あらすじ
「盗みを止めろ!」石炭産業の空洞化で職と誇りを奪われた男たちの喪失感を埋めたのは,アルコール,薬物,そして政治だった.トランプの支持基盤を追った『壁の向こうの住人たち』から8年.経済に加え,感情のアメリカンドリームの梯子からも転落した人生の物語を聴き,分断を乗り越える糸口を探る社会学者の旅は終わらない.
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Posted by ブクログ
前作「壁の向こうの住人たち」は、ルイジアナ州に住む保守派の人々に迫りトランプ旋風を読み解く書籍でしたが、今回は、ケンタッキー州のアパラチオ地方の「誇りの喪失」に焦点を当てた書籍です。
アパラチオ地方というと、ヴァンス副大統領の親族のルーツとしても有名ですが、かつて石炭産業が栄えた町が段々と廃れ、酒とドラッグで誇りが蝕まれていく人々を描いています。
話としては、白人至上主義のデモやトランプ再選に対するアパラチオ地方の捉え方をインタビューを通じて詳細に語られています。
当時アパラチオ地方の人々はトランプに絶大な信頼を置いていましたが、現在の意味のない戦争開始とそれに伴う原油高は、アパラチオ地方の人々にとっても裏切りと捉えられるんだろうと思いますね。