あらすじ
16歳の女子高生片桐瑞穂は風変わりな雑誌を本屋で見つけた。『月刊ペンパル』――それは、文通マニアの専門誌だった。気まぐれに出した瑞穂の伝言に応じてきたのは4人の男女。だが、筆跡も住所も異なる彼らの手紙はどこか異常な匂いに満ちていた。やがて瑞穂は、この4人がじつは同一人物であるという衝撃の事実に気がついた! 文通をやめなければ! だが、顔のない異常者は、すでに瑞穂の自宅へと……。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
今の時代、何でも機械化されたから、文通というのはあまり見かけないけど、「機械化されたから」というよりは、むやみに他人に自分の身元を知らせる情報を与えなくなった。というのもあると思う。
その点、主人公の瑞穂は、そんなことも考えずに住所や名前、おまけに学校の名前まで公開されちゃって、結構マヌケね。って思わずにはいられない。
そういうことは軽く予想できると思うんだけど。。。
確かに、「もし自分が瑞穂だったら」と読んでいくと、やっぱり怖いし、私も気が狂いそうになるだろうと思う。
なのでドキドキして読んで面白かったけど、やっぱり最後は何だか納得できない。
おじいちゃんの苦悩もわかるよ~。
でも、ある意味性格異常者なので、涙流すほどおじいちゃんに、そんなにすぐ感情移入しちゃうかな?
私だったら、何を聞いてもやっぱり怖くて引いちゃうけど。。。
瑞穂って、おバカなほどお人好しだったの?
で、最後の一行も何だか「?」って感じ。