【感想・ネタバレ】夜情にゆだねてのレビュー

あらすじ

大手出版社の編集者である篠原遼路は、急遽不本意ながら故郷の金沢へ戻った。兄の雄平が駆け落ちして父が倒れたため、期間限定で家業の老舗温泉旅館の主人となったのだ。不慣れな着物姿で旅館の若旦那業に苦労する遼路へ、若き料理長の鬼嶋龍司は何かと辛く当たる。料理の腕は一流だが傲岸な鬼嶋を苦手に思いつつ、遼路は彼にかつての恋人の面影を見出してしまっていた……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 大手出版社の編集者である篠原遼路は、急遽不本意ながら故郷の金沢へ戻った。
 遼路の実家は老舗の旅館で、あとをつぐものだと思われていた遼路の兄が男の教え子と失踪し、父が倒れたため、期間限定で手伝うために帰ってきたのだ。
 母親には休職したと嘘をついたけれど、実は東京でのゴタゴタに疲れた遼路は、職場に辞表を出した上での帰郷であった。
 さりとて、本当に旅館を継ぐ意思もなく、父が元気になれば、また東京に戻ることも考えている中途半端な状況であった。
 戻れば早速仕事となり、不慣れな着物姿で旅館の若旦那業に苦労する遼路。
 大体の人間は帰ってきた遼路に歓迎の姿勢を示してくれたけれども、唯一、若き料理長である鬼島龍司だけが何かと遼路に辛く当たってくる。
 鬼島料理の腕は一流であり、また自分で中途半端な気持ちを抱えたまま若旦那業に就いているのはわかっている遼路は強く言い返すこともできない。
 そんな中、遼路が東京を去ることを決意した原因の一つでもある元恋人が遼路に連絡を取ってきて……

 という話でした。
 元恋人に薬を盛られて、無理やり犯されそうになったところを逃げてきた遼路だったけれど、そのことを
今度は鬼島に気づかれて、鬼島に抱かれてしまう。
 そのまま二人の関係は続いていくことになり、遼路は次第に鬼島に惹かれていくところに、鬼島に引き抜きの話が来て……

 まぁ、最後はハッピーエンドなんですが。
 何もかもから逃げてきた遼路が、旅館の仕事と恋愛と真剣に向き合うまでのお話。
 ちょっと大人向けかもしれません。

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2013年04月06日

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