【感想・ネタバレ】旅人の心得のレビュー

あらすじ

宮古島の祭り、パーントゥに参加して、宵闇に異界の怪物に追い回され、泥を塗りたくられる。カンカカリャーと一緒に聖地を辿る。その土地に積み重なった歴史と人々に向き合えば、ホテルに泊まってドライブした島とは、全く違うものが見えてくる。私はずっと旅人でありたい。遠くへ、近くへ、外へ、内へ。沖縄、メキシコ、カンボジア、タスマニア、広島、旅をしながら聴いていたのは、遠くから響いてくる内なる鼓動だった。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

前半は沖縄の神々に触れる旅が綴られている。


内容なんて全く知らずに手にとったけど、沖縄だった。


後半からは日本を飛び出してタスマニアやらカンボジアやらメキシコやらに行くんだけど、


後半に行けば行くほど旅先のことはほとんど書かれてない。


どちらかというと心の内側を描いている。


田口ランディの文章を読んでいると、彼女の弱さが伝わってくる。


とても弱い人の文章だと思う。


たけど、自分は弱いってことを発信できるなんて、すごく強いなって思う。

0
2014年02月24日

Posted by ブクログ

田口ランディってすごい。作家でこんなに神様的というか、脳みそを超えたところで天とつながってるというか、そういうふわふわした感じをふわふわしたまんま、でも確かに言葉にしてる。
こういう感覚だいじにしたいし、ちゃんと感じていたい。いつでも感じていられる自分でいたい。
だから、この人は旅に出るのかな。そういう感覚を忘れないために。
ああ、やっぱ旅するか。

0
2012年09月13日

「小説」ランキング