あらすじ
試合の流れ? そんなものは存在しない。すべてのプレーには、必ず根拠がある!!
プロの野球解説者は、野球の“ここ”を見る!
これまでの常識を覆す、野球の観戦術・見方を徹底指南!!
今日から、皆さんの『野球の見方』が変わります!!
2012年よりテレビ朝日系の報道ステーション及び野球中継、文化放送のライオンズナイターで野球解説者を務める工藤公康氏。
その解説は、他の解説者にはない独自の視点でかつ、茶の間にもわかりやすい内容で、人気を博しています。
みなさんは、応援しているチームの勝利を期待したり、好きな選手の一挙手一投足に視線を注ぎながら観戦している方が多いのではないでしょうか。
そこから一歩踏み出して、「明確な『視点』を持って野球を見てみよう!」というのが本書で届けたいメッセージです。
グラウンドで起こりうるプレーにはすべて理由があり、根拠があります。
3割打てるバッターには3割打てるだけの理由があり、二けた勝てるピッチャーはそれだけの技術を持っています。
ピッチャーがキャッチャーのサインにクビを振ることにも、何らかの意図があります。
当然、優勝するチームには優勝するだけの理由があります。
長いシーズンを戦うプロ野球において、「偶然」が入る要素は非常に少ないのです。
本書で取りあげた観戦を楽しむ29の視点に、野球の奥深さが凝縮されています。
【目次】
第1章 観戦時における投手11の視点
第2章 観戦時における捕手3の視点
第3章 観戦時における野手5の視点
第4章 観戦時における打者5の視点
第5章 観戦時におけるベンチ5の視点
特別編 観戦前に知っておきたい2の視点
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
きっかけ
趣味の野球観戦の深掘りにと思って読んだ本
内容
野球観戦における注目ポイントと行動の意味を元プロ、日本一監督が解説してくれるもの
感想
スコアラーの目線でこう見るみたいな解説本は読んだことあって、そういう類かな?と思ったけどこの本は本当に野球観戦目線で書かれているので野球のルールがわかっている人が見ると楽しめると思う。
ただ、書かれてるのが2013年とかなり古く、若手として紹介されてる選手が今年戦力外受けてたりするので、最近見始めた人からするとピンとこないし、確かめるのもちょっと難しいのが難点。
いつの間にかストレートに変わってフォーシームと呼ばれててなんとなく真っ直ぐとちょっと動く球の認識だったけど、「シーム」自体が縫い目という意味で持ち方が違う(縫い目に対して垂直か水平か、空気抵抗が違うので動きが異なる)っていうのは知らなかったのでそういう意味だったのか!と合点がいった。
妻が私の影響で私より野球観戦好きになっているので、これのおかげで質問された時に威厳が保てると思う(こちら側が得意げにひけらかさなければの話だが…)
Posted by ブクログ
野球観戦の為の本だが、基本に分かりやすく触れている面もあるので、現役の学生が読んでもいいと思う。
小五の甥っ子にも読ませたいが、本を読むタイプではないからなぁ。。
Posted by ブクログ
よくある野球の技術書とは違いあくまで野球観戦をより楽しむ視点を書いたものなので、野球未経験者でプロ野球ファンの自分にとって読みやすくて勉強になりました。
特に気になったのは第2章の捕手視点のはなし。
1球目の入り方など配球を知るためのポイントを少しだけでも知れて本の帯に書かれている{{今日から、『野球の見方』が変わります!!}を体感できました。