晩年にかけての回想となる。

り上げられている作家の中では松山俊太郎や矢川澄子の話が面白かったが、やはり須永朝彦が彼の困窮した晩年の暮らしもあり印象に残る。ウチに大昔に買って積まれたままの本が2冊あるが読まねばなと思う。

佐藤今朝夫は誰?と思ったら、国書刊行会の創業者。現在の国書刊行会の出版物からするとイメージの合わない、豪快?な人だったもよう。

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

 国書刊行会に編集者・編集長として勤めていた方による回顧録。登場するのはお馴染みの翻訳家達と作家達。それぞれの方達への畏敬の念とともに、垣間見てしまった弱さも描かれている。特に「矢川澄子の巻」(pp89-100)と「須永朝彦の巻」(pp119-158)は読んでいてヒリヒリする。でもそのフラジャイルな気質も含めての彼等だったのかもしれない。と思いながらしんみりと読んでいたら最後の章(pp219-243)では元社長が登場し、その豪快さにど肝を抜かれたままページを閉じることになった。

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2026年03月10日

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