あらすじ
自分の前にかざした鏡に、後ろからもう一つの鏡をかざして写し合うと、自分の後ろ姿が見える。それを合わせ鏡という。日本人と韓国人が、合わせ鏡のようにお互いの無意識の自分を見るとき、両国は、またとない写し合わせを可能にする。接近すればするほど激しくなる両国人の摩擦、誤解を解く鍵は、ここにあるのかもしれない。その背景を形づくる日韓の文化、社会、言葉、人間模様などを、在日経験豊かな著者が鋭い視点で綴った、好評ルポ・エッセイ「スカートの風」シリーズ、第3弾。
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Posted by ブクログ
面白いです。 読みやすい口語体だし、作者は日本のことも韓国のことも好きで良く知っているから、どちらが聞いても恐らく気分を害しないだろうような書き方で、日韓文化比較をしてくれている。 韓国ではまだまだこういう本は受け入れられないらしいけれど。 ただの外観の差異ではなくて、その奥に潜む気持ちを解説してくれるので分かりやすく、かつ、興味深いです。