あらすじ
戦後、我が国で処刑された死刑囚は六百人以上にのぼる。しかし密行主義といわれる現行の死刑制度の中で、我々は確定囚のその後を知ることは出来ない。彼らが処刑までをどのようにして生き、どのようにして人生を終えるのか……。二十年以上にわたり、“死刑”を追い続ける著者が、世間を騒然とさせた十三人の死刑囚の最期を通して、ベールに包まれた死刑制度の実態に迫る。衝撃のドキュメント!
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Posted by ブクログ
死刑執行までの死刑囚の様子をうかがい知ることができた。
死刑判決を受けるほどの罪を犯した人間が
刑務所内で人間らしい扱いを受け、また教誨師と話す機会を持ち
ほとんどの死刑囚が改心し感謝の言葉を述べ
あの世で被害者に詫びると言い旅立って行くと言う。
罪を犯す前に とどまることはできないのであろうか。
人間らしく扱われていない状況に対して、どうしたらよいのか。
お寺や教会に行けば 僧侶や牧師や神父が教誨師が死刑囚にするように話を聞いたり話してくれるのだろうか。
死刑制度の存続問題についてより
犯罪を起こさない社会作りの方が重要なのではないか。
それとも死刑囚の改心は死を宣告された状況が必須条件なのだろうか。