【感想・ネタバレ】ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年のレビュー

あらすじ

2013年カンヌ国際映画祭審査員賞に輝いた『そして父になる』(是枝裕和監督)の参考書籍である本作は、昭和52年、沖縄で起きた赤ちゃんの取り違え事件を克明に追ったノンフィクションです。小学校にあがる際の血液検査で、出生時の取り違えがわかった二人の少女。他人としか思えない実の親との対面、そして交換。「お家に帰りたいよう」子どもたちの悲痛な叫び――。当時、女性誌の記者としてこの事件を取材した著者は、その後十七年にわたって二人の少女と家族を追いつづけ、この驚くべき作品を書き上げました。「家族の絆」とは何かを深く考えさせる傑作です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

もっと早く読めたんだけど読み終わってしまうのが惜しくって
城間家は複雑すぎ夏子も照光も親より♂♀が強かっったのかな…
美津子ちゃんも真知子ちゃんも親から離れてからの人生のほうがずーと長いからこれからやでーこれからやー
まだまだ色々あるからー

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2016年12月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「そして父になった」の福山さんの映画の原作の原作と聞いている。
本当に沖縄で起きた赤ちゃん取り違え事件を取材したノンフィクション。
6歳になった少女二人とその家族は、病院の取り違えから大きく揺らいでいく。ごく普通の家族に起きた事件は、全員に、これからの生き方と、家族のありかたをつきつける。途中読んでいてつらいことが多かったが、乗り越えていく人間の強さ、弱さに引き付けられた。特に智子さんというお母さんの娘たちへの思い、それを受け止めて成長した美津子さんには本当に感動させられた。柳田さんもあとがきで書いているが、程よい距離で、冷静に書かれた内容に、最後にはすがすがしさが残って良かった。

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2013年09月30日

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