【感想・ネタバレ】すべてが円くなるようにのレビュー

あらすじ

貝は海からの贈り物。
真珠には、
不思議な魔力が潜んでいる。

祖母と孫、母と娘、女友達――。
真珠がつなぐ人生と夢を描く、
極上の短編集。

展覧会を一目見ることができたら、フェルメールに捧げる物語を書くときめ、作家の私はアムステルダムに向かった。(「フェルメールとの約束」)
パリで設計事務所を営む祖母に憧れ、建築の勉強をしている杏樹。祖母からシャルロット・ペリアンの写真を見せられ、衝撃を受ける。(「あの日のエール」)
リタ、碧海、芦花はハーバードの同級生。メトロポリタン美術館の学芸員であるリタの企画展のため久しぶりに鳥羽で集まることに。(「海からの贈り物」) ほか

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

作家・原田マハさんがMIKIMOTOのために書き下ろした連載の書籍。
御木本幸吉さんの
「平和に、美しく、調和をもった世の中であるように。すべてが円くなるように。この海から生まれた真珠たちのように。」との思いを汲んで書かれた短編集になっています。
この本を読んだのが、大阪中之島美術館の「フェルメール展」のチケット争奪戦の後だったので、
著者がオランダのアムステルダム国立美術館の「フェルメール展」のチケットを、フェルメールとの約束を果たすために!と手にした話はちょっと興奮してしまいました。
フェルメールの話は1話だけですが、
真珠のように凛とした女性たちのお話、良かったです。

0
2026年06月27日

Posted by ブクログ

真珠にまつわる短編集。読みやすい。
作者は色んな世界が身近な環境に長くいるのだろう。旅行すら国内に限定してしまう私には眩しく感じた。
最後だけ宣伝的だったけど、確かにパールのネックレス欲しくなったから、効果あり。

0
2026年06月19日

Posted by ブクログ

まず読み終わって、とても素敵なタイトルだなと思った。帯の「やわらかく あたたかな光に 包まれる珠玉作」も美しい。どれも真珠のために紡がれた言葉だと感じた。
カイユボットの絵画が登場したのも嬉しい。

0
2026年06月17日

Posted by ブクログ

やっぱり原田マハさんが書く言葉は本当に優しくてあったかい。
すべて真珠に関連した話でどれも心がぽっとあったかくなった。人との繋がりとか、素敵だと思う気持ちとか、大事にしたいものがいっぱいある。

0
2026年06月12日

Posted by ブクログ

真珠がキーになる短編7本。
初めての原田マハでした。スッキリしていて説明し過ぎないけど、情景がありありと浮かぶ文章をお書きになりますね。

全てのお話が、タイトルがピタッとハマるような結びになっていたように感じます。
角が立たない、円満、この先もそううまくいきますように。そんな祈りが込められた終わり方だな、と。
この夏のフェルメール展、とっても行きたくなりました。

---
蹲って初めて知ったなあ。一度京町家をじっくり見てみたい。
"いつか、相合傘で"は、私の中で"瞳/aiko"がイメージソングだ。
健やかに育ったあなたの真っ白なうなじにいつかは誰かがキスをするよ…

0
2026年06月05日

Posted by ブクログ

あっという間すぎてもっと読みたかった、、、。
一つ一つの物語がとても静かで美しかった。

『なんだか夢の中に迷い込んでしまったようなきがしてきました』と、酔っ払った時に言えるようになりたい。笑

0
2026年07月06日

Posted by ブクログ

珠のように清々しい輝きの中で生きる
女性たちの人生と夢を描く、7作の短編小説集。
フェルメールとの約束・・・それはフェルメールに捧げる
  物語を書くために。焦燥する私にコンシェルジェは
  ある提案を示した。
庭の朝露・・・時が止まった家。遺された思い出の町家。
  母が話しかけていた蹲から現れたのは、母が
  取りに行って欲しいと孫に頼んでいた、忘れ物だった。
真夏の夜の夢・・・さるレセプションで出会った女性と日本酒。
  英国にて巨木に招かれて開設した彼女の日本酒の醸造所。
  ここでの至福の瞬間は時が止まる。
ユーレイカ・・・憧れの友人。キャンバスライフの中での出会いと
  関わりで、彼女の行きつけの喫茶店でその彼女の憧れの
  女性を知る。指輪のエピソード「ユーレイカ」その作家とは。
いつか、相合傘で・・・海外赴任で娘と移住。子どもの成長は
  早い。カイユボットの絵の中の傘に涙する娘。
  それは初恋の気持ちの表れ。
あの日のエール・・・帰国した85歳の祖母。憧れの女性建築家を
  追うように70歳でパリへ渡り、設計デザイン事務所を
  経営する彼女からのネックレスはエールを送ってくれる。
海からの贈りもの・・・15年ぶりの再会は真珠の取材のため。
  海女になった友と出会うため。養殖真珠の作業と
  ジュエリー加工の技術に魅せられる。そして、
  感嘆する私たちを見つめる老紳士の姿。

