あらすじ
※本書はTeamバンミカスより配信されていた『ドグラ・マグラ(まんがで読破)』と漫画内容に変更はございません。ご購入の際はご注意ください。
これを読む者は一度は精神に異常をきたす。
大正末期の精神科病棟。迷宮入りの怪事件を解くカギは、記憶喪失になった青年の脳裏に眠っている。謎の死をとげた担当医が説く「心理遺伝」とは?日本三大奇書のひとつに数えられる夢野久作の代表作を、まずは漫画で。
まんがで読破シリーズ 第22巻
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Posted by ブクログ
漫画にする事で小難しい表現や衒学趣味な部分を取り除いて一本の物語として読むことが出来る。
あの目眩まし小説から(わざと矛盾する情報を提示したり、意図的に様々な挿話を差し込んで来る)、物語だけを抽出すると(様々な矛盾要素はあるものの)実は一本筋の通った話なのだと理解出来る。
犯人は正木教授。彼は自分の研究結果の証明として息子呉一郎を利用。母殺しの洗脳と妻殺しに誘導殺人する。
起こる事件は全部で4つ。
①千年近く前に中国で起こった呉青秀の連続絵巻物殺人
②舞台から2年前の呉一郎による母親殺人疑惑(犯人は正木博士)
③舞台から1年前に起きた呉一郎による呉モヨコ殺人事件(正木博士による誘導殺人)
④囚人治療場で起きた呉一郎による男女5人の連続殺人(心理遺伝によるもの)
一連の犯行のうち、主となる②と③の事件の黒幕は正木博士。彼は自分が斎藤教授より教わった(?)学説の正しさを証明する為に先祖に殺人鬼を持つ呉家に近づく。
"絵巻物を呉一郎に見せれば呉青秀の記憶が、『胎児の夢』により『心理遺伝』が発症する"と目論見が当たる。一郎はモヨコを殺害(実際には仮死)。
保護処分としたことで今度は実験場に入所させる。
上記が本作の簡単なあらましなのかな、と。
『ドグラ・マグラ』が描かれた背景は分からないけど、ロボトミー手術なんかが本当に行われていた当時は、精神病患者の扱いが本当にこんな感じだった為に作られた作品なのかな、と。
あえて、難解に矛盾を孕むように作られているのは、"今のこの状況こそ、ドグラ・マグラ的な状況"、と言いたいが為ではないか、と思ったりします。
Posted by ブクログ
狂った精神科学者がすべての元凶の話。
当時としては画期的な思想だったのかな?
巻き込まれた一郎は可哀想だけど、最後は昏睡してしまってむしろよかったのかもしれない。