あらすじ
幕末動乱の京都、最強と謳われた人斬りがいた。時は流れ、明治十一年、東京の撃剣興行に伝説の人斬り・緋村抜刀斎が現れ!? 新たな伝説の幕が上がる『るろうに剣心─キネマ版─』と『るろうに剣心─明治剣客浪漫譚─第零幕』を収録。
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Posted by ブクログ
8月25日公開の実写映画のプロモーションも兼ねて、5月からジャンプS.Qにてパラレル設定で始まった「るろうに剣心キネマ版」3話分と8月末に発売の週刊少年ジャンプに掲載された「第0幕」を収録した160ページほどの薄目の1冊。
オリジナル版に登場したキャラクターを使用した完全なパラレル版で続編ではありません。しかし、基本設定は引き継いでいて、かつパラレル版としての面白さも随所にあります。オリジナル版のファンからは賛否両論あるかと思いますが、3話で描かれた幕末時代の「新選組三番隊組長」斎藤一と人斬り抜刀斎の戦いは個人的にはよかったと思います。
第0幕は若干絵の描き方に違和感を感じましたが、話としては剣心らしい話だと思います。
もしかしたら映画を見てから読んだほうが楽しめるのかも?
Posted by ブクログ
番外編みたいなものだから仕方ないかもしれないけど、敵キャラ1人に1話だと物足りないようにも感じた。観柳みたいな雑魚ならいいけど、左之助ぇ…。
キャラによっては少し性格が変わってるけど、少し毒のあるこの剣心、けっこう好き。
Posted by ブクログ
原作からのファンです。まずキネマ版が描かれるにあたって、原作とは異なるストーリーということで、自分が受け入れることができるのかちょっと複雑な思いでした。どんな作品にしてもやっぱり原作に重きを置いてしまう質なので。例えば剣心が天翔龍閃を、左之助が二重の極みを既に会得しているなど、原作とは明らかに違う部分がありますが、全ては巻末のフリートークを読んで腑に落ちたというか、妙に納得してしまいました。和月先生のパラレルの捉え方です。確かにキャラクターの根幹は変わっていない。ついでに私もパラレル作品を完全に拒否するようなことはしたくない、パラレル作品に複雑な感情を抱いてしまうことが嫌だったので、和月先生のパラレルについての記述には感動しました。原作と併せて鳥肌が立つようなシーンが多く、剣心の技を繰り出すシーンの画もまた楽しませてもらいました。第零幕についても、さりげなさが出ていてお気に入りです。