【感想・ネタバレ】日本人はいつ日本が好きになったのかのレビュー

あらすじ

「あなたは日本のことが好きですか?」。そう問われて「日本のことが好きだ」と言える日本人はいまや少なくないだろう。だが、ほんの少し前の時代を思い出してほしい。「愛国心」と口にしただけで「ナショナリズム」「右翼」という言葉が返されなかっただろうか。「日本はダメだ」。メディアや評論家はそう繰り返し、人びとは無意識に「日本嫌い」を刷り込まれた。どこかで自国が素晴らしい国だ、と気付いていたにもかかわらず。

他国を見渡せばどうだろう。米国人も、中国人も、すべからく人びとは自分の国を愛し、その国民であることに誇りをもっている。そのなかで、どうして日本だけが「日本が好き」ということすら、言うことが憚れる社会であったのか。竹田氏は言う。「それは、日本を愛することが禁止されたからです。戦争に負けるというのは、そういうことなのです」。

先の大戦後、日本人の力を恐れたGHQはどのように、わが国を骨抜きにしていったのか。「百年殺しの刑」とも称される恐るべき政策や、GHQの意図を汲んだ日教組の「戦後教育マニュアル」の正体を知れば、戦慄を覚えない人などいないだろう。当時の資料を丹念に読み込みながら、本書は「日本人が日本を愛せなくなった理由」を突き止めていく。

そしていま、私たちはやっと「自分の国がいちばん」と素直に言えるようになった。それはなぜだろう。「日本人はいつ日本が好きになったのか」。その謎を解き明かしながら、人びとが当たり前のように愛国心をもち、自分の国に誇りを持てるようになった日本の未来を竹田氏は描き出す。「国を愛する」とはどういうことか。その根源的な問いに答えつつ、すべての日本人に勇気と誇りを与える一冊。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ第1弾の「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか 」の出版後,東日本大震災を通じて,日本人の中の愛国心が高まりつつある.
どうして日本人は日本を好きだと思わなくなったか,今後日本は他国とどのように関わっていけば良いかなどについて語られている.

昭和天皇陛下の処刑が免れた理由,GHQのWGIP(War Guilt Information Program)の恐ろしさ,九条改正について,中国・韓国との付き合い方,などなど参考になることが多かった.

相変わらず韓国批判が凄まじい.
一方,中国は敬して遠ざけるという方法や在日朝鮮人への対応は良いと思った.
カルタゴ滅亡と比較して日本の滅亡を説くのはなんとも極端だと思ったが,教育・外交・軍事にもう少し力をかけても良いという点には賛同する.

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2014年02月10日

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