【感想・ネタバレ】傷ついた妖精 愛と裏切りの大地 IIIのレビュー

あらすじ

6歳のときに双子の弟を亡くして以来、シェリーは深い悲しみと罪悪感にさいなまれてきた。それでも、自らを奮い立たせ、家業を切り盛りしている。ある日、用事があって町に出かけたところ、少女のころ憧れていたブロックと5年ぶりに再会した。彼は一族を支配する独裁的な祖父にうとまれ家を離れていたが、その祖父の危篤に際して、なぜか呼び戻されたという。いきなりブロックからディナーに誘われ、シェリーはうきうきしたが、そんな自分を冷静に戒めた。彼が誘ってくれたのは私への同情からにすぎない、と。■M・ウェイの三部作〈愛と裏切りの大地〉もいよいよ最終話を迎えます。重い過去を引きずるヒロイン、シェリーに愛の救済は訪れるのでしょうか。最後まで目が離せない展開です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とても重厚なお話。
独裁者の祖父に故郷を追われたヒーローと、双子の弟の死にまつわる全ての罪を背負ったヒロイン。
二人とも家族に傷つけられているという共通点があるため、再会してすぐに惹かれあう。
とにかく、二人の家族が最低。まともな人間が居ない。
オーストラリアの過酷で雄大な自然の中、名家同士のいざこざ。
足を引っ張るものがあるから、恋が激しく燃え上がるのかな。
浮ついたところのない、どっしりとした読後感でした。

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2011年06月23日

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