【感想・ネタバレ】新・何がなんでも作家になりたい!のレビュー

あらすじ

【著者からのコメント】
前著「何がなんでも作家になりたい! 」から11年。
「小説家の年収」「絶対確実に新人賞を受賞する方法」などの人気コンテンツはそのままに、全国屈指の新人賞受賞率を誇る鈴木輝一郎小説講座で培ったプロデビューのノウハウと最新データ、そして激変したインターネット環境に鑑み「小説家とネット環境」「小説講座の選びかた」、さらに禁断のコンテンツ「小説家のリストラ」「小説家のメンタルヘルス」を加えてパワーアップ! ぜひどうぞ。

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Posted by ブクログ

小説家講座を主催している現役作家が、作家を目指す全ての者に突きつける厳しい現実。
デビューはあくまでもスタートに過ぎず、二作目の壁を越えたとしてもいつ書けなくなるか、そして必要とされなくなるかに戦々恐々とする。
事実著者自身がアルコール依存症になり、なんとかそれを克服して今に至るという。
作品がドラマや映画化されてもそれほど原作者にメリットがないというのも意外だった。
以前人気声優の大塚明夫さん著「声優魂」を読んだが、なんとなくこの二冊は似ている。
声優も作家も希望者は多いがなれるのはわずかな狭き門。
なれたとしても新人がどんどん入ってくる世界で、うかうかしているとあっという間に干されてしまう。
干されないために自己研鑽が必要だけど、その努力が必ず実を結ぶかも分からない。
それでも著書は「作家はやめられない」と本の最後で締めている。
厳しい現実を突きつけながら、創作に関わる喜びを語り、それでもなおその道を志す人は温かく応援する。
これを読んで著書の小説講座を受けるかどうかは人それぞれだが、とりあえず中学国語の問題集は買ってやっておいた方がいいだろう(私は早速買いました)

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2019年01月21日

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