あらすじ
大学教授、35歳の令子と、その助手を務める27歳の哲平は恋人同士。8歳も年下となると、令子には、哲平は可愛くてしょうがないという存在、一方、彼はそれがちょっと不満――とはいっても、実生活でも、哲平は彼女の助手(?)をするはめに……。ある日、発生した狼男の仕業といわれる殺人事件。でもそんなものが信じられない名コンビ、さっそく事件に首を突っ込んだ! 研究をやめて、けんかもやめて、二人が一致協力して取り組む名探偵の数々、ホラーな味つけの傑作集。
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Posted by ブクログ
赤川次郎の少年時代の経験に、よほど暗い事があるのか、
しばしば赤川次郎の怪奇ものは読むのが怖くなることがあります。
最初の「狼男 町を行く」は、
ほかの殺人事件ものとさほど変わりがないような、
一部推理も入って,標準的な赤川次郎作品だと感じました。
怪奇ものを描けるから,根明なものも描けるのだということが分かりました。
Posted by ブクログ
ホラー文庫にはなっていても、ホラーらしいホラーというよりはミステリーホラー。
大学助教授とその助手が主人公で進むものと、そうでないものの混合で全7作の短編集。
特に大学助教授達が主人公な話がミステリーに近い感じ。