【感想・ネタバレ】催眠 完全版のレビュー

あらすじ

インチキ催眠術師の前に現れた不気味な女性。突然大声で笑い出しては、自分は宇宙人だと叫ぶ彼女が見せる予知能力は話題となり、日本中のメディアが殺到した。その頃、2億円もの横領事件の捜査線上には、ある女性が浮かび上がっていた。臨床心理士・嵯峨敏也が、催眠療法を駆使して見抜いた真実とは?衝撃のどんでん返しの後に感動が押し寄せる、松岡ワールドの原点が、最新の科学理論を盛り込んで完全版となって登場!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

1997年に刊行された同タイトルのリメイク?修正版?と
いうような位置付けらしい。
原著は読んでいないので、どう修正されたかはわからないが、2019年に読んでも違和感がないので、大幅に加筆修正されていることが伺える。(似たようなことを解説でも述べられているが)

本作はインチキ催眠術師の実相寺のもとへ入江と名乗る女性がやってくることから物語が始まる。
「猿にかけられた催眠術を解いてほしい」という荒唐無稽な依頼を金銭目当てで引き受けるが、入江には込み入った事情がありそうで…という話。

物語の主人公である嵯峨は非常に優秀なカウンセラーであり、物語の随所で現代で判明している科学や医学的な見地に基づいた心理学の理論を説明してくれる。
胡散臭いエンターテイメントとしての催眠術、心理学ではなく、学術的、医学的な心理学をミステリーとして取り込んでいる作品は珍しく興味深く読めた。

0
2019年03月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後まで全く気付いていなかったから、結末にはとても驚きました。
多重人格ならではの結末。え、あなたも・・・!?と、つい前の頁に戻って読み返してみた程です。
一部、描写に鳥肌が立つシーンもあるけど、結末を知った上でもう一度読み返してみたら違う一面が見えるかも?

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2012年11月05日

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