【感想・ネタバレ】記銘師ディンの事件録 木に殺された男のレビュー

あらすじ

世界幻想文学大賞・ヒューゴー賞受賞、MWA賞最終候補。『進撃の巨人』風異世界の本格派ミステリ

帝国辺境で技術省高官が変死した。体から突然、巨大な木が生えたのだ。捜査を開始したアナとディンは十人の技術省技師が同様に死亡し、海から現れる巨獣を阻止せんための防壁が破壊されたと知らされる。帝国を揺るがす事件の謎を二人は解くことができるのか!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今年のベストがもう決まってしまった。
本当に出会えて幸せな一冊。
とにかく面白い!アナとディンのキャラクターも最高だし、世界観も唯一無二でダークファンタジーを兼ね備えているミステリなのがめちゃくちゃ贅沢。

ディンが自分の秘密をアナに明かすところは泣いてしまった。なぜだか自分が救われたような気持ちになる。

訳者のあとがきを読んでびっくり!
アメリカでは去年続編が一冊でており、今年も一冊刊行予定とか。
しかも現時点で五部作の予定らしい
早く読みたくて仕方ない
もはやアメリカ人になりたい
英語の小説を読めない自分を殴りたくなってしまう

最高の小説!

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2026年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

毎年、雨季になると巨獣・リヴァイアサンに侵攻を受ける神聖カナム大帝国。巨獣の撃退に多大な犠牲を払いながらも、まさにその巨獣由来の成分を用いた人体改造で超人を作り出したり、様々な動植物を改変することで生活の質を向上させたりと、薄氷の上といえども長らく文明を維持してきたその帝国で、リヴァイアサンの襲来と時期を重ねるようにして奇妙な連続殺人が起きる──といった筋立ての、ファンタジーであり、SFであり、作品世界がよく作り込まれたミステリ小説。

世界設定は当初は難解に感じられたけれど、登場人物が生き生きとしているからかすぐに物語に没入することができた。
主役のディンとアナはそれぞれのキャラクターも、ふたりの関係性も良く、ところどころで微笑まさせられながら読み終わった。
「記銘師」、「錬薬官」、「数理師」、「言語師」、「怪力師」、「瞬発師」…人体改変を受けた人々(「卓越者」)の能力の種類は突飛で、こうして並べてみるだけでも楽しい。物語の語り方が巧みだから、これらも読んでいてすぐに馴染んでしまった。

解説によれば、続編はすでに本国で刊行済みであり、まもなくシリーズ3作目も刊行予定とのこと。5部作になる予定との話なので、追いかけたいシリーズが増えて嬉しい限り。

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2026年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アメリカの作家、ロバート・ジャクソン・ベネットのファンタジーミステリ。世界幻想文学大賞とヒューゴー賞を受賞し、MWA最終候補というとんでもない作品。

神聖カナム大帝国の辺境の州で、政府の高官が体の中から樹に食い破られて死亡する事件が発生する。完全記憶能力を持つ記銘師のディンは、上司で変人のアナと調査を開始するが…

間違いなく今年度ベスト級の作品。名だたる賞の受賞も納得の作品。
読みやすさもさることながら、ストーリー展開やミステリ的な意外性もしっかりしていて、のめり込んでしまった。
特殊能力や海からやってくるリヴァイアサンなど、ファンタジーの材料でもあるが、それらをしっかりと推理に活用しているところがすごい。
続編もあるらしいので、ぜひこのまま邦訳を続けてほしい。

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2026年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。ミステリ色の強いファンタジー&SFといった感じだけど、犯人・謎解明に向けたストーリー展開が素直に進むので、SF的なガジェットやファンタジー向け設定などが普通に馴染んできてすごく読みやすい。その分、ミステリとしての満足感は浅く、ファンタジー的にも掘ってほしいところはあっさりとかわされたりするので、それぞれのコアなファンには物足りないかも。しかし、シリーズものの第1巻としては満足で、この世界は奥深く、続刊が出たら迷わず手に取ってしまうだろうと思う。出てくるアイテムもそれぞれとても魅力的。おすすめ。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

凄く飲み込みやすい設定、分かりやすくて読みやすい翻訳、こんな楽しいファンタジー小説を買った自分を褒めたい!表紙みた感じもっと堅い感じやと思ってたのに読んだ瞬間にこれは……ってなる。今年1番面白かった!じわじわ捜査が進み、事件の全容が明かされる楽しさプラス、世界設定がどんどん馴染んでくる楽しさもあって最初から最後まで飽きることない。仕事で疲れて1ページしか読めない時でも楽しかった。この本のおかげでこの数週間仕事頑張れましたね。


ファンタジーミステリーものでこれに似た感じの特殊な世界設定、迫り来る脅威なんかは折れた竜骨を思い出しました。

主人公と探偵、他のキャラクター造形がほんと素晴らしい。キャラクターが多いので名前を覚えるのが大変ですが、必殺のメモ帳に名前を書くで乗り切りました。
特殊設定も多くて、鍵、壁、感染症。すごい数の名称が出てくるけどすぐにどういうものか、分かるよう実際に使ってみせるところがあるから理解しやすい。丁寧ですね。
情景描写も人物描写もわかりやすいし、なんていうか重すぎず、軽くない文章なのも嬉しい。
ほんとちょうど良すぎる塩梅でこんな翻訳してくれてありがとうしか言えない!!

続編読みたいなぁ、どうか売れまくって続きが日本で出版されますように。
今年はこの作品を超える小説に出会わせてください神様。


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2026年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いや〜〜面白かった!なかなかグロテスクな描写もいっぱいで想像して うっ ともなるんだけど、幾重に絡んだ謎もヒントがいっぱいなので予想しながら楽しめたしハラハラ展開も不安なる程ひどい事にならなかったので割と焦らず最後まで読めました。

え、あの、ケフェウスその雰囲気ってまさかそういう・・?ってなってからは事件よりそっちがどうなるか気になってしまったけど(笑)だってまさかここまで見てきたあのディンにそんな展開くると思いもしなかったし!!予期せず萌ツボを刺激されてとてもニヤニヤでした。ちなみにこれがどの性別の組み合わせであろうとああいう関係性の生まれ方大好きです。

ただ色んな固有名詞の読み方がなかなか覚えられなくて(錬薬省:アポセティカルは最後まで無理だった)章ごとに毎回ルビ振ってくれてありがとうと思いつつもいっそ全部につけてくれという気持ちでした。
既にシリーズ2冊目出てるし3も出るそうだけど翻訳版はいつになりますか!リヴァイアサンの謎を知りたい気持ちでいっぱいだよ!!

追記
原書2巻目買いましたw

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2026年04月08日

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