パリ、アムステルダム、京都、ロンドン、下北沢、シカゴ、鳥羽。
場所は違えども、女性たちが身に着けるのは、真珠。
ピアス、指輪、ネックレス、ペンダント、イヤリング。
それらは彼女たちを守り、力づけるように輝く。
真珠の輝きのような静謐な中に育ちゆく熱で、
ゆっくりと円くなりながら個性を育む真珠のような
彼女たちの成長がまぶしかった。
どの物語も優しい輝きで満ちていて、魅力的でした。

0
2026年07月06日

Posted by ブクログ

真珠にまつわる7つの短編集。

耳に首に指にと…さりげなくそこに真珠がある。
祖母と孫、母と娘、女友達…真珠が繋ぐ人生と夢を描いている。

貝は海からの贈り物。
自然だからこそ不思議な魔力が潜んでいるようで…

さらさらと絵本を読んでいるように映像で流れてくる読みやすさ。

真珠を全面に出しているわけではなく、その人の人生のなかに自然にある…という素敵さに魅力を感じた。

○フェルメールとの約束
○庭の朝露
○真夏の夜の夢
○ユーレイカ
○いつか、相合傘で
○あの日のエール
○海からの贈りもの

あの日のエールが特に良かった。
70歳から夢に挑む祖母の姿は素晴らしい。





0
2026年07月02日

Posted by ブクログ

マハさんがミキモトのために書き下ろした、
真珠がテーマの7編からなる短編集。
初め、表紙を見てフェルメールの物語かと
思っていて、少し残念だったけれど、
どの物語も洗練されていて、
上質の映画を見ているようで素敵だった。

印象に残ったのは、
「庭の朝露」
「真夏の夜の夢」
「ユーレイカ」
「あの日のエール」

読みやすい短編集、
読後感がとても良かった。
心が疲れている時に読むといいと思う。
気持ちが優しくなれる。

0
2026年06月23日

Posted by ブクログ

最初の「フェルメールとの約束」はWeb掲載されていたのを読んだので覚えていた。単行本化されて表紙も真珠の耳飾りの少女だったので、あれが長編?になったのかと思いワクワクしたけど

違うんか〜い!!!

まるまるフェルメールで1冊読みたかった。しかしマハさんのことなので、いつか読めるかもと期待して。

どの短編も短いのにほっこりさせられて、最近ちょっと気持ちがドヨンとしていたから良いタイミングで読めた。晴れの日の木馬たちも読むの楽しみだなー。

0
2026年06月21日

Posted by ブクログ

原田さんの心温まる小説。
すべての編に真珠が関わります。
最後の 海からの贈りもの は地元三重の
鳥羽での真珠にまつわるお話しでした。
御木本幸吉をおって鳥羽を訪ねてみようと思いました。

0
2026年06月20日

Posted by ブクログ

とても静かで落ち着いた短編の数々。
真珠がこんなにもミステリアスなものと感じたことはなかった。
亡くなった母からもらった真珠を引っ張り出して身につけたくなった。

0
2026年06月15日

Posted by ブクログ

「真珠」が各編のモチーフとして、登場人物の耳たぶや胸もとを彩るだけでなく、彼女たちの人生や夢をつなぐ重要なアイテムとなっていた。

フェルメールをはじめとするアート作品をじっくりと眺めながら、作者の紡ぎ出す言葉を味わう楽しみ方もできて、久しぶりに原田さんの作品に帰ってきた、という感じ。

タイトルの『すべてが円くなるように』は「丸く」ではないんだな。
「円熟」とか「円満」という言葉があるように、年齢を重ねていくにつれて、深みとか豊かさがにじみ出て、穏やかで調和がとれた人になっていければいいなと、本作を読んでいて思った。

それとも、本作の編集者さんのお名前が「円」さん、というのも何か関係があるのかなと想像してしまったんだけど…。違うか(笑)。

0
2026年06月09日

Posted by ブクログ

日本や、いろいろな国が舞台の短編小説集
まるでその場に立つような気がするほど、風景が浮かぶストーリー。そして、そこにはパールが。

0
2026年06月07日

Posted by ブクログ

真珠がテーマの短編集。
祖母や母親から受け継いだり、憧れの人が身につけていたり。
真珠との絡め方がやや強引なものもありますが(笑)、原田マハさんらしい素敵な小説でした。

0
2026年06月04日

Posted by ブクログ

どの話も少し遠い世界にいる人達だったけと。
「海からの贈りもの」
実際に鳥羽、伊勢志摩にいってみたいと思った。

0
2026年07月12日

Posted by ブクログ

マハさんの絵画の本にしてはページ数が圧倒的に少なく内容も緩い。随筆のような感じ。フェルメールについて勉強できると思ってページを捲ったらまず文字の大きさで拍子抜け。真珠に関しても勉強になる

0
2026年07月08日

Posted by ブクログ

本編星2+装丁星1で星3

フェルメールに捧ぐ、というスタートだったが真珠にフォーカスしたお話はどれもピンと来なかった

他の方の評にもあったが、装丁が美しいので飾っておくのも素敵だな、ということで+星1です

0
2026年07月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

真珠がテーマとなって、
やさしくあたたかい世界に生きる、強くしなやかな女性たちが描かれていた。
背中を押してくれるお守りのような存在があれば、きっと人はもう少しだけ強くなれる。
もう会えない人、遠くに住む人、も同時にテーマになっていたようだけど、目に見えない結びつきは、真珠のアクセサリーを介していつか勇気をくれるものだった。
温かい気持ちで読み終えました。

0
2026年07月04日

Posted by ブクログ

フェルメールから始まってミキモトで締める、素敵な短編集だった。ただ心の動きはもう少し丁寧に書いてほしかったな。『海からの贈り物』が一番好き。近鉄特急で両親、従兄弟と遊びに行ったことを思い出した。

0
2026年07月04日

Posted by ブクログ

真珠に纏わる7話の短編集。
登場人物がいずれも庶民離れしたインテリやセレブばかりなので一種のファンタジーとしてはまあまあと言えるのかな?
著者にはやはりアートに纏わるガッツリ骨太な長編を期待したい。

0
2026年07月04日

Posted by ブクログ

今年のフェルメール展行きたいし、買いたいと思っていたミキモトのアクセサリーを買ってしまおうかと思案した。綺麗な真珠の物語。

0
2026年07月04日

Posted by ブクログ

真珠をテーマにした短編集。

『いつか、相合傘で』の話がとても好き。
娘が一つひとつ、初めての言葉や感情を知っていく、世界が少しずつ色づいていく様子を隣で見られるってなんて幸せなんだろう。
「ひとつの傘をシェアするって、別の言い方があるんだよ。知ってる?ーー相合傘。アイアイアンブレラ」
相合傘の呼び方は教えるけど、その気持ちが恋なんだとは教えないところも、母が温かくそっと見守るようで素敵だと思った。

0
2026年06月26日

Posted by ブクログ

真珠と美術をテーマにした短編集。月城かなとさんをモデルに起用したり、MIKIMOTOは真珠のイメージ作りに真剣に向き合っているんだなと思った。

0
2026年06月24日

Posted by ブクログ

表紙が真珠の首飾りの少女なので、フェルメールに関する物語だと勝手に思っていたら、そちらではなく、真珠の方がテーマだった。
指輪、ネックレス、ピアス。日々に添えた白く円い輝き。世代を継いで贈られ、そして送られる真珠にまつわる物語。真夏の夜の夢、夢のような邂逅。清酒の濁りのない透明さが美しい。あの日のエールのタマキさんが素敵。ラストはその真珠を作り出す作業所へ。まさに海からの贈り物。白く温かく輝く真珠の一粒一粒のような美しい短編集である。

文中に登場するMIKIMOTOのHPに連載されていたそうだ。カイユボット作「パリの通り、雨」は知らなかったが、HPで確認することができた。他にも写真が添えられており、こちらを見るのも良さそうだ。

0
2026年06月22日

Posted by ブクログ

掌編集な感じでした。
ユーレイカ、あの日のエールが好きだったかも。
どうしてもつい、もうちょっと知りたい、と思ってしまうけど、夜寝る前のちょっと時間読書によさそう。

0
2026年06月20日

Posted by ブクログ

真珠をテーマにした短編集。どの話もさらりと読めるのに、不思議と心に残る余韻があった。上質な映画を何本も観たような気分になれる一冊。どの物語も魅力的だったけれど、原田マハ作品は長編のほうが自分の好みに合うかもしれない。

0
2026年06月20日

Posted by ブクログ

表紙が美しい。原田マハの美術小説が大好きで、期待して手に取った。そもそも私が勝手にイメージした「楽園のカンヴァス」「リボルバー」「たゆたえども沈まず」のような読み応えのある作品ではなく、真珠をめぐる短くてライトな物語だったので物足りない感じがしてしまった。
フェルメールやその作品を深掘りした別のテーマの原田マハの本を読みたくなった。

0
2026年06月18日

Posted by ブクログ

真珠にまつわる短編集。
読みやすさがあり非常にフラットな気持ちでページをめくることができる。日常の合間の気分転換や、サクッと読めるエンタメとして、ストレスフリーで楽しめる、手堅い良作。

0
2026年06月16日

Posted by ブクログ

短編集だとは知らずに購入しました。
とにかく風景描写が上手で、読んでいるとまるで自分もその空間にいるかのような臨場感を味わえました。
「量より質」の素晴らしい作品だとは思うのですが、本のボリュームの割に、お値段が少し高めかな……というのが正直なところです。

0
2026年06月11日

「小説」ランキング