【感想・ネタバレ】山猫の夏 【新装版】のレビュー

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Posted by ブクログ 2011年10月10日

南米ブラジルの呪われた町エクルウに現れた「山猫」と名乗る男と、エクルウの酒場で働く日本人「おれ」の真夏の冒険を描いた傑作です。

山猫がとにかく渋くてかっこいいです。
舟戸作品の主人公の中でもピカイチではないでしょうか。

物語自体は正直特筆すべき点はありませんが、ハードボイルド小説にある渋い主人公...続きを読むにわくわくする、あの感覚を味わうにはとても良い作品だと思います。

お勧め。

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Posted by ブクログ 2011年03月30日

正直、女として読むのが辛い場面もあった。
最後も救いはない。
それでこそ『生』かなと。
山猫の生き様に惚れました。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

俺の船戸遍歴スタート地点。
「辞書並みに分厚い」と揶揄されるページ数は読者からすれば大歓迎。
何回も読み返した。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

1982年ブラジルの片田舎を舞台に通称山猫といわれている、弓削一徳とともに、ロミオとジュリエットのような、反目する2家の恋人同士を救うため敵と戦う日本人男性の話。
ブラジルの歴史を研究し、しっかりした裏付けがあり、ほとんどドキュメンタリーのように感じられる壮大な物語で読み応えがあり、引き込まれました...続きを読む

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Posted by ブクログ 2015年07月18日

2015/07/08-2015/07/16
ブラジル東北部の町エクルウは、アンドラーデ家とビーステルフェルト家に支配されている。両家はことごとに対立反目し、殺し合いが絶えない。そんな怨念の町に「山猫」こと弓削一徳がふらりと現れた。山猫の動く所、たちまち血しぶきがあがる。謎の山猫の恐るべき正体はいつ明...続きを読むかされる。南米三部作第一弾。

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Posted by ブクログ 2014年01月11日

壮絶な物語。エグい描写が連発するので、万人向けではないけど、手に汗握る冒険活劇。グイグイ惹きつけられる展開は圧巻。ただあまりの惨さに星を一つ減らしてしまったけれど、それがなければ文句なく星五つ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年02月28日

はじめて船戸与一作品を読んだ。
山猫がしぶくて格好良かったし、ブラジルの田舎町の
雰囲気もとても良かった。
でもちょっと長いというか、いまいちどこがクライマックスなんだろうかって
言うのがよくわからず、それは最後の闘いのところなんだろうけど。
この山猫の続編も読みたいと思ったが、それは残念。
それか...続きを読むら、映画化希望。山猫は三船敏郎で。
今なら、う~ん、やっぱ映画化いらんわ。

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Posted by ブクログ 2011年09月25日

ブラジルを舞台にした活劇小説
先住民が白人に裏切られ惨殺された地エクルウ…
現在のその街では、二つの豪族が対立し殺し合いを続けていた。
街の住民もほとんどがどちらかの陣営に組していて、双方の私兵が小競り合いを続ける中、
ある日、突然、両家の娘と息子が手を取り合って駆け落ちした。
片方の親から娘の捜索...続きを読むを依頼されたのは山猫(オセロット)とよばれる日本人だった…
と、ロミオ&ジュリエットと用心棒を会わせたような展開です。
おもろいっす。
ブラジルにくわしくなるっす。
ピンガ飲みたくなるっす。

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Posted by ブクログ 2009年10月17日

【ネタばれあり】
いや~おもしろかったですね。船戸与一初読でしたが、先入観としては重たい話を書く人かなと勝手に思ってたのですが、なんのなんの、リズミカルな冒険小説であり、主人公「オレ」の成長記でありと、700ページの分量をサラっと読ませてくれて、とても楽しませてもらいました。

特に良かったのが...続きを読む、ダーティヒーロー?である山猫の存在。「オレ」が山猫に惹かれ、成長していく様がとても爽快であり、みずみずしさを与えてくれました。

残念ながら、無敵のヒーロー山猫が死んでしまうところはびっくりしましたが、あれは、彼の育ての親である駒場忠介がそうであったように、良い死に場所、相手を得たからだと思いました。

読書中に船戸作品を10作品ほど入手しました。
これから、船戸ワールドに浸りたいと思います。

船戸与一:初読
読書期間:2009.3.11~.3.31

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ブラジル東北部の町エクルウは、アンドラーデ家とビーステルフェルト家に支配されている。両家はことごとに対立反目し、殺し合いが絶えない。そんな怨念の町に「山猫」こと弓削一徳がふらりと現れた。山猫の動く所、たちまち血しぶきがあがる。謎の山猫の恐るべき正体はいつ明かされる。南米三部作第一弾。

「男なら読め...続きを読む!」私はこの本で船戸氏のファンになりました。
 クライマックスにある山猫の宿敵との追跡劇には手に汗を握りました。女性向けではない小説だと思います・・・

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

辺境冒険エンターテイメント。
ブラジルの照りつける乾いた太陽の下、百年の抗争を続けてきた町は「山猫」の出現をきっかけに不気味にうねり始める…
読んでて夢中になるあまり、電車を降り過ごしました。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

日本随一の冒険小説家、船戸与一の名を知らしめた代表作の一つ。初期の作品の中ではベストであろう。
彼の作品の中には敵に魅力のあるキャラが数多く出てくること。一方、主人公はぱっとしないことが多いのだが、この作品の主人公、山猫の存在感は圧倒的。
強くクールな男が知りたきゃこの本を紐解け!

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Posted by ブクログ 2017年06月19日

失踪した娘の捜索を依頼された謎の日本人が現れたことでブラジルの小さな町が、住民同士による血で血を洗う抗争に発展していく。
相変わらずのハードボイルドさで、いつもどおりたくさん人が死ぬ。
そういう点での安定感はある。
他の作品も同様だが、この作品もまた、裏稼業の美学に殉ずる。

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Posted by ブクログ 2013年09月15日

船戸与一にしては読みやすいエンタメよりの一冊。ロミオとジュリエットみたいなさ。舞台はブラジルで、お酒が美味しそうで、やたら強い日系人が登場して、たくさん人が死ぬ。そんな大好きな冒険小説。

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Posted by ブクログ 2013年03月10日

暴力がまかり通る状況の世界で、
活躍、暗躍する「日本人」

2・26事件にかかわった、父親。

ブラジルへの移民;そして日系人のトラブル。

インディオの抗争ー独立

ブラジル型、「ロミオ」と「ジュリエット」

ロミオは、危機になれば、簡単にジュリエットを裏切る。

